2016年08月22日

新聞記者のテイタラク


 この原稿を書いているのは、8月2日だが、毎日新聞の同日夕刊トップの記事を取り上げたい。

 東京都知事選で当選した小池百合子氏が2日午前、新宿区の都庁に初登庁した。その記事のはじめにこうあった。
 「都職員には『情報公開で信頼を回復していきたい』と訓示した。
 一方、出馬表明から対立してきた都議会自民党へのあいさつは数十秒で終わった。華々しく迎えられた登庁時の晴天から一転、昼前には雲が空を覆い、波乱含みの船出を予感させた。」

 これを読んで、思わず嗤った。記事の署名は、「高橋昌紀、円谷美晶、柳澤一男」とあるから、この中の誰かが書いたのだろう。
 たしかにこの日、東京は天気が不安定だった。晴れ渡ったかと思うと車軸を流したような土砂降りが続いた。しかし、それと都知事の初登庁はなんの関係もない。空模様と新都知事を「波乱含みの船出を予感させた」と結びつける(こじつける)のは、「バカか!?」というべき態度である。

 中学生の作文でも、こんなこっぱずかしい文章は書くまい。この低度の作文力しかないから、新聞はバカにされて購読者が激減することがわからないのか。
 この稚拙極まる記事の背後には、毎日新聞が本音ではあの欲ボケサヨクの鳥越を知事にしたかった思い、あるいは顔つきの死んでいた無能の増田と都議会ドンらの旧態依然を望む記者どもの思いが如実に感じ取れる。

 都庁の記者クラブに巣食う記者どもは、要するに旧来の都庁や都議が都民を苦しめようが税金をふんだくろうが、利権が牢固としてあろうが、知ったことではないのである。日々、適当に役人が流すニュースレリースをそのまんま本社に上げていればいいという、気楽な仕事ですんでいた。ところが、記者どもにとっても都議にとっても好ましい(言いなりになる)舛添が辞任に追い込まれ、あろうことか都民の怒りが澎湃として起こり、それにのって小池百合子が新都知事になってしまった。彼女は都政を刷新しますと一応は公約を掲げている。

 新聞社どもは都政を刷新し、改革を進めては困るのである。これまでのように、記者クラブで麻雀やったり昼間から酒を飲んだり、競馬新聞を読みふけったりしていられなくなるやもしれない。
 だから、小池は嫌だった。その個人的な勝手な思いが、冒頭の馬鹿げた比喩を書く醜態をさらしたのだ。

 ついでながら、私は小池は嫌いである。小泉政権のときの「郵政民営化」に賛成して、「刺客候補」になった女だった。いまだに許せない。ユダヤの一味なのだ。国会議員としてもさしたる成果は上げていない。選挙のやりかたが上手だっただけではないかと思う。ただ増田や鳥越になるよりはましかと思ったが、私が投票したのは桜井誠であった。落選覚悟で彼に入れた。

 さた、一方で、小池の都庁初登庁の写真を見ると、都の職員が大挙して出迎えていたが、ほとんど笑顔がない。仏頂面というか、歓迎していない顔、クソ面白くないという顔、無表情な顔がずらり並んだ。笑顔は10人に1人だったように感じた。
 いやしくも都民が選んだ、都民の代表たる新知事を迎える態度ではない。

 彼らはどんな顔で知事を出迎えようが、誰にも(マスゴミでも)咎められないから、好き放題だ。動員されて仕方なく、正面玄関に並ばされた、というふうなのである。「恒例行事だから」と言われて、並ばされたのだろう。だから面白くない顔をしている。


 役人は、サヨクが好きなのである。美濃部亮吉都知事の時代に、給与を大盤振る舞いしたあの古き良き時代が忘れられないのだ。
 美濃部は都の財政を大赤字にして破綻寸前にして、無責任に放り出した。次の鈴木俊一の都政が長期に続いて、役人出身知事と木っ端役人は仲が良かった。財政は健全化していったが、今日に続く都議との利権での闇はこのころに創られた。だから役人は、役人出身の知事も大好きなのだ。

 青島幸男はまったくの無能で、役人の言いなり。石原慎太郎も目立つことは好きだったが、都議会の意向に従順だった。猪瀬がその闇を変えようとしたら辞任に追い込まれた。舛添は韓国との癒着ゆえに、おそらく国家レベルの判断でスキャンダルを暴露されて追放された。

 小池が初登庁のときに、都議各会派に挨拶に行くと、自民党と議長は実に新知事に対して無礼な対応をした。議長は手を後ろにくんで偉そうにし、早々に退出するよう促した。自民党都議のボス内田は逃亡した。
 その不実は、都民に対するものである。奴らは都に寄生して税金を貪ってきてのだ。こういう実態を新聞は暴くべきを、冒頭に紹介したように、空模様に譬えて名文を書いた気になる醜態。
 こういうことをテレビが中継し、ネットで厳しく問われることが、いまだに古い体質の議員どもにはわかったいないのだ。

 小池がどういう手腕を発揮するかはまだわからないが、利権構造を打破できるかどうか。国会でも自民党内でもこれまで何もしてこなかった人間が今度こそ何かをやる…とは思えない。




posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☁| Comment(1) | エッセイ | 更新情報をチェックする