2016年09月05日

タックス・ヘイブンの闇の闇(3/3)


《3》
 自民党政権は、戦後70年以上にわたって官僚と組んで国家経営をしてきた。
 国の借金は1千兆円以上(実は百兆程度)と言われるが、この巨額借金をつくった責任には、政治家も官僚も一言も触れない。しかも債務だけ騒いで資産は黙りをきめこみ、「財政再建は急務」「福祉予算がなくなる」「外国の圧力がある」とウソをつく。どの政党も省庁に絶対にある裏金を暴いて国民に分配するなどとは決して言わない。
 
 自民党が巨額の借金をつくっても、なお本気で困らなかったのはなぜなのだろう。借金を後世に残してもなんとかなる、という思惑があったればこそなのではないのか?
 表向きは、財政危機なのだが、官僚や自民党政治家どもに悲壮感が見えない。
 高橋五郎氏の『天皇の金塊とヒロシマ原爆』をまた紹介する。

     *    *

 日本は1945年9月2日に正式に敗戦を迎えた。
 ところが実際には、そのほぼ2年前の1943年5月5日(先述の投下目標を日本に決定した日付で)戦争は終わっていた、と筆者は推測している。その理由は、原爆の完成と日本投下のタイミングは結社のいわば家庭の事情による。つまり、本書で述べている事柄すべてに含まれている。

 いってしまえば、19世紀中ごろから日本が朝鮮、清国、ロシア、満州、中国、インドシナ、東アジアで強奪して貯め込んできた「天皇の金塊」=「金の百合」を横取りするタイミングを、結社が1945年まで待ちつづけたということなのだ。
 日本の皇室会議は、戦争遂行を次のように策定していた。「占領東南アジア地方における軍事行政方針」と題した「戦略物資の取得、占領陸軍の自給自足の確立、および法と秩序の回復」がそれだ。

 つまり、日本が占領して決めた法律に現地人を従わせるその方針を連合軍は察知した上で黙認し、日本軍の略奪を看過しつづけたのである。
 戦時略奪で手を汚すのは、日本の役目。アジア全域での略奪、殺人、処刑などの犯罪行為の責任は日本に任せるのがいい。そして、後世まで日本人の蛮行を歴史にとどめさせるのだ。

 財宝を日本軍にさらに貯め込ませるために終戦を長引かせた結社は、財宝の分配については連合軍のソ連、中国にはひとまず遠慮させ、原爆完成と投下が実行可能な時点まで終戦のタイミングを引っぱった。そしてころあいを見計らって、日本に原爆を投下。結社は「金の百合」の押収と日本の完全占領を果たすその計画を、1943年5月5日までには確立していたのである。

 「金の百合」の分配をソ連と中国が要求しなかった理由は、両国の戦費を結社の金融カルテルが負担していたからだ。それでも戦後のソ連は、北海道以北の樺太ほかの諸島を確保した。一方、中国、朝鮮は後世の対日戦略カード、すなわち「日本による蛮行の歴史」を手に入れた。

 日本が強奪した財宝は18世紀からイギリスとアメリカが支配してきた中国に蓄えられていたものだ。中国全土の銀行や国民個人が、何世紀にもわたって所持してきた金塊を英米が強奪し、それをさらに無理矢理日本が奪ったのだから、持ち主に返還させて何が悪いのか、というのが国際金融カルテルの大義名分なのだ。

 もともとロマノフ王朝の金やダイヤモンド、アラブの石油、ソ連の地下資源など、結社の理想の実現を大義名分にして結社の“軍隊”とその手下たちに強奪させたものは数多くある。戦争計略にひた走る結社の「正義」が、原爆神話に影を落とし、後世に疑念を残さないはずはない。

     *    *
 
 「戦時略奪で手を汚すのは、日本の役目。そして、後世まで日本人の蛮行を歴史にとどめさせる」という策謀をユダヤは仕掛けた。それに乗ったのがヒロヒトその人である。
 だがヒロヒトは、俺だけはそういう「蛮行」とは無縁だった、知らぬ存ぜぬだった、を貫いて、「あ、そう」と愚鈍を装って逃げおおせたのである。その彼の演出が、例の「靖国にはA級戦犯が祀られているから参拝しない」であった。

 戦後の自民党政権は、朝鮮・韓国、支那の反日行動を黙認してきた。決して自分たちの歴史の正当性や、韓国や支那の無理難題にも反論してこなかった、という事実がある。
 安倍政権でさえも、昨年暮れの日韓合意の際にも、「慰安婦の強制連行の記録はなかった」と言うのみで、韓国の言うことはウソだと言い切ることをしなかった。そしてまたカネを払う約束をした。

 保守派からは腰抜けと罵倒されながらも、主に自民党が支那と韓国に叩頭し続けてきたのは、実は過去の後ろ暗い「天皇の金塊」があったからだと解釈すれば、疑問は氷解する。

 つまり、自民党政権は、中共と韓国に対していくらでも反日をやってくださって結構です、いくらでもお詫びします、その代わり「金の百合」だけはわが国の金庫とさせてください、という協定(密約)ができていたのではないだろうか。
 その「金の百合」から、韓国や中共にODAその他、お金を差し上げますから、と。

 そうやって韓国、中共にすきなだけ反日をさせておいて、つまり国家の尊厳を踏みにじらせておいて、「金の百合」のおこぼれを自分たちで、つまり官僚と与党政治家で山分けしたり、産業界へ融資したりしてきたのではないだろうか。
 米軍とくに米海兵隊への思い遣り予算などの原資は、きっと「金の百合」から手当しているのかも…。

 冒頭に紹介したように、高橋五郎氏は、日本の戦後経済復興と躍進の原資は、日本軍がアジア各地で、天皇の名のもとに略奪してきた金塊や財宝(いわゆる「金の百合」)であると断定している。
 したがって、もしも財務省の裏金なるものが暴かれることになった暁には、「金の百合」にまでもしかして、話が波及しないでもないのである。そんなことが起きるわけはない。

 さらに言えば、天皇家がそこにどれほど深い関与をしてきたかが白日のもとにさらけ出されることにもなる。天皇家が政治に関わってこなかったなどという「証言」はすべてウソだということが明らかにされる。
 だが、国家権力の闇がわれわれに立ちはだかる。決して「金の百合」は公にはされないだろう。

《4》
 最後にタックス・ヘイブンで儲けているらしい新興宗教について触れておく。
 媚中・副島隆彦は『お金で騙される人、騙されない人』(幻冬舎新書)で、宗教法人への課税に反対している。
 彼はなんと、医療法人、教育機関、宗教団体は利益を追求しない非営利団体で、公共の福祉と人々の幸せのための存在だから、憲法でも無税か極めて低い税率で事業を行うことを許されているのだと、解説している。

 ふざけるな、だ。日本のカルト教団は、非課税特権を与えられているから、その闇の汚いカネのやりとりをブラックボックスを経由することで、マネーロンダリングしている。今話題のタックス・ヘイブンのお得意様は新興宗教である。その本質は宗教ではない。

 つまり、ヤクザの汚いカネがカルト教団に入り、それをカルトが請け負ってニューヨークやブラジルなどで麻薬に投資される。麻薬は周知のようにCIAが取り仕切っているが、さらに元締めはユダヤ金融財閥=マフィアである。ヤクザが稼いだカネは、ロックフェラーなどが運用してくれて増え、マネー洗浄されて、ふたたび日本カルト教団を通ってヤクザに戻る。

 マネーロンダリングの装置としてカルト教団は存在する。つまりカルトは裏の金融システムなのである。今もだろうが、キリスト教団とかバチカン市国とかは、闇金融機関であろう。だから佐藤優だけではないが、「私はクリスチャン」ということが、どれほど恥ずかしいか、考えられたい。

 古来、宗教は表立っては、まあ一言仏教的用語で言って、衆生才度、安心立命が目的であるかに装って大衆を誑かすが、本質的機能は国家権力の闇の部分の代理人であろう。
 なのに、宗教団体には全面的自由を、とはなんたる無知。





posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☔| Comment(0) | エッセイ | 更新情報をチェックする