2015年09月29日

国家は民意と権力の意志との対立物の統一


 日本では、新聞は瓦版の昔からお上にイチャモンをつけることで売っていた。
 お上にも咎はあるにちがいないが、大衆は国家の統括もできないくせに文句だけはイッチョマエで、床屋政談が大好き。それにつけ込んで新聞は、「空があんなに青いのも 電信柱が高いのも 郵便ポストが赤いのも」みんな政府が悪いのよ、と言い立てて銭を稼ぐ。

 大衆は昔から妬みだけはイッチョマエにあるから、お上の悪口はいつも大歓迎なのである。

 一方で、新聞記者はどこかの企業の不始末を見つけると、新聞に載せる前に企業におっとり出向いて「こんなスキャンダルみつけたんやけど…」と強請に行く。企業側が参って、巨額の広告を打つから勘弁してちょうだい、と屈する。
 企業は、大衆の正義感というより妬みを恐れて、臭いものに蓋。

 テレビにいつも出ているコメンテーターと称するご仁は、ほとんどが芸能プロと契約している。評論家、作家、大学教授、弁護士、俳優などがそれである。
 青山繁晴氏が「虎ノ門ニュース」で言っていたのは、彼にも芸能プロから誘いがあったそうだ。「ウチと契約してくれはったら、もっとテレビに出られるようになりますワ。ギャラは2桁ちがいまっせ」と。

 つまり芸能プロに属していないと出演料は1万円、でも芸能プロと契約すれば100万円になる、そういう世界なのである。自由にしゃべっていいんですよと言われるけれど、100万円ももらったら、芸能プロの意向に逆らえるわけがないから断ったそうだが。
 
 つまりは、日本のテレビ番組は局ではなく芸能プロが仕切るのである。その芸能プロは、ほとんどがザイニチ系で、抱えているタレントも大半がザイニチとなっている。

 だからザイニチが、テレビ局にお笑いであれ、ニュースであれ、言いなりの発言をするタレントや評論家らを送りこんで、反日的番組を垂れ流す。
 安倍政権(に限らないが)のやることに、いちいち楯突いて、悪口を書き、貶める言動をやらかすのは、隠されているがそういうカラクリがある。

 国会前で、無法の抗議集会を開いて「アホかお前は!」「ファシストくたばれ」と、安倍首相に向かって罵倒していたあの大学生たちも、マスゴミにやたら出ずっぱりになったのは、ザイニチ芸能プロまでが絡んだ仕掛けなのである。
 ああそれなのに、それなのに、媚中副島隆彦は彼ら学生を優秀だ、歪んだ考えがない、などと褒めちぎった。

 安倍政権は安保法案が可決されたから、これからは経済立て直しに全力をあげると宣言した。
 すると、いつものパターンだけれど、サヨクマスゴミはいっせいに政権の悪口を言い始めた。

 皮膚病は掻かずにいられない、マスゴミは政府の悪口を言わずにいられない。
 余談ながら、アトピーなんかは掻くから悪くなるのであって、放っておけば治る。食べ物のせいなんかじゃない。だから皮肉でいえば、マスゴミが政府の悪口をやめたら、世の中はもっと良くなる。

 安倍政権がこれから経済に軸足を移すのは、国民に不人気で批判も多かった安保法案や原発再稼働、あるいは戦後70年談話などで支持率を落としたから、その退潮局面を打開するために経済重視の方針を改めて打ち出すのだ、と解説する。

 これは相当醜悪、勝手な憶測である。日本を戦争ができる国に、アメリカの戦争に巻き込むために、思いっきり右傾化しているから、そこから国民の目をそらすために、経済問題に目を向けさせようと奸計を巡らしている、とまじめな顔で解説する。それが「優秀な」大学を出た論説委員さまや編集委員さまたちなのである。

 根っから妬み根性の大衆は、欣喜雀躍して形ばかり眉をひそめて政治不信と偉そうに言う。政治家はいつも私利私欲で政治を決める、今度もまただ、と。
 しかし大衆を、そういう政治不信にしているのはマスゴミなのである。それがマスゴミのビジネスではないか。

 政治家が私利私欲や、地元の利益を優先させるのはたしかにけしからん話である。実際にあるのだから、是正するにしくはない。
 しかしそういう事態は国家のレベルで考えた場合は、現象論である。

 サヨク護憲派は、「民意を無視した」とわめくが、国家とは簡単に言っても、他共同体との対峙ないし、支配と被支配の関係であって、民意だけで成り立つものではない。
 民主主義なんだから民意が第一だとか、三権分立だから司法判断(それも憲法研究者にすぎない愚か者や、元最高裁判事なんかの私人)だとかは、国家の本質からいえば、些末なことである。

 そういうことは、サルの研究、ヒトの研究、そして人間とはの研究を踏まえなければ究明できないことである。現代の国際関係や現代日本の体制だけでわかった気になってはいけない。
 そこは大衆に分かれと言っても無理だから、大学教授や政治家、メディアの本来の論説委員などが説かなければいけない事柄なのである。

 それを勉強しないで、大衆におもねる記事ばかり書くからアホか、というのである。
 国家を成りたたせるには、民意と国家権力の意志との対立物の統一、つまり二重構造で捉えなければならないのである。

 もしも、某国が日本に侵略してきた場合に、民意は反撃してはいけない、何があっても戦争は嫌だとする見解が過半数を占めるかもしれないが、国家権力は民意なんかに左右されずに国家意志として戦うことを選択しなければならないのであるから、である。

 沖縄の基地問題も、サヨクどもはここが何もわかっていない。民意が辺野古移設に反対だから、それが全てに優先する、などと途方もないバカを叫んでいる。国家の本質が他共同体との対峙である以上は、国家意志で他共同体の対峙を最優先の問題にしなければならず、それがために国家意志として決定したことは遂行されなければならない。

 その原理を研究してこそ国家学とも言えるし、その国家学のなかの憲法論の究明を為すのが、本当の「学者」である。すでに書いたが、憲法と新しい法律の整合性なんかを調べるレベルでは「学者」と称して良いわけがない。

 媚中副島隆彦はHPで、「私、副島隆彦のような、総合知識人で、世界基準(ワールド・バリューズ)で、コツコツと知識を積み上げることのできる人間が増えないと、日本は、知能をヤラれている…」(9月21日付)としたためていい気になっている。だが、世界基準つまりは欧米白人社会の基準なんてものを云々するのは再三言うように、評論レベルであって学問ではない。

 その低度だから、必然、媚中副島は安保法案反対の愚にもつかぬ主張をわめく学生(民青)を褒めちぎってしまうザマをさらすしかなかった。本当は国会前で人様の悪口を言っていないで、ちゃんと国家とは何かを学問レベルで勉強しなさい、政治に口を出すのはそれからだよ、と諭してやるべきだったのに。

 しかもマスゴミ自身に政治家はアホだとか、不潔だとか、正義を振り回す資格があるのか?
 貴公らも政治家と一緒に、大衆の見えないところで旨い汁を吸っているではないか。

 官房機密費はどうした? 首相外遊にひっついて政府専用機にただ乗りしているのはどこのどいつだ? なんだかんだと国民から集めた税金にハエのごとくにたかっているのが記者ではないか。
 そのくせ、俺っちがバカな大衆を指導してやるとの傲慢不遜をかます。

 マスゴミが根底的に愚かなのは、いかにもお上は間違いも冒すし、私利私欲の腐った政治家も多い、だからと言って国家の全否定に及び、国家は悪だ、国民は個々の人権や自由勝手を楽しめばいいんだ、とまで突き進んだことである。
 国家学がな〜んにもわかっていない。

 大衆は政治家への妬みや怒りでいい気になって、そうだそうだ、国家がなければ税金はとられないし、徴兵もなくなる、戦争だって拒否だ、と浮かれた。





posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☀| Comment(1) | エッセイ | 更新情報をチェックする