2016年04月09日

パナマ文書とタックス・ヘイブンの真の狙い


 今月に入ってから、突如、“パナマ文書”公開事件が発生した。委細はもう周知のことだろうから、省くが、ここではそもそも租税回避地(タックス・ヘイブン)はなんのためにあるのかを考察してみたい。

 世界の金持ちは税金逃れのために、タックス・ヘイブンに資産を移す。自身の場合もあるが、たいていは妻や子、兄弟などに口座を作らせている。毎日新聞は合法であり「節税」だと解説していたが、国民には酷税を課しておきながら、権力者はずるをきめこんで税を逃れるのが許されるわけがない。

 今回のパナマ文書でも明らかになったが、昔から資産家や政治家などがタックス・ヘイブンを利用する。
 それを合法的にしているのは、ユダヤ金融資本である。金融のほとんどが当然、ユダヤ人の支配であるから、タックス・ヘイブンもユダヤの仕掛けである。

 ユダヤ金融機関としては、権力者に脱税を助ける代わりに、ユダヤの方針に従順になるよう手なずけるためである。
 パナマ文書暴露以降、これを指摘した評論家やジャーリストは、私の知るかぎり、いないかに見える。

 話はちょっとずれるが、映画『グレース・オブ・モナコ』(2013年 フランス制作)は、妖艶な女優ニコール・キッドマンが、王妃グレース・ケリー役をやった。
 モナコ公国とフランスのド・ゴールの対立を描いた緊迫した話だった。

 1962年。フランス大統領ド・ゴールは、アルジェリア独立戦争の戦費を得るため、モナコ政府に対し、モナコ国内にあるフランス企業から税金を徴収しフランスに支払うように要求する。モナコ国王は「モナコの国家基盤を揺るがす」として徴税を拒否するが、ド・ゴールは「要求を断るなら、モナコをフランス領として武力で併合する」と声明を発表し圧力をかける。モナコは、グレース王妃の一世一代の大芝居でこの危機を乗り切るという物語。

 史実とフィクションがないまぜなのだろうが、のちに彼女が交通事故を装って殺害される闇があり、この映画はその場面を描いていないが、暗示的である。
 日本人になじみの薄い、観光地としてしか知られないモナコがどんな国かがわかる。モナコもタックス・ヘイブンとしての国で成り立っている微妙な立場が描かれていた。

 フランスその他の貴族、資産家が、モナコ、サンマリノ、マン島、スイスとかに税金逃れのためにカネを預ける。
 だから何もカリブ海の小国ばかりが、タックス・ヘイブンではなくて、昔から行われていたのだ。
 
 ある私立の学園も、毎年莫大な裏入学や寄付のカネが入ってくるので、経営者はスイスに口座を持っていた(と噂を聞いた)。
 世界的に活躍するスポーツ選手も、スイスとかに住居を持って、税金逃れをやらかしている。テニス、スキー、サッカー、F1の有名選手は当然やっているだろう。

 ユダヤの金融機関が、そういう卑劣な租税逃れを許容しているのは(誘導しているのは)、脱税をしている連中の弱みを握ることで、言いなりにするためである。これは私の推測だが、当たっているはずだ。どこを探したってそんな証拠は出て来ないだろうが、ユダヤ勢力に観念的二重化(立場になってみる)すればわかることだ。

 ところで、今度のパナマ文書では、ロシアのプーチンや中共の習近平らが、タックス・ヘイブンを利用していると暴露された。どこまで本当かはわからないながら、そうだとすれば、これまでややもすれば、プーチンや習近平は、アンチ・ユダヤ金融資本ではないか、だからユダヤ=アメリカの世界秩序に反発しているにちがいない、と推測する声があったけれど、それが覆ったのだ。

 やはりプーチンも習近平もタックス・ヘイブンをユダ金に利用させてもらっている以上は、彼らの手のうちなのである。対立しているようで、八百長。彼らも西側ユダヤ機関に隠すより手がないのは面白いと述べた人もいたが、彼らもその仕掛けに乗らなければ生きていけない。
 また、アメリカ人が誰もこのパナマ文書で挙げられていないのは、不自然だと言われる。そのとおり、ユダヤが脱税している権力者を表沙汰にしたのは、プーチン、習近平を黙らせようと言うこともあろうし、その他権力者を脅すためでもあろうかと思う。

 逆らうと、こうなるぞ、という見せしめ。
 さて、さて、タックス・ヘイブンには皇室も口座を持っているにちがいない。終戦間際に、昭和天皇はスイスの口座から皇后名義で赤十字社に寄付することで、連合軍の追及をすり抜けようと画策したことは、もう明らかになっている。アルゼンチンにも海軍で潜水艦で金塊を運んだとも言われる。そうした闇のカネが、果たして表に出るのか出ないのか。
 妙な楽しみができた。



posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☁| Comment(5) | エッセイ | 更新情報をチェックする