2016年03月08日

実体の歪みが認識の歪みを起こす


 前回と前々回のブログに続いて、認識と生理の問題を取りあげたい。
 世の中には夫婦喧嘩が絶えない家とか、亭主が酒癖が悪くて困るとか、なにかにつけて夫が不機嫌で女房に当たり散らすとかの例があって、別居、離婚に到る話はよく聞く。

 もしくは、子供が成績が悪い、素行が悪くなった、親がなにを言っても不貞腐れる、といった例も多いだろう。
 表面的に家庭を装っていても、内実は悲惨でただひたすら耐える日々という…そんな家は案外多いのではないだろうか。
 
 せんだっては本ブログで篠原勝之の私小説をくさしたが、彼の場合、父親が常に機嫌が悪く子供にめったやたらに暴力を振るった。ちゃぶ台返しは日常茶飯事。

 こういう事例では、たいていは認識の問題とか性格の問題とかで片付けられる。もしくは片付けられなくて悩む。「いくら注意しても効果がない」とか「もって生まれた性格だからしょうがない」と投げてしまう。
 ほとんどの場合、実体の問題があるはずと思う人は少ない。

 先日、ある男性で非常にキレやすいために家族が困っていると聞いたので、天寿堂整復院の稲村氏に尋ねたことである。イライラしがちでキレやすい人は、東洋医学では治療の方法はないのだろうか、と。
 すると稲村氏は、経絡でいうと胆系や肝系が悪くなっている人は、怒りっぽくなるとおっしゃっていた。胆系は胆嚢の病い、肝系は肝臓の病いがあるということで、これを治療すれば、穏やかな性格になるそうだ。

 西洋医療でも、例えば副甲状腺はカルシウムの代謝の仲立ちをするホルモンを分泌する器官だが、これが障害されるとカルシウムが不足してくる。そうするとイライラする症状が発現してくる。
 蓄膿症では集中力がなくなる、
 こうした例のほかにも臓器の異常、神経の異常、皮膚病、などなど様々な病気が、認識に影響して怒りっぽい性格にしていることがあるはずである。

 麻薬中毒者が、薬が切れると暴力をふるう、なんてこともそういう例と言えよう。
 いつもイライラしている、キレやすい、陰気、すぐ飽きる、落ち着きがない、などといった場合、実体の障害をも疑わなければならない。
 本人は実体歪みのゆえに認識に異常が起きるとは努々思っていないので、東洋医療を受けようとはしない。

 むろん西洋医療では相手にもされない。病院に行って、どうも怒りっぽいとか、性格が陰気で困ると訴えても、「なんなら脳神経の検査をしますか?」と言う答えが返ってくるだけだろう。あるいは「カウンセラーを紹介しましょうか」とか。本当に西洋医療は怠け者だ。

 そのカウンセラーは、相手と話をすることでしか改善できないと思っているだろうが、実体の病いがそうさせているとは思ってもいない。よくそれで務まるものだ。
 カウンセリングが有効な場合を否定しないが、東洋医療を受けたら一発で性格の歪みや精神的悩みがふっとぶことがあるのである。

 篠原勝之の私小説では、父親がつねにイライラして家族にあたり散らしたそうだが、鍼灸院にでも行って鍼を打ってもらって、食生活を改善していたら、穏やかな明るい家庭になって、篠原も悲惨な人生を過ごさなくて済んだ可能性はとても高い。たったそれだけのことだったのだ。

 小説家の太宰治は、パピナール中毒で何度も自殺未遂をやらかし、最後も睡眠薬を大量に飲んで入水自殺を遂げたけれど、もし天寿堂のような「治してくれる」東洋医療に出合っていたら、死なずに済んで、かつ偉大な文豪になったかもしれない。

 多くの日本のいじましい、悩んでいるのが常態の小説なんてものは、作家がまともな生活をし、身体の歪みを東洋医療で治しておけば書かれずにすんだものばかりだ。

 幼子を虐待して殺してしまう親があとを絶たないようだが、そういう親はまず鍼灸院を訪ねて治療を受けるべきである。
 だが、カウンセラーとか西洋医療の医者は、思いもよるまい。その人の個性だ、で逃げている。
 こういうことを扱うのが認識生理学であるが、医者は学ぼうともしない。
 
 本ブログで何度も取り上げてきたが、赤ん坊に粉ミルクを与えてしまえば、子供は牛の脳(実体)にさせられる。母乳のように、人間のDNAが親から子へちゃんと継承されない。牛化した脳で認識をあやつることになるから、キレやすい性格、落ち着けない性格、忍耐できない性格になり、なかにはLGBTにもなりかねない.

 冒頭に述べたように、家庭不和で離婚の危機にあるという方は、まずは「治してくれる」東洋医療治療院に受診して、体調を整え、歪みを取ってもらって、それでもダメなら別れても仕方がないとすべきだ。

 また、子供の成績が悪くなった、勉強しない、不良化したなどと心配なのであれば、説教するだけでなく実体の歪みが考えられるのだから、東洋医療を受けてみることをお勧めする。鍼は嫌だ、他人に触られるのは気持ちが悪いと言うかもしれないが、いっときの痛みを我慢しないで、バカのまま一生棒に振るほうが良いのか?
 それと食事の改善や睡眠の正常なとりかただ。

 錦見有恒様の事例のように、病院では治せない、発見できない身体の歪みが考えられるからである。
 この大いなる誤解は、実体(脳)と性格(認識)が別物として「ある」としていることだ。人類はこの迷妄から抜け出なければならないのに、それができないから多くの不幸を招く。肉体が死んでも霊魂(認識)はこの世に残る、という勘違いにもつながる。神様がいるとする宗教の迷妄にもつながる。




posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☁| Comment(0) | エッセイ | 更新情報をチェックする