2016年09月23日

築地市場移転では小池知事を支持(1/2)


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 小池都知事が8月31日、「築地市場移転問題」で記者会見し、移転延期を発表した。さらに9月10日に、なんと豊洲新市場の盛り土工事などで不正が発覚、小池知事の怒りのこもった会見があった。
 いずれの会見も様子を動画で見たが、言っていることは極めて正論である。間然するところはないと思える。

 ところが、メディアは8月末の延期発表について一斉にこの決定に懐疑的で、この期に及んでいまさら何だとか、延期すればより莫大なカネも手間もかかるんだぞとわめいている。
 会見の場で朝日新聞の記者は、偉そうに知事につっかかるようない言い方で質問をしていた。

 豊洲では使わなくとも、11月から毎日700万円も無駄に維持費がかかるそとマスゴミは脅すが、小池知事は、そんな数字に根拠はない、勝手に一人歩きしているだけと切って捨てた。その通りだ。どうせ推進派の流したデマである。

 9月2日と9日の虎ノ門ニュースでは、ジャーナリストの有本香が、「もう何回も地下水モニタリング検査してるんだから、もういいじゃない」「都庁と市場関係者で決めてきた事なんだから」とキンキン声で叫び、十年も二十年も都と市場関係者が検討して進めてきたものを、ここで一気に止めるのはスジが通らないと非難していた。豊洲が問題だというが、築地のほうが不衛生で老朽化して大問題だと言っていたが、小池知事はなにも築地のままでいいとは言っていない。移転はしなければならないが、あまりに利権でがんじがらめで、情報も開示されていないと言っているのだ。

 有本は、番組中に視聴者アンケートで38%が「停止すべき」という結果を見て黙ってしまった。「しまった」と思ったのか…。
 有本も馬脚を現した。しょせん売文家か。9月10日のブログに書いたが、彼女は責任をとって番組は降板すべきだろう。
 
 豊洲市場の全体予算を取り上げてみたい。この中には建物の建設費、土壌汚染対策費、用地取得費、関連工事費があり、その総額は2011年段階では3926億円だったものが、今や5884億円に膨れ上がった。
 その中で、土壌汚染対策費、用地取得費、関連工事費はほぼ横ばいで、高騰はしていない。

 ただ建設費のみが995億円から2752億円に跳ね上がっている。4年間で約3倍である。言い訳としては、資材費が高騰した、人件費が上がったと言われるが、それは役人の屁理屈である。資材費や人件費が4年間で3倍も高騰したというなら、土壌汚染対策費や関連工事費だって同じように上がっていなければおかしい。そこまでインフレが進んだのなら、役人もサラリーマンも同様に給与が上がっていいではないか。そんな実感はない。

 また、小池知事は「坪単価」も証拠に上げていたが、実に豊洲市場は、220万円にも達した。同じ程度の建物なら概ね50〜60万円が相場だそうだ。小池氏は「私もその理由を知りたい」と語っていたが、都民はみんな知りたいだろう。
 有名建築家が“藝術性”を追及した建物なら、建築費が天井知らずに上がっても仕方がないと言えようが、市場に藝術性はまったく不要である。

 地下水モニタリングは、2014年11月から始まり、土壌汚染対策法に基づいて全9回の調査が行われ、すでに8回まで完了している、しかしそれに849億円もかかるか? 

 週刊誌でも報じられたようだが、都議会の内田茂のようなドンどもが画策して、テメエの利権にして、息のかかった業者を選定し、多額のキックバックを得るなどの不正を働いたと見るのが、当たり前である。
 そんな証拠がないのに、と言う向きもあろうが、こういうことは「世間知」というべき過去の無数の経験で裏打ちされた庶民=被害者の視点で十分である。

 小池知事が勧めようとしている調査プロジェクトチームや司直が動かないかぎり、表沙汰にはならないだろうが、都議や役人、それに石原慎太郎、猪瀬直樹、舛添要一ら知事も、税金を使うことに緩いのである。俺のカネじゃない、いくらでも湧いてくる、と思っているから、平気で採算度外視でハコモノをこしらえる。

 それが豊洲移転でも行なわれたと見て当然である。
 多くのメディアや有本香は、その知事、都議、役人、業者による汚職の可能性にまったく言及しないで、延期すればこんなカネが余計にかかるの、業者が迷惑するのとしか言わない。
 政治家からテレビや新聞に手が回っていて、小池を批判しろ、移転をすみやかに進行させろと命じているのだろう。

 視聴者に判断の材料を提供するのではなく、初めから「批判ありき」であり、いつものことながら、国民を誘導しようとしている。
 しかし、9月10日の盛り土不正の件が暴露されて、マスゴミの連中は小池叩きができなくなって醜態をさらした。

 テレビには、築地市場の組合のドンみたいな奴が登場して、俺たちは都に言われたとおり動くしかない、店子なんだ、と言っている。
初めから小池憎しの物言いええ、実に卑しい顔のゲスにしか見えない。信用できかねるご面相の人間が、さっさと移転しろと吼えるのは許しがたい。
 テレビ番組をやるなら、移転反対派の人も公平に呼んでしゃべらせなければならないのに、反対派だけにしゃべらせるのは、明らかにマスゴミが移転利権でもうかる側の味方をしているとわかる。

 こういう市場のまとめ役には、政治家や業者からの工作費が渡されていると見るべきである。これも証拠はないけれど、そうとしか思えないのであって、それが例えば建設費のとんでもない高騰に反映するのである。言うまでもあるまい。建設業者は、そうした工作費や「謝礼」を、政治家や業者や役人に配るためには、予算に上乗せするのである。

 そういうことが全国で慣例になっている世界であるのは、国民は誰でも知っている。マスゴミがカネを握らされて報道しないだけ。
 小池都知事が、そこに果たして斬り込んでいけるのかどうかに、都民のみならず、国民は固唾をのんで見守っているのに、ジャーナリスト有本香は何に怯えてか、語れない。

 小池都知事は、オリンピックの会場新築に関連しても、闇を明らかにしようとしている。ドン森喜朗などは暴力団の手先である。ありとあらゆる脅しを小池氏にかけてくるだろう。週刊誌を使ってのスキャンダル暴露とか。

 小池知事の主旨は、市場移転に関していかなる利権のからみ合いがあったのかを明らかにするのが、築地再整備に関しての公約だったし、また都民優先の考え方だと言っている。
 これまでの知事に絞っていうなら、移転問題を闇に蹴り込んで、ねじ曲げたのは、石原・猪瀬であり、さらに舛添が踏襲した。

 五輪道路(環状2号線)のために、食品安全上疑惑のある豊洲移転を急がせるのは本末転倒、と言う小池知事の主張のほうに、理がある。土壌汚染の検査結果の出る前に急いだ奴らが悪い。
 マスゴミは延期で要らぬ出費が発生すると小池知事を責めるが、それはお門違もいいところだ。先の石原、猪瀬、舛添のせいである。それに都議会の主に自民党が悪い。非難矛先は奴らに、だ。

 この移転での混乱は、零細業者には堪えるだろう。本当に気の毒だ。それを根拠に、築地の業者組合の偉いさんどもは小池知事を非難するが、政治家や建築業者らとつるんで、利権の一部をしゃぶってきた己れの不見識こそが問われるべきである。
 ちゃんと豊洲の問題を取り上げて、反対すべきは反対しないでおいて、利権集団とズブズブになっていたからこそ、この惨状を招いたのではなかったか。




 

posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☀| Comment(0) | エッセイ | 更新情報をチェックする