2011年08月26日

円高は誰のために起こされているか(1/3)


《1》
 またしても円高が進んでいると騒いでいる。
 半年前は1ドル80円台で推移していたかと思うが、今や70円台になっている。この先はといえば、50円か40円になるのはもう見えている。

 メディアは円高になる原因は、株安と同じく世界的に景気の先行きが不透明になる懸念を投資家らが抱いているからだと説明する、というか、記事には必ず「米国など世界経済の不透明感が要因で円高になっている」と書いているが、これはもうほとんど「枕詞」に等しい。

 枕詞だというわけは円高の本当の説明になんかなっていないからだ。
 本当は八百長だと言う度胸のあるメディアやアナリスト、為替ディーラーなどはいない。
 以前紹介した鬼塚英昭著『ロスチャイルドと共産中国が2012年、世界マネー覇権を共有する』(成甲書房)とか、宗鴻兵著『ロスチャイルド、通貨強奪の歴史とそのシナリオ』(ランダムハウス講談社)を読めば、こういう金融恐慌とか、世界株安とか、為替変動とかはみんなユダヤ金融資本家が操っているのである。

 疑う方はぜひこの2著を読まれたい。これまでのユダヤによる騙しの歴史がしっかり書かれている。今度の円高も結局はユダヤ金融資本が仕掛けているのである。
 多くの大衆は、経済のことなど分からないし、円高がなんであるかもわかっていない、だから専門的知識のある経済評論家や新聞の言うことをただ鵜呑みにするばかりである。
 「世界経済の不透明感が要因」だと言われれば、なんとなくそういうことなんだと思うのみ。

 そしてこれは以前にもブログで説いたことだが、円高だと日本は損をする、大変なことになる、貿易で儲けられなくなって今より不況になると脅される。ユダヤ金融資本家の陰謀であることを置いておくとしても、これが何ともおかしいことなのだ。

 円高というとかならずトヨタが引き合いに出され、円が対ドルで1円高くなるだけで1日に何百億円だかも損をするんだという。そして経団連の会長だかがしゃしゃり出てきて、政府による為替介入を要請し、円高をストップしてくれろと懇願するのだ。

 これぞ、端的に言えば弁証法のない経済そのものではないか。

 簡単にいえば、世界的な視野に立てばいいだけのことなのに、誰もが日本だけ見て「うろたえなければいけない」みたいな説教調になる。
 しかし日本を世界のなかに置いてみれば、今後も円高基調になるのはわかりきった話で、少々ユダヤ金融資本が邪魔しても、基調はそう動かせるものでもなかろう。ユダヤはその基調を裏で作りつつ、かつ、利用して大儲けしているのだろう。

 なぜ円高になるかといえば、日本は他のアメリカやヨーロッパに比べると産業も経済も強い。上質なものをつくる技術力もあるし、治安も良い国だからである。約束もちゃんと守る。対外債務がない。これだけ政治がぐちゃぐちゃになっていてもなお、円高基調に揺るぎない。他の国はもっと悪いのだ。

 例えばアメリカは売るものがほとんどない。兵器産業くらいだろう。だからやたらに戦争を起こす。あとはトウモロコシ、小麦などの農産物に、映画など娯楽産業、航空機、特許、金融商品程度だ。だからドル安にしかなりようがない。

 新聞がいつもトヨタを引き合いに出して、円高は日本が大損をこくんだと叫ぶが、それはトヨタとかの輸出産業を主としている企業にだけ目を向ければの話である。輸入している企業が万歳万歳であろう。儲かっている企業が、周囲からやっかみを受けるから、ウハウハだとは喋らない。円高で困る企業だけが声を上げるし、なんでも悪い悪いと暗くなることを言うだけが商売のメディアが、しつこく記事にするから、大変だ!となる。
   
 そしてもっと政府や日銀が為替介入すべきだと煽る。記者はいつも警鐘乱打の記事を書きたい動物なのである。大衆を不安に駆らせるのが使命だと思い込んでいるかのようだ。

 しかし円を売ってドルを買うということで、一時的に円高を止めることができても、円は強いしドルは衰退の一途なのだから、無駄である。
 鬼塚氏は、ドルを買うというのは結局は米国国債を買わされているんだと説明している。

 すなわち、アメリカが米国債を日本や中国に買わせるために円高ドル安にしているのだ。アメリカはもう自力ではドル安を阻止できない。貿易で大儲けできる素材がないからだ。金持ち国家日本をテメエの財布代わりにして絞りとるしか手はない。
 これからまた八百長の大統領選挙が始まるので、オバマを筆頭に候補たちは経済を上向きにして雇用を創出する政策をやってみせないと、当選が果たせないと考えれば、いっそう米国債を日本に買わせようとして、円高を仕掛けてくるのだ。

 決して、資本の自然の流れとか、投資家の先行き不安とかで為替が変動するのではないからだ。
 円高は、単純に言っても、輸出産業には損だが、輸入産業は得をする。経済は均衡するものである。こんな簡単なことすら新聞記者もアナリストもわかっていない。

 同じ会社でも、片方では輸入して、製品を作って価値を高めて輸出しているとすれば、損でも得でもない。ただ一時的にはどちらかに傾くことはある、というだけである。損したときを捉えて「大変だ、大変だ」と騒ぐのでは中学生にも嘲笑われるだろうに。

 一時的な為替の変動や貿易不均衡でいちいち騒いでいるのは、メディアの常で、これを目先の議論という。メディアは「今日、たった今興味をひく記事」を大衆に提示するのが商売で、10年後、20年後の国家の大計に基づいて書こうとする記者はいないようだ。トヨタは1日で何百億円損すると騒いだほうが記事になる。長い目でみれば円高は日本に有利だと説くものがない。

 そもそも日本だけが貿易で儲ければいいのか? 円高でということなら、例えば日本から優れた工業製品を輸入している国は大喜びであろう。それで儲けさせてあげれば、その国は経済が発展して、今後もっと日本から優秀な製品を買うようになってくれるかもしれないではないか。

 日本は円高で原料や部品を輸入するにあたっては安くなって嬉しいけれど、日本に原料を提供している国は損が発生している。それはザマミロということなのか? ずいぶん身勝手な考えかたではないか。

 生き馬の目を抜くのが国際社会の商売だというかもしれないが、それはユダヤや中国のやり方である。われらの先達、二宮尊徳は決してそういう商売をしろとは言わなかったはずだ。





posted by 心に青雲 at 07:07| Comment(1) | 評論 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

経済には疎いですが、
私も円高大いに結構だと思います。
一部の企業にとって都合が悪いだけという認識です。
私が子供の頃は確か1ドル360円だったと思います。
この数十年で円がこれだけ強くなったということは、
日本にとっては誇っていいことだと思います。
Posted by makomakomako at 2011年08月26日 20:12
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