2015年09月26日

イソップ寓話に学ぶ団結


 古代ギリシアの寓話作家として有名なイソップについて、悠季真理氏の『哲学・論理学研究 第一巻』(現代社)に解説がある。
 引用させていただく。

     *    *    *

 古代ギリシャという社会は貴族社会であって、その生活は無数と言えるほどの奴隷によって支えられていたのである。現代の羊飼いが多くの羊を持っているように、貴族は無数の奴隷を使役させることで生きていた。羊が反乱しないのと同様に、奴隷の反乱などあり得なかった、そういう時代である。

 かの寓話作家として名高いアイソポス(イソップ、前600年頃)という大学者もその奴隷の一人でしかなかったのである(なおこのアイソポスについては、決して現代の物語レベルの作家と捉えてはならず、アリストテレス『弁論術』の中でもその名が記されているほどの代表的な賢人なのである。

 アリストテレスによれば、当時「寓話」とは政治的弁論の中で用いられたものであり、アイソポスは民衆指導者の演説のために数々の寓話を作ったという。奴隷の身でありながら高い知力を有していたために、後に解放され、王侯貴族の助言者として活躍したと伝えられる)。

     *    *    *

 さてその賢人イソップの寓話のなかに「三頭の牛とライオン」がある。みなさんも子供のころに聴いたことのある話だろう。

     *    *    *

 3頭のウシは、いつも仲の良い友だちでした。外へ出るにも一緒で、いつも仲良く一緒に草を食べていました。
 そこへ1頭のライオンがやってきました。ライオンはウシたちを食べてしまおうと狙いをつけました。
 しかし、いつも3頭一緒にいるので、いかに強いライオンでも襲いかかることができませんでした。
 3頭が力をあわせてきたら、ライオンでもかなわないからです。

 そこでライオンは、ウシたちを仲たがいさせようと思って、それぞれのウシに、
「きみの仲間は、かげではきみの悪口を言っていたぜ。1頭がいなくなると、あとの2頭でそいつの悪口を言い、その1頭がいなくなると、またあとの2頭で悪口をいっているんだぜ」
と、作り話を言って回りました。

 仲良しだったウシたちは、そのためにお互いを疑うようになって、もう一緒に草を食べるのは止めて、1頭ずつバラバラにいるようになりました。
 これを見すましたライオンは「しめしめうまく言ったぞ」と、順番にウシに襲いかかって、3頭とも全部食い殺してしまいました。

     *    *    *

 この寓話は、冒頭の悠季氏の解説を読んだ上でなら、これは政治的弁論の助言として作られたものと理解できよう。
 単にイソップの教訓話をして読めば、悪い奴には気をつけろとか、悪口を言ってはいけないとかのような人生訓的解釈になるだろうが、大本は政治状況を説く目的だったのである。

 したがって、ウシとライオンの寓話は、現在の私たちの政治状況の譬え話として示唆していると見なければなるまい。
 悪い奴はこのライオンのように、私たち日本人をバラバラにしようとしている。そして最後はすべてを餌食にしようと企んでいる。

 悪い奴とはいろいろだが、まずはアメリカ、支那、南北朝鮮、ロシア、在日、共産党、民主党、自民党などであろう。
 アメリカは、日本と支那と韓国北朝鮮を仲違いさせようと画策し、一方の支那は日本、アメリカ、韓国をいがみあわせておきたいのである。

 韓国はアメリカと日本をケンカさせようと謀(はかりごと)を巡らす。
 それが世界の現実だ。副島隆彦が言うように、アメリカだけが腹黒くて「アジア人どうしを戦わせよう」と企んでいて、支那は善玉だなどとウソをつくものではない。

 さらに反日勢力は、3頭のウシつまり日本人を仲違いさせようと奸計を巡らせてくる。
 たとえば原発をとってみても、支那や南北朝鮮らは、日本人のなかに推進派と反対派をいがみ合わせ、分裂させようとしてくる。

 あるいは農協についても、潰して市場原理に従わせろという勢力(竹中平蔵など)と、協同組合として存続させて国家の安全保障に資するべきだと言う勢力とをいがみあわせるよう工作してくる(アメリカや支那だ)。

 今般の安保法案を巡っての馬鹿騒ぎにしても、支那や韓国らは法案の阻止も工作しながら、同時に、日本国民を激しく反目させ、憎悪をかきたてる狙いもあったと思われる。
 そういう意図を、彼らは背後に回って隠しながら、マスゴミにカネを渡し、北京やソウルに呼んで豪遊させ、国民同士のいがみ合いを助長させたのであった。

 「自発的、自然的に集まった」とされる反日学生も、それを支持表明した媚中・副島隆彦も、国民の分裂を支那に指示されて諮っているのである。

 その企みを、絶好のタイミングで阻むことになった事件の一つが、先きごろの鬼怒川などの決壊で自衛隊が獅子奮迅の救助活動を行ったことである。
 災害に遭われた方には気の毒ではあったが、自衛隊ヘリの英雄的活動で、日本人はサヨクに毒されたアホどもを除けば心を一つにすることができた。

 自衛隊を称讃し、感謝することで、日本人は気持ちを一つにできたのである。だから、反日サヨクはクソ面白くなくて沈黙し、マスゴミはできるだけ小さく扱うように仕組んでいる。

 とはいえ、では自衛隊はすべてに渡って日本国民を護るのかといえば、そうではない。例えば革命が起きそうな不穏な情勢になれば、彼らは国民に銃を向けるものである。
 もしくは、日本はなんといってもアメリカの属国だから、アメリカ様が自衛隊に命じて、(極端に言えば)日本国民に銃を向けろと命じれば従わざるをえなくなる。







posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☔| Comment(4) | エッセイ | 更新情報をチェックする