2015年11月25日

白人崇拝で曇る目


 日本人の、とりわけマスゴミの記者どもの欧米崇拝にはうんざりすることが多い。
 以下は毎日新聞11月24日付の1面に仰々しく掲載されたコラムで、「英王立防衛安全保障研究所のトム・キーティング金融犯罪・安全研究センター長に、テロ資金を巡る現状や対策を聞いた」との内容である。
 日本のチンケな新聞が、白人を奉っている醜態をみてほしい。

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 ◇国境超えた情報共有を
 過激派組織「イスラム国」(IS)は住民への課税や石油密輸によって支配域内で資金を稼いでおり、資金源を断つのは容易ではない。空爆で石油関連施設や輸送車両を破壊し、収入の半分を占めるとみられる石油密輸を妨害するしかないだろう。
 (中略)

 ほとんどの国でテロ組織への資金提供が処罰対象になるなど法整備は進んだが、有効打になっていない。欧州連合(EU)での情報共有の仕組みは整備されつつあるが、中東など域外と情報交換するネットワークは不十分だ。国境を超えた情報共有の仕組みを構築しない限りテロ組織に後れを取る。組織ごとに資金源も異なり、対策を練る必要がある。

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 英王立防衛安全保障研究所所長という肩書きで恐れ入っているようだが、ほんと、間抜けな新聞だ。昔からイギリスは海洋国家であるし、海賊国家だったから、その伝統でこうした情報機関は充実している。イギリスの国益にかなうように、世界中から情報を集め、工作している。

 そういうスパイ組織のひとつが、各国に情報提供しろと言って、実現するとでも思っているのか、毎日新聞は?
 イスラム過激派のテロ対策だと、錦の御旗を掲げたら、そうだそうだと世界中の国が貴重な情報を提供しあうと信じるのは、おそらく日本だけ。

 「国境を超えた情報共有の仕組みを構築」することが大事だから、日本も進んでこれに協力して、テロを防がねばならない、と三流左翼新聞は、安倍政権にもの申しているわけだ。日本だけが貴重な情報をアメリカやEUに渡せと? こういうのは所詮建前だけだ。
 各国いろいろ事情もあり、思惑もあって、そういうことが出来ないのだから、反面で「自称イスラム国」が跋扈できるのである。

 あるいは「自称イスラム国」を跋扈させるために、国事に嘘の情報を流したり、ときに本当を知らせたりしている。
 例えば、トルコの力を弱めようとしてイスラエルがイスラム過激派の嘘情報をトルコに渡すとか、もしくは敵対しているイランに本当の情報を渡して、それが却ってトルコを弱体化させるためだったり、入り乱れている。

 またそれぞれの国は、仮に「自称イスラム国」がテロを起こして何百人が死のうと知ったことではなく、一応つきあいで哀悼の意を表明するだけだ。
 イスラム過激派を自分たちの都合で利用したり、敵対してみせたり、情報を売ったり、なんでもありをガンガンやっている。
 そういう現実を新聞記者は知りもしないで、馬鹿の一つ覚えで、「英専門家」のご見解を拝聴つかまつってくる。

 こんな程度の常識は、スパイ小説でも読めばわかるようになる。スパイ小説は、元スパイが退職後に本当にあった話を、脚色して小説に仕立てるケースがままあって、そのままの事実では明らかにはされないが、一般的な話として読めば、その恐ろしい世界がわかってくる。新聞記者はそういう勉強すらしていない。

 冷戦時代にソ連の原潜がアメリカに亡命した事件があったが、メディアには徹底して伏せられた。すべては闇から闇。公式記録にはいっさい残らない。のちに小説と映画になった。ショーン・コネリーが主演した「レッド・オクトーバーを追え!」はその実話が元になっているはずで、しかし完全なフィクション仕立てにしてある。

 それから過激派の資金元が、住民への課税や石油密輸、テロリストの個人的借金だと記事に書いてあるが、そういう例がないではないだろうが、奴らが本当のことがバレるようなへまはしない。
 どこかの国の諜報機関や、民間軍事会社、支那共産党などが、さまざまな思惑で自称にカネや武器を渡しているのであり、絶対に表沙汰にはなってこない。

 日本でいうなら、政治家や大企業が自分では手をくだせない闇の取引のために、暴力団にカネを渡して殺人やら恐喝やらをやらせている。それと同様のことが、アルカイダやISや北朝鮮工作員やらを使って世界規模で行なわれている。
 そんな資金は表には出てくるわけがない。

 児玉誉士夫の闇のすべてを、日本の司法は明らかにできなかったし、明らかにする気もなかったし、手を付けようとした者がいたら、殺されていたにちがいないのである。マスゴミだって追及できなかったではないか。

 テロリスト個人が街金からカネを借りて…小遣いで手榴弾を買った…という例は先にも言ったようにないではないだろうが、こんなことを真面目に信じている毎日新聞記者が嗤いものになるだけである。
 白人を正義の味方と思っているかぎり、毎日新聞記者のアホは直らない。





posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☀| Comment(0) | エッセイ | 更新情報をチェックする