2016年05月07日

川内原発は停止させるな


 またぞろサヨクどもが、熊本の震災があったので、近くの川内原発を停止させろと騒ぎ始めた。地震で原発が壊れたら大変だと。
 サヨクは感情論に訴えるしかできない愚物である。「原発は恐い」の感情を煽り立てる。先くぐりだ。
 危険なのは原発だけではない。飛行機もクルマも、医療機器も薬も、家の中も、100%危険でないところなどどこにもない。

 「虎ノ門ニュース」4月21日に青山繁晴氏が原発の安全性について手短に語っていた。
 川内原発を止めろと言う声があるが、熊本の地震で川内原発にかかった力は8.6ガル(gal)だった。ガルとは地震に関わる振動加速度の計量で、この場合は建物に瞬間にかかる力である。

 原発が揺れを感じて自動停止するのは160ガル。原発が地震の衝撃にどれくらい耐える造りになっているかというと、620ガルである。
 で、青山は「160ガルで自動停止する原発をたった8.6ガルで止めるのか。それなら技術というものの信頼はいっさい持ってはならぬことになる。全部、感情論でやることになってしまうから、それがどれほど間違っているかを理解してほしい」と述べていた。

 まったくそのとおり。
 不通になっていた九州新幹線も4月27日には再開した。まだ余震の怖れもあるのに、反原発信者どもは、これに文句は言わない。野党も言わない。新幹線も丈夫だが、原発はもっと頑丈に造られている。なのに、新幹線の再開は良くて、原発は問題なくても止めろと、ムチャクチャを言う。

 毎日新聞4月28日の社説は「地震国と原発 常に用心深くありたい」と題して、このガルの問題を取り上げていた。
 「断層帯で最大8.1の地震が起きた場合でも150ガルにとどまるというのが審査時の評価だ。 確かに、これだけを考えれば問題はなさそうに思える。しかし、それはあくまで、地震が想定の範囲に収まった場合だけだ」

 と、こういう論法で大衆を騙しにかかる。「さも」心配しているかに、「いかにも」理屈らしく見えるが、「ダモクレスの剣」ではあるまいし。「常に用心深くありたい」って…、「杞憂」の故事を笑えないレベルである。
 ならば家に住むなよ。海岸に近づくなよ。普通の木造住宅が地震で倒壊する危険性は、原発が傷害を受けるよりはるかに高い。「常に用心深く」というなら、住めないことになる。
 「住宅が安全なのは、地震が想定の範囲に収まった場合だけだ」と言ってみろよ。

 想定以上のマグニチュード10とか20とかの地震が来たら、原発が壊れるに違いない、というのだが、そのときはビルも家屋も鉄道も道路も全部壊れる。毎日の論説委員は、家屋も鉄道も安心じゃないから、造るなと言っているのと同じである。

 青山氏のいうとおり、そんなことなら技術への信頼はいっさい持つな、感情論だけで生きろ、と強要することになる。毎日新聞論説委員はここまでアタマが悪い。
 
 NHKのニュースを見ていたら、あるNGOがチェルノブイリに行って調査してきたとの話だった。要点は、チェルノブイリでは事故の影響で甲状腺癌の人はいくらか発生したが、それ以外の癌患者はみつかっていないとIAEAが発表しているにも関わらず、このNGOのド素人調査団は、噂では甲状腺癌以外の癌もあるのではないかと言われた、だから福島第一原発の事故のあと、癌患者は一人もいないと公式発表があるが、信じられない、もっと調べるように関係機関を追及すべきだ、とのたまう。

 IAEAは権力の手先だから信用ならんと主張することができないわけではないが、ならば反原発派の科学者が言うことなら信じるのか? ド素人のNGOが、どうしてそんな図々しいことが言えるのか。反原発のバイアスがかかるのは正義か?
 NHKはこういうくだらないニュースを垂れ流して、原発を恐い恐いと煽っている。本当にタチの悪いサヨクメディアである。勉強しない大衆は、NHK様が言うなら、本当なんだろうと信じる。

 NHKも反日サヨクも、青山繁晴が言ったようなごく簡単なガルの説明すら無視して、原発反対だけに極端に偏った情報を流す。本当のことが暴露されると、自分たちの活動が疎外されるのは嫌なのだ。
 反原発を唱え続けることで、サヨクは労働組合から組合費をふんだくって懐を肥やしてきた。組合費を搾取されている労働者が、サヨク政党やサヨクNGOがウソだらけだと分かったら、怒って組合費を拒否するようになる、となればサヨク労組は干上がってしまう。

 関西電力高浜原発の稼働差し止め判決もひどかった。大津地裁の裁判長ははじめから「差し止め」の腹づもりだったのだ。
 原子力規制委員会が策定した、世界で最も厳しい新規制基準による適合審査が合格して、再稼働したばかりなのに、同原発から70キロ圏内の(それほど遠い)滋賀県のサヨク住民が起こした仮処分申請で、運転を差し止める判決を出した。

 高浜原発については、原子炉等規制法によって安全を確保して建設されているにもかかわらず、その法体系を大津の裁判長は一顧だにしなかった。この法は、世界中で共通の規則体系である。多くの技術者が膨大な実験を費やして解析評価を決めたものを、ただ「恐い」、ただ「もしかしたら事故が」の感情だけで、踏みにじった。

 マスゴミも裁判長の言うとおり、関西電力が説明を尽くしていないので危険だと、画期的なすばらしい判断を示したと有頂天になっていたが、世界で認める基準がド素人のくせにダメに決まっていると断じたのだ。いったいどうすりゃいいんだと、関西電力は呆然となっただろう。サヨクどもと裁判長は、大企業たる電力会社をいじめて溜飲をさげているのだ。

 原発のエンジニアたちは、よく勉強し、研究・工夫して国家のために努力して安全性を確保してくれてきた。二見喜章の『原発報道に異議あり』を読めば、彼らの奮闘ぶりと誠実さがよくわかる。
 労組から組合費をふんだくるしかやって来なかったサヨクどもと比べて、どれほど人間として信頼できるか。エンジニアへの恩沢をサヨクは考えもしない。
 原発をなくせば、支那や韓国が喜ぶから反原発をやっている。ウジ虫のような奴らである。

 さらに北陸電力の志賀原発についても、原子力規制委員会が廃炉にしろと勧告した。原発が活断層の上に立っているからだと言う理由で。サヨクメディアは欣喜雀躍。
 彼らの言う活断層は、マスゴミでも喜んで使われる用語だが、12万〜13万年前以降にずれた可能性が否定できない断層を「活断層」と定義している。さして科学的根拠はない。地中のことはまだほとんど分かっていない、とすべきを、それでは研究者に税金の補助金がもらえないから、「さも」「いかにも」の話を作る。

 プレートテクトニクスは、昔は「仮説」として教科書に載っているだけだったのに、いつの間には「定説」になった。研究者やマスゴミが「わかりやすい」と紹介しているうちに、とんでもないことになった。こんなものを「理論」と呼ぶのはおかしい。大陸が移動するなんてのは妄想だ。

 熊本の地震でも「活断層」という言葉がしきりにマスゴミで踊って、今にも断層がズレるかのように人を不安にさせるが、「12万〜13万年前以降にずれた可能性が否定できない断層」である。それに、いわゆる活断層にだけ地震が起きると決まっているわけではない。

 規制委員会が2013年に勝手に決めた新しい規制基準であって、その上に原子炉建屋を置くことを禁じているが、それまでこういう禁止規定はなかった。志賀原発1号機の建設が開始されたのは1988年であり、2013年に改正された法律を遡及適用して廃炉にしろとは、嫌がらせであり、営業妨害である。

 「事後法」を何にでも適用していいとなったら、これは法治国家とは言えない。連合国がやらかした「極東裁判」のリンチと同じだ。

 評論家・池田信夫は自身のブログ(4月28日付)でこう書いている。
 「2基で7000億円の建設費がかかった志賀原発は、北陸電力の最大の資産であり、国がこれを何の法的根拠もなく廃炉にすることは、憲法第29条に定める財産権の侵害である。先週の記事でも書いたように、立憲主義とは「個人の権利・自由を確保するために憲法で国家権力を制限する」ことであり、委員会の措置は立憲主義に反する。

 安保法をめぐって「立憲主義を守れ」と騒いでいる人々が、このような巨額の財産権侵害に沈黙しているのは奇妙だ。彼らは憲法で守られるのは正義の味方の人権だけで、悪い電力会社の財産権は侵害してもよいと考えているのだろうか。」

 この通りである。
 もうひとつ、青山繁晴氏は「虎ノ門ニュース」(4月28日)で、原子力規制委員会の委員長・田中俊一は、原子炉の壁の専門家にすぎないと解説していた。素人同然なのだ。
 ひどいのは規制委員会を実質牛耳ってきたのは東大地震研のボス、島崎邦彦で彼は元規制委員会委員長代理で、地震予知連絡会の会長もやっていた男だったが、彼が地震研の利権をぶんどるために、「活断層だ、活断層だ」と騒いできたのである。

 日本はそもそも活断層(何万年前にズレたかもしれない地層)の上にたっている国で、人によっては8000か所もあるという説もあるくらい、どこもかしこも活断層なのである。それが危ないというなら、飛行場も高速道路も石油コンビナートも、重要な施設は建てられないことになると青山氏は指摘している。

 原発の世界はひどい縦割りで、横断的連絡もなく、総合的判断もできないでいる。学者どもはテメエの利権のために原発を利用している。こういう実態に安倍政権はメスを入れるべきなのに、放置している。人工地震か!と煽るだけでなく、このありようを問うべきではないのか。




posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☁| Comment(5) | エッセイ | 更新情報をチェックする