2016年10月05日

台風の謎と地球温暖化(1/4)


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 これは毎日新聞9月6日付夕刊のトップ記事である。
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《台風 風速15%増 東アジア上陸37年分調査 海面水温が上昇》
 2013年までの過去37年間で、日本を含む東アジアの国々に上陸する台風のピーク時の風速が15%増したことが分かったと、米カリフォルニア大サンディエゴ校などのチームが5日付の英科学誌ネイチャージオサイエンス電子版に発表した。

 沿岸で海面水温の上昇が観測されており、台風に供給されるエネルギー源が増え、発達しやすくなったとみられる。
 今後も地球温暖化に伴って海面水温は高くなると予測されており、チームは「日本や中国、台湾、韓国を直撃する台風はさらに激しさを増すかもしれない」と警告している。

 チームは、米軍合同台風警報センターと日本の気象庁のデータを使い、1977年以降に発生した台風の進路や強さを分析した。
 この結果、フィリピン東方で発生した後、北方向に移動した台風のうち、75%が中国や日本などに上陸したことが分かった。台風ごとのピーク時の風速は77年から13年の間に年平均で15%増加した。米国の基準で最も強い「カテゴリー5」や2番目の「カテゴリー4」に分類される非常に強い台風の数も4倍近くに増えた。
 一方、東アジア沿岸の海面水温は10年当たり0・3度前後のペースで上昇した。
  (引用おわり)

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 わかったようでわからない記事だ。
 毎日新聞の科学部の記者は、アメリカ人の言うことだから確かだろうと、ただ鵜呑みにしている。アメリカの科学者ほど信用ならない連中はない。だいいち月面着陸なんか出来ないのに、いまだにやったことにしている。
 それに、アホだから地球は温暖化していると牢固に思いこんでいるから、「もしかしたら政治的発表か?」と疑いもしない。この問題は本稿の3回目4回目に論述する。

 今回と明日は科学の視点から考えたい。
 台風のピーク時の風速が、37年間に15%上昇したとは、いかなることか。そもそも日本だけではなく、支那その他の国がとったデータが正しいのか? データを信じるとすればだが…。もし支那人なんかに計測させたら真面目にデータをとって研究しようなどとは思うまい。人様の研究を盗むことしか考えないのだから。

 気象観測機器があっても、仕事はいい加減だろうし、その機器が金目のものなら勝手に持ち帰ってしまうのが日本以外の東アジアの国々、支那人や朝鮮人なのだから、データが当てになるのか、と問うべきである。まあ今回は信用できそうな、米軍と日本のデータをもとにしたと言っているようだが、米兵なんかあてになるの?

 ピーク時の風速はいったいどうやって測ったのか。
 ピーク時と言っても、風は早くなったり強くなったり、刻一刻変化のただ中にある。ややこしい言い方になるが、風速20メートルが10分続いた場合と、風速18メートルが30分続いた場合とでは、どっちがどうなの? それでも瞬間最大風速(?)だけを基準にして、「以てこれこそが科学でござい」と言えるのか?

 アメリカの研究者のおバカなところは、弁証法的な考えがまったくできていないことだ。ピーク時だけ比べました、とは呆れてものも言えない。みなさんはこの「ピーク時」が理解できましたか? ピーク時という「言葉」はあるが、その実態はなんなの? 像が描けます?
 まだある。わずか37年間の統計なのである。気候は周期的に変動することがある。何がいいたいかと言えば、この37年間は海水温度が上昇しているかもしれなくとも、また下降する可能性はあるということである。

 同じような例としていえば、遠くの星を見て、その距離が地球から離れていくように観測でき、正確に測れたとして、せいぜいこの50年くらいしかデータはないはずだ。宇宙の動きが、たった50年や100年で何か結論づけられるのか? 星が遠ざかっているとしても、どの星も楕円運動をしているのだから、何百年か何千年かしたらまた近づいてくると考えるべきなのだ。

 ところが地球から遠ざかっている星を発見すると、「すわ、これぞ宇宙が膨張している証拠」と騒ぎたてるのだから、間抜けである。

 一番、気象研究者がわかっていないのは、台風は地球上で発生する出来事であることだ。そんなの分かっているに決まっている、と言わないでほしい。地球上の現象であるとは、地球が生物に覆われ、生物といわば一体化した論理構造を持っている実在だ、ということである。

 平たく言えば、台風だって生命現象の一環なのだとわかっていなければならないのだ。地球では物理現象と生命現象の二重構造になっている。火星や金星なら生命体がないから、物理現象だけの一重構造だ。
 したがって、台風の予想進路をとってみても、地球の物理現象だけで見てはいけない。これまでは、それでも通用して、だいたい予想はできているのだけれども…。生命体との関係を踏まえて、二重構造で進路は予想しなければ不十分なのである。実例は明日述べる。

 そも、なぜ熱帯の海上に台風は発生し、大きく渦を巻きながら移動するものなのか、である。気象研究者たちは、海水温が高くて、海流が流れていて、コリオリの力が働いて、偏西風に乗り、高気圧は避けて…と、いうなれば純気象現象というか、地球物理学の観点からしか見ていない。

 しかも地球物理の観点でしか見ないのに、磁場の問題は無視だ。磁場は渦巻き状に発生する。宇宙全体が磁場であるから、天体は渦巻き運動をしている。それをなんらかの理由で乱すときに、一番強いところに磁場が「現れる」のだ。それご覧ナ、台風も渦を巻くではないか。こうした観点からも台風は究明されるべきであろう。
 だから「弁証法がない」、と言わざるを得ない。
 磁場に関しては、10月15日ごろにもう少し踏み込んで書きたい。

 台風が起きる、大海がある、大気がある、雨が降る、風が吹く、海流が生じる、これらは地球の勝手な、生物を置き去りにした運動なのではなくて、生命体と相互規定的かつ相互浸透的なつながりを続けている関係性で存在する。地震もしかりである。

 実際、台風は陸地では植物や動物にぶつかって弱まるではないか。それを物理的にしか見なくて、台風の本質が解明できようか。
 それをまったく忘れているのに、やれ地球温暖化などと騒ぐときだけ、人間が地球を汚しているなどと騒ぐのだ。

 アメリカ研究者のおかしなところはまだある。
 風速はどこで、どんな条件でそれぞれ測ったのか、が考慮の外になっている。まあ海上で測ったのではなかろうから、陸上で測ったのなら、陸上には山頂もあり、街中もあり、谷間もあり、平地もあり、である。観測器の設置場所がどんな場所かによって、風速も風力も変化するのである。

 風は陸上の物にぶつかりながら、すり抜けながら吹いている。それによって、減速したり加速したりするのだ。海の側で測った場合と、ずっと内陸で測った場合は、きっと違うのである。 
 だから風速は、風洞実験みたいな訳にはいかない。それなのに、アメリカのアホどもは、東アジアではみんな同じ条件のはずだと決めつけている。




posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☀| Comment(11) | エッセイ | 更新情報をチェックする