2016年10月08日

台風の謎と地球温暖化(4/4)


《4》
 武田邦彦氏は、「地球温暖化」、否じつは「気象変動」はアメリカが言い出しっぺで、日本だけがそれに追随し、割を食っただけで、アメリカは30年間知らん顔してきた。二酸化炭素を一番出しているのがアメリカと支那だった。1位の支那28.7%、2位アメリカ15.7%、あわせて44.4 %。日本は世界の5位で3.7%。なのに、米中を責める論調は日本ではなされず、そういう批判的評価を日本のマスゴミも政府もまったくしない、と武田氏は指摘していた。

 この30年の欺瞞の間、奇妙な「二酸化炭素排出量」の国家間の売買というか融通し合いで、新たなビジネスが生まれ、そこでアメリカなどの仲介企業がまた儲けた。排出量ビジネスがあるから、発展途上国は労せずしてカネが入ってくるので、「京都議定書」に賛成する。
 日本は言いなりにカネを払って、貧乏国に貢いだ。国民は騙されて地球環境のためには仕方がないとボーッとしていた。

 排出ガス規制に関しては、京都議定書(1997年締結)の時点で、ヨーロッパは自分たちが有利になるように、基準を締結時点にしないで過去の高いとき(1990年)を基準にした。日本は1990年時点では低かったのだ。そのため、2000年時にイギリスやドイツは排出ガスを減らした量になり、増えたのは日本、アメリカ、カナダだった。

 つまりこの3国が国際的に排出ガス削減義務を負う羽目にされた。だが、カナダは京都議定書から離脱し、アメリカはそもそも批准しなかった。世界中で日本だけが責めを負った。
 世界はみんな腹黒いのに、日本のみ外国の善意を信じる。憲法前文に、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と麗々しく掲げている結果がこのザマである。

 だというのに、まだ憲法改正に反対すると能天気を言いつづけているバカがいる。世界中が、日本をカモがネギを背負って歩いていると見ているのに。

 したがって日本だけが大きな削減義務を負い、バカ真面目に民主党政権が25%も削減するとほざいたのだ。世界中で嘲笑されたのに、日本では自画自賛していた。
 これに関して、日本の報道機関は、「世界が協調して二酸化炭素を削減するようになった」と嘘を流しつづけている。

 日本の左翼マスゴミは、一つには元民主党贔屓のために、こうした大失態を報道しない。今も、地球のために良いことを率先してやっていると国民を騙す。
 これはむろん政府も官僚も悪いが、NHKも共同通信もなにも、国家的犯罪行為なのである。
 誰も「王様は裸だ」と真実を言わない。言えば袋だたきにされるからで、その意味で日本には言論の自由はない。

 武田氏は続けて、日本では気候変動は環境問題と見なされているが、世界では政治問題とされていると説く。ダイオキシン問題が日本で沸騰したころ、ヨーロッパの科学者たちは、あれは科学のことではなく、政治問題だと見向きもしなかったそうだ。あれも日本が騙されたのである。多くの日本の科学者は馬鹿丸出し。

 ただの受験秀才はこうなる。よって、アメリカ研究者どもが台風の風速は温暖化のために早くなったと言われると、鵜呑みにする。温暖化は深刻だと言っていれば、大学で出世し、やがて政府の対策諮問機関なんかのメンバーに呼ばれて、大金をせしめることもできるとほくそ笑む。

 「気候変動」問題ははじめから政治問題として終始したのだ。それと二酸化炭素と農業の問題への誤解である。
 例えばイネは光合成でイネができるのだから、私たちが食べるごはん粒は二酸化炭素でできている。地球上から二酸化炭素を減らせば、イネの収穫量が減っていくことになる。

 次に武田氏は個人的見解だと断りながら、「各国の雇用者報酬の推移」というグラフを提示した。
 以下のサイトでそれが見られる。ぜひご覧あれ。
 http://na-ki.com/archives/252

 1997年の京都議定書は結ばれた時点を100として、その後の労働者の賃金がどう推移したかを説く。日本だけが、徐々に下がっていき、今は88.9に下がっている。
 一番成長した(賃金が増えた)のは、オーストラリアで194,6の上昇。イギリス168.9、アメリカ158.0、フランス152.7、ドイツ138.6
と、みんな右肩上がりになっている。

 二酸化炭素を減らすとは、生産活動を減らすことである。生産活動を減らせば労賃も減る。経済研究者はデフレのせいだというけれど、この愚かすぎる「温暖化対策」については語られない。生産活動するためにエネルギーがいる。エネルギーを出せば二酸化炭素が増える。
 二酸化炭素の排出量を減らせば生産が減ってGDPも下がる。これが発展途上にあった支那とインドが議定書にも協定にも入らなかった理由である。アメリカもヨーロッパもごまかしたのは、二酸化炭素排出量を削減すれば、国民に犠牲を強いるからであった。

 ところがあろうことか、あるまいことか、日本だけが見かけだけ「良い子」になりたがった。事実は、百歩譲って地球が温暖化するとしてもニ酸化炭素が原因であるわけもない。ニ酸化炭素が減れば農作物の収量が減るのだから、日本は正直だった善意だったで済む話ではなく、悪徳だったと武田氏は言い切る。

 私たちは、地球温暖化対策と言われて騙されて、生活が豊かになっていいはずのことが逆になっている。貧困だの格差だのも、経済施策云々よりもまず、二酸化炭素排出の件で大間違いをしているせいなのである。

 しかし。しかし、である。わが国はいいように諸外国の餌食になっていて、GDPも下降している現実を良しとしている勢力が国内にいることが大問題である。
 役人、政治家、マスゴミ、科学者、左翼市民運動家らが、この温暖化にしゃぶりついて既得権益としている。地球温暖化を止めることこそ正義だと言いながら、実はそれをネタに税金をふんだくる構図になっている。

 研究しますと言っては行政から研究費をふんだくり、啓蒙活動をすると市民運動家がいえば行政から補助金が出る。太陽光発電、風力発電など、石油エネルギーをやめて自然エネルギーに換えればいいと、コスト度外視で政府が補助金を出したから、かえってバカ高いものにつくようになっている。
 マスゴミもせっせと記事にしてくれ、ただで広告が出せるようなもの。

 奴らは国家が衰退しようが、作物の収穫量が減ろうが、自分の利益になれば構うことではないのだ。とくに左翼が活動に熱心なのは、社会主義革命の夢が消え、活動基盤が失せたので、代替として温暖化対策運動を広げて、仕事にしている。
 だからアメリカ研究者の大嘘の台風が温暖化のせいで強力になったと言われると、大喜びで飛びつく。異論は許さない。
 太陽光発電で儲けようとしている在日の孫正義も、マスゴミに手を回して地球温暖化の危機を大衆に浸透させようと企む。

 以前にも本ブログでは説いたが、もし地球が温暖化したなら、それは悪いこととは言い切れない。むしろ生命体にとっては、温かい地球がありがたいのだ。仮に太平洋の島嶼が少々沈んだとて、わが国の領土が減ったとて、生命全体としては歓迎すべきことなのだ。

 寒冷地方の動植物が減るとか絶滅すると悲嘆にくれる向きはあるが、これまでの地球の歴史のなかでは、気象変動や地殻変動で、多くの種は絶滅してきた。可哀想だと言っても始まらない。
 地球が温暖化するのはいけないことだとは、虚偽である。
 なにより、そんな嘘に騙されて日本経済を減速させるのが、世界の国々の狙いだと理解に努めるべきである。




posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☀| Comment(4) | エッセイ | 更新情報をチェックする