2015年09月09日

なんのための新聞倫理綱領?


 日本マスコミ文化情報労組会議(略称MIC)の反日活動について書いたついでに、日本新聞協会の悪業についても述べておこう。
 日本新聞協会は麗々しく「新聞倫理綱領」を発表している。

 以下のHPに「新聞倫理綱領」が掲載されている。
 読めばごもっとも、立派な文章である。
 ぜひみなさんもご一読をと奨めておきたい。
http://www.pressnet.or.jp/outline/ethics/

 「新聞倫理綱領」の一部を引用すると、
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自由と責任
 表現の自由は人間の基本的権利であり、新聞は報道・論評の完全な自由を有する。それだけに行使にあたっては重い責任を自覚し、公共の利益を害することのないよう、十分に配慮しなければならない。
正確と公正
 新聞は歴史の記録者であり、記者の任務は真実の追究である。報道は正確かつ公正でなければならず、記者個人の立場や信条に左右されてはならない。論評は世におもねらず、所信を貫くべきである。
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 ご大層なことを書きつらねているが、誰でも笑っちゃうだろうが、実態はまったく正反対のことを平然とやらかしている。
 サヨク御用新聞はとりわけ、支那や韓国の意向を受けた反日報道でそれこそ名を馳せてきた。

 一例をあげれば、国家の安全保障や自衛隊に関する政策や法案整備について審議されると(されなくとも)、実態とかけ離れて「正確かつ公正」にあらざる「記者個人の(歪んだ)立場や信条に左右され」た報道が必ずなされてきた。

 安保反対、自衛隊反対のキャンペーンを張り、ただただ政府や自衛隊を非難する報道に終始してきた。
 例えば、60年、70年安保の騒動でも、新聞は日本がアメリカの戦争に巻き込まれる、平和が壊されると大騒ぎをやってのけた。
 PKO(連合国国際組織の平和維持活動)協力法成立のときも、日本が侵略国となると批判していた。

 しかし、アメリカの属国状態は続いているが、戦争に巻き込まれることはなく、PKOもまずまず諸外国から評価される活動が続けられてきた。
 まったくサヨク政党やマスゴミの批判はまちがっていたことが、はっきりしている。

 なのに今度もまたサヨクは、憲法が壊れるの、平和が踏みにじられるの、自衛隊が殺し、殺されるのと、また同じ芝居を打ってきている。
 新聞倫理綱領はどこに? となっている。なのにまだ騙されて安保法案にしゃにむに反対するアホがいる。

 反対するならするで、ちゃんと新聞倫理綱領を堅持してやったらどう? と言うべきであるが、「安保反対」「安倍は死ね」「バカかお前は」と叫ぶ連中は、倫理綱領なんか無視していいから、とにかく反対キャンペーンをやってくれ、と言うのである。
 綱領は法律ではないし破っても罰則はないとは言うものの、これはテメエで決めたいわば憲法のようなものではないのか?

 磯崎首相補佐官による法的安定性の発言では、彼を辞任させろと大騒ぎをするくせに、テメエたちの掲げる綱領との整合性、安定性は知らんぷりとは、どこまでツラの皮が厚いのか。

 要するに、新聞倫理綱領を書いた連中と、日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)とは、同じ人間が書いていると言うべきであろう。

 ところで、8月初めにまたもや朝日新聞が卑劣をやった。
 朝日新聞記者の冨永格(ただし)特別編集委員が、自身のツイッターに、ナチスの旗などを掲げてデモをする人たちの写真を載せ、英語とフランス語で「東京であった日本の国家主義者のデモ。彼らは安倍首相と保守的な政権を支持している」と投稿した。

 富永は長く「天声人語」の筆者をやり、現在は朝日のフランス支局長だそうだ。
 自民党や一般読者の抗議を受けて、朝日新聞と本人は不適切な投稿だったとし、削除した。

 朝日本社は、冨永の投稿について、事実関係の裏付けをしておらず、写真も撮影者の許可をとらずに転載していた経緯について説明したのち、「報道姿勢に疑念を抱かせる行為だったと重く受け止め、社名などを名乗ってツイッターを利用できる「公認記者」から外すとともに、コラム「日曜に想う」の執筆者からも外す措置をとります。」と紙面で回答した。

 冨永のツイッターは、朝日新聞のホームページにある記者紹介のページからリンクが張られていた。富永は、ツイッターの紹介として「あれこれ含め個人の責任で本音をつぶやきますので、ヨロシクでごんす」としている。下品な言葉遣いですな。
 これは個人の責任や言論表現ではなく、朝日という虎の威を借りたキツネだったのだから、処罰の対象になる。

 冨永氏は書き込みを削除し、ツイッター上で「嫌韓デモに参加する人たちには安倍首相の支持者が多いという趣旨でしたが、英語ツイートに『一般的に』の言葉が抜けていたので、彼らがこぞって首相を支持しているかの印象を与えるツイートになってしまいました。失礼しました」と釈明、謝罪した。

 この低度が、朝日の看板である「天声人語」を執筆している。
 富永がこういうことを言いたければ、公平に、サヨクたちはゴロツキ支那を支持し、竹島を奪った韓国や日本人を拉致した北朝鮮がすきな人たちが、安保法案に反対している(一般的に)と書けば良かったのだ。

 かくのごとく、朝日は新聞倫理綱領を蔑ろにしている。
 朝日は富永が「事実関係の裏付けをしておらず、写真も撮影者の許可をとらずに転載していた」ことだけを認めて、削除したと言うけれど、その政治的信条の偏向や歪曲には謝罪しなかった。
 
 富永のやらかしたことは、「記者個人の立場や信条に左右されてはならない。論評は世におもねらず、所信を貫くべきである」としたためられている新聞倫理綱領に抵触する卑劣だと、朝日本社は謝罪しなければならなかったのである。富永の論評はサヨクにおもねているではないか。

 沖縄の論客新星、我那覇真子(がなはまさこ)氏は、沖縄の2紙(琉球新報と沖縄タイムズ)を正す集会で、次のような言葉を語った。(YouTubeより)

 「ある特定のイデオロギー、主張をマスメディアが主導し、支配することの危険性を公に論じることがこれまではありませんでした。マスコミがある特定の思想の主導下にあって、ある政治目的達成のために偏向、情報操作、捏造の報道を行なっても、表現の自由、報道の自由をもって、これを押し通すことができるからです」と。

 まさにしかり。日本の報道機関は、みずから新聞倫理綱領などをおごそかに定めていながら、実際は言いっぱなしで、チェック機能がなかった。
 先の東芝の不祥事などがあると、新聞はコーポレートガバナンスがない、チェック機能がないと非難するが、テメエたちこそ、一番デタラメをやってきたのである。

 沖縄の性悪2紙は、「沖縄の世論は俺たちがつくる」とうそぶく。これはあきらかに新聞倫理綱領違反である。

 報道をチェックすべき政治家も官僚も大学教授も、みんなグルでやっているからである。
 その体制に綻びが生じてきて、チェック機能が働くようになったのは、一つにはネット社会の発展、充実によるのである。






posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☔| Comment(8) | エッセイ | 更新情報をチェックする