2016年05月21日

子供のボクが言うのもなんやけど(舛添批判篇)


 ちょうど1年ほど前(6月8日)に、ボクはウチのお兄ちゃんがAKB48に入れ揚げているのを嘆いたんやけど、今日はまた書かせてもらうデ。

 金曜日にウチのおかんといっしょにテレビ見たってん。東京都知事が偉っそうに記者会見しとったワ。30分ほど見てたんやが、アホらしゅうなってボクもおかんもテレビ消してもうた。
 何を聞いても同じセリフ。「第三者の弁護士に政治資金報告書の精査を依頼する。厳しい公正な立場で助言をいただく」のくり返し。
 追及する記者も、ぜんぜん迫力なし。都民に代わって追及するのでなくて、ご見解を賜わりたいだから呆れるデ。

 うちら大阪市民やが、東京都民だったら、あのハゲ野郎に腐った卵を投げつけているワ。大阪府も、横山ノック、太田房江、橋下徹とろくでもないゲスが知事をやらかしてきたけど、東京も、青島幸男、石原慎太郎、猪瀬直樹、それにきわめつけのゲス・舛添と、ひどいもんやねえ。同病相哀れむや。

 ボクのおかんはテレビに映る舛添に向かって「アホンダラ。お前のやったことは今のところ“犯罪性”なんや。“犯罪”は司直の領分やが、“犯罪性”は有権者の判断でええのや。“犯罪”かどうかは、弁護士の判断を仰ぐのは勝手やデ。けどな、“犯罪性”は、今すぐ有権者に進退を申し出て説明する責任があるのや」と罵っとった。テレビに向かって言うてもしゃあないやろ。

 舛添の疑惑については、いろいろ言われるだろうから、ボクは別の感想を言ってみたいんや。
 同じ子供の立場で思うんやが、舛添にも今の女房のとの間に子供が二人いるのや。子供がこの親の不始末で、どれほどの被害を被っておるか、ちゅうことや。学校でいじめられとるはずや。

 当たり前や、いじめがいいとは言わへんけど、子供に「お前の肌着は税金で買うたんやろ」「お前の鉛筆も税金ネコババしたんやな」と言われて、子供は反論でけん。「お〜い、ホテル三日月」なんてあだ名もつけられるに決まっとる。

 それが子供には一生ついて回るんやデ。へたしたら孫の代まで祟る。「お前の父ちゃんは税金ごかましよって」とか「おじいちゃんは犯罪者やろ?」と言われ続ける。舛添本人は、もし糾弾されても弁護士が「合法でっせ」と言うたら逃げ切るつもりやろが、子供には一生冷笑がついて回るんや。子供に罪はないんやデ。

 アホやねえ、舛添は。これが人の気持ちがわからない受験秀才の成れの果てや。舛添は家に帰っても、俺一人が苦労してるてな、苦虫噛みつぶしたような顔してるんとちゃうか。

 今のまだグレーのうちに、疑惑を持たれた以上は、潔く辞任します、と言うてたらまだ悲劇は最小で止められたのに、悪あがきしよってからに、子供のために墓穴をせっせと掘りよったんや。
 舛添本人は都庁の会見で釈明できるかもしれんが、子供はなんも言われへん。残酷やが、それが社会の掟やおまへんか。

 「都民のみなさまの厳しいご指摘は、真摯に受け止めまして」とか抜かしよって、何言うてけつかる。女房はある程度共犯だろうが、我が子の苦しみは真摯に受け止めてやらんのか?
 女房だって、近所の八百屋で買い物すれば、「奥さん、これも領収書必要でっか?」と嫌味を言われるデ。針のムシロや。

 もう海外に逃げるしか、安住の地はないのやおまへんか。政治資金規正法の抜け道を利用したセコイやり方が、いくら合法で、と弁解しても許されるものではないねん。

 冒頭で、知事会見で質問するマスゴミの記者のていたらくをチクリと言っておいたんやが、もうほんま、ありきたりの優等生的質問ばっかりしくさって、アホか。
 聞きたいことをただ聞いているだけやん。だから舛添にのらりくらりと逃げられてもうた。

 そもそも、今回のスキャンダルはみんな「週刊文春」のスクープやがな。新聞社が独自に暴いたもんはないんや。何やっとんのや。自分で取材してなくて、人のふんどしで相撲とろうとするから、核心を突いた追及がでけへんのや。

 しかも、記者連中は聞きたいことを、どんな言い方で、どんな話し方をしたら相手にグサッと突き刺さるか、な〜んにも考えていない。
 これは「心に青雲」で書いてあったように、何を書くか、だけで、どう書くか、が何も工夫がないのんと同じや。

 なかにはイラッとしている記者もいたようだが、そんな感情的になっても意味はないのや。ユーモアもあらへん。皮肉もない。諧謔も、機知もない。そろいも揃って受験秀才だから、知識はあっても知恵がないねん。
 法律に精通している弁護士というても、それは舛添が選ぶ、なあなあの友達に決まっているのや。自ら都議会の百条委員会の設置を願い出て、客観性を担保するんやったら、まだしも。
 その都議だって、みんな政治資金報告については、すねに傷もっているんやから、ブーメランにならんよう案配するに決まってるねん。

 そもそも舛添が政治資金報告書を作成して総務省に提出するときに、なんぼ会計責任者が作成したとて、最終的にハンコを捺したんは舛添本人や。全部承知のうえやないけ。それを他人に精査してもらわなわかりまへんって、なんや。
 そもそも多くの弁護士は「三百代言」いうて庶民は軽蔑しとるんを知らんのか? 「三百代言のセンセイがたに任せて大丈夫なんでっか?」とでも言えばまだ面白かったろうに。記者どもはあっさり認めてしもうた。呆れるデ。

 各社お笑い芸人や落語家でも同伴して質問させるとか、やり方を芸人から教えてもらうとかしなければ、見ている視聴者も退屈やないか?
  で、テレビ局も、おさだまりの、局のほうに顔ぶれが代わり映えのしないコメンテーターを配置して、誰でも言えるようなことを言わせてる。来週もこの話題でワイドショーは引っ張れる、と喜んでいるだけや。

 記者が質問して、舛添が答えたら、会見場でも茶の間でもドッと爆笑してやったら、一番舛添が窮しただろうに。
 舛添が答えやすい質問の仕方ばっかりや。
 笑いで攻めたろ、という知恵はないんか?



posted by 心に青雲 at 03:00| 東京 ☁| Comment(8) | エッセイ | 更新情報をチェックする