2014年02月19日

フィギュアスケートで金メダルの陰に


 ソチ五輪で、羽生選手が男子のフィギュアスケートで金メダルをとった。
 私もそれは同胞として快挙に嬉しいし、おめでとうと言ってあげたいのにやぶさかではない。
 だけど、本当にあれはあれで良かったのだろうか?

 フィギュアスケートは、もし5歳からはじめて20歳で冬季五輪に出場という想定で計算すると、億単位の費用がかかるそうだ。
 趣味程度ならともかく、本格的に五輪や世界選手権を目指すなら、とてつもなくカネがかかるものなのだ。よほどお金持ちの家に生まれなければ、かなわぬ夢である。

 読売新聞のWeb版でそういう記事をみつけた。
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2014/feature/20140215-OYT8T00240.htm?from=os4

     *     *

 趣味で楽しむ程度なら、普通の習い事と同じ感覚で続けられる。靴はブレード(刃)とセットで約1万円から。あとは帽子と手袋があればOK。初心者向けスケート教室の月謝は、週1回で約5000〜8000円程度だ。
 ところが、競技選手になるには、クラブに登録して、日本スケート連盟のバッジテストを受けなければならない。靴も、ジャンプやスピンに耐えるものが必要で、値段は1足約12万円からと一気にはね上がる。成長期の小中学生だったら年に2足は用意したい。

 上達に欠かせない個人レッスン代(30分2500〜5000円)やリンクの貸し切り代(1時間2万〜5万円)に加え、遠征費や衣装代、振り付け代(1曲20万〜250万円)もかさむ。コーチの交通費や宿泊費も選手が出す。日本スケート連盟の強化選手に指定されれば、選手本人とコーチ1人分の遠征費などが支給されるが、トレーナーや親が付き添う場合は自己負担だ。

 道具や衣装の値段はピンからキリまで。例えば衣装は、既製品なら数万円で済むが、有名デザイナーに頼むと100万円近くかかることも。(中略)
 もちろん、すべてが自己負担ではない。実績を積んでいけば、日本オリンピック委員会(JOC)や連盟の強化費、試合の賞金、スポンサーの支援などが受けられるようになる。(中略)有望選手をコーチが自宅に引き取り、面倒を見るケースもある。
 ざっと見積もって、16年間の総額は1億円超。スポンサーがつくような選手は、浅田や高橋ら一握り。アルバイトをしながら競技を続ける選手もいる。華やかに見える世界だが、多くの人々の支えがあってこそ、選手は氷上で輝けるのだ。


   *    *

 オリンピックって何? と思いませんか?
 ユダヤの3S政策の一環という話は置くとしても、そんなに巨額のカネをかける意味はどこにあるのだろう。
 みんなが楽しんだからいいじゃないの、美しい競技を見せてくれて、優勝すれば素直に嬉しいんだから、と言う声は聞こえてくる。また、カネを出せる人が好きに出しているんだから別にいいじゃん、と。
 しかしそれは何かから逃げているのではないか。

 フィギュアスケートを見ると、運動能力に優れ、技にも熟達した選手が出ているわけだが、あれは相当危険も伴うだろう。慣れればなんてことはないとは言うものの、ジャンプやスピンで転倒すれば大けがになったり、打ち所が悪ければ一生不具になったり…。

 ほかの競技でも、ハーフパイプ、ジャンプ、モーグル、大回転なんてのは、高得点を狙ってこれでもかと危険な技を繰り広げる。メダルの陰でどれほどの選手がケガや、練習のやり過ぎで身体を壊しているのだろうか。

 その危険を乗り越えたとして、高得点を得て勝つにはどれほどのカネがかかるか。恐ろしいことである。
 記事にあるように、マスゴミが持ち上げてくれる選手はひとにぎりに過ぎない。消えて行く選手たちに思いを馳せるとやりきれない。親子で子供のころから五輪目指して資金をぶち込んだのに、途中や最後の最後で振り落とされて夢を失うケースのほうが多いのである。十数年かけた億のカネがふっとぶ。

 そういう陰の現実にわれわれは見ぬふりをして、テレビの五輪中継に一喜一憂している。世の中はそんなものだと言うだろうが、ほかにカネの使い途はあったのではないか。
 個人負担だけではない。莫大な税金も投入される。
 選手たちが五輪で惨敗して帰ってくると、諸外国に比べて選手を支援する体制が不足している、要するにカネをもっと出せと、競技関係者どもは図々しくのたまう。
 
 五輪に出場した選手は、競技人生が終わったあともコーチやタレントとして喰って行ける道はある。スポーツメーカーも五輪があってこそ、競技人口が保て、やりたいという子が出てくるから、カネは儲けられる。そういう選手が出るからマスゴミも記事に出来て儲かる。
 なんやかやで、フィギュアの世界だけで大きなシンジケートを形成している。
 われわれはそれに踊らされているだけである。

 日本選手が初めて金メダルを取ったのは、1928年アムステルダム五輪の鶴田義行であった。彼は海軍の水兵だったが、泳ぐのが好きで軍艦から勝手に海に飛び込んで泳いだものだから、偉いさんに呼び出された。叱られるかと思ったら、お前そんなに泳ぐのが好きならオリンピックというものに出てみないか、と薦められ、わけがよくわからぬまま送り出された。

 アムステルダムに着いても、当時は黄色人種なんかに泳がせないとて、プールで練習させてもらえず、近所のゴミが浮かんだ川で練習した。で、いきなり平泳ぎで優勝してしまった。五輪事務局は、日の丸も用意せず、君が代も知らないというので、大慌てになったというエピソードが残っている。

 しかもしかも、彼の息子さんは父親が亡くなったときに新聞に記事が出て、初めて父親が水泳の金メダリストだと知ったという。つつましい日本人の典型みたいな人だった、鶴田は。
 こんなものでいいんじゃないの? オリンピックに出るなら。






posted by 心に青雲 at 07:09| 東京 ☁| Comment(7) | エッセイ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
東京オリンピックにもカネがかかる。東京も少子高齢化で福祉に予算を割かなければならないのに。それを削り東京オリンピックに予算を出す。それに有象無象の利権屋が食らいつく。

フィギュアスケートなど個人のレベルでもカネがかかり。ブログ主様のおっしゃるように貧乏人の子はできない。

オリンピックなどスポーツはヨーロッパ貴族が民衆を愚民化して統治しやすくするために考えだしたものではないでしょうか。ローマ帝国以来のパンとサーカスで民衆の不満を逸らす。

日本ではNHKをはじめソチオリンピック一色で日本国内で大雪で死者まで出ている悲惨な状態が報道されない。オリンピックの弊害です。
Posted by 犬伏正好 at 2014年02月19日 10:25
私も、実は「ソチ・オリンピック」と聞いた時には「え?オリンピックってまだやってたの?」やめたらいいのにと、思ったんです。

でもね、今回は、これを起爆剤にプーチンが、世界を動かし始める予感があったから、ソチオリンピックが無事にテロの標的にならないで終わることを祈っています。

で、もう審判はインチキをするし、結局金儲けのためにやるんだし、オリンピックなんか!と、思うんですが、やっぱり、オリンピックならではの、番狂わせ、世界一というものの凄さを、目の当たりにすると、これは、やっぱりすごいなと思いました。

フィギュアスケートは、お金がかかるから、在日利権だとか聞きました。選手は実は日本人種ではない人々ではないかと。

父親もないのになぜ姉妹に膨大な資金があるのか?不可思議なことだらけです。

それでも、天才としかいえない、美しい演技を見せられると、凄いと思います。

羽生選手の動きは、一瞬一瞬のカットが、すべて一枚の絵になります。人が肉体の限界に挑むのは、無条件に素晴らしいと思ってしまいました。

しかも、他のスポーツ大会とは違って、オリンピックほど政治的なものはありません。

そもそも、国際ユダヤが、「儲けさせてやる代わりに・・・」と、悪魔のささやきをするのがオリンピックでしょう?

今回、東京に来たのは、国際ユダヤの番狂わせだったと、私は見ているのです。

すなわち、彼らの勝利の歌であったオリンピックが、もしかしたら、敗北のラッパになる日がくるかもしれない。

それも、どれかのオリンピックで見えてくるのではないか?

今回、韓国がどれぐらい審判を買収するか今晩見守りましょう。
きっと、何かが見えてくる。
Posted by 神戸だいすき at 2014年02月19日 18:37
東京へオリンピックがきたのは国際金融資本の陰謀です。東京のような先進国の大都市でやらないとオリンピック貴族がもうからない。

オリンピックのテレビの放映権料だけでも巨額な利権です。それを電通が仕切っている。NHKが日本国内で大雪で多数の死者が出ているにもかかわらず、延々とソチ・オリンピックを放送し続けたのは巨額の放映権料を電通に払っているからです。NHKと民放は火花の散る視聴率争いをしており民衆を愚民化してもオリンピックのようなサーカスでみんながみてくれればよい。

NHKのアーカイブには一般民衆が見ても難しくてわからないだろうとお蔵入りになって放送されない貴重な映像がたくさんあるそうです。偽ベートーベンのようなでっち上げでも視聴率が取れそうだと流す。

視聴率調査会社はロックフェラー系だといわれている。
Posted by 犬伏正好 at 2014年02月20日 15:15
どうみても、体の硬い、一つ一つの動きが美しくないキムヨナが、神のような数字を得るのを、もう一度見るのかな?と思っていましたが、彼女の演技に対しては、法外に高いとは思うものの、さすがに天に唾をはくほどのあからさまな工作はできなかったようですね。

彼女の魅力は売春婦を輸出するのに熱心な国柄だけあって、あのセクシーな「表情」にあると思います。あれに勝てる選手がいないんじゃないでしょうか?

まあ、どこで採点するかってとこですね。

東京オリンピックのカギになった北朝鮮の票を考えると、むしろトルコかスペインにもっていきたかったのに、番狂わせだったのではないかと私はおもいます。

これが予定の行動なら石原都知事がおりるはずが無かったでしょう?

現に猪瀬氏が追い落とされたのは、にわかに起こったオリンピック利権の争奪戦のためでしょう?

最近の彼らは仕事の手際がたいへん悪い、劣化していますから、計画通りにいってないんじゃないでしょうか?

お金は日本から盗めばいいのだから、トルコあたりでやって、無からどんどんつくるほうが儲かりますよ。

Posted by 神戸だいすき at 2014年02月21日 06:51
フィギュア・スケートに必要なのは新規性・パワー・スピード。浅田真央にはこれが無かった。
http://quasimoto.exblog.jp/21705085/

東京オリンピックは東京という大都市を再開発することで莫大なカネが
動く。

何もないところに作るよりもカネがかかる。
もともと電通とゼネコンが組んで明治天皇の聖域である神宮外苑の再開発のための大義名分として石原慎太郎が東京オリンピックをもちだした。石原と電通、ゼネコンは利権仲間。石原慎太郎はスキャンダルになる前に東京都知事を辞任した。後継都知事猪瀬直樹は石原慎太郎の利権に手を付ける動きをしたため五千万円のはした金スキャンダルでやられた。石原慎太郎のほうが徳洲会からもっともらっている。

猪瀬直樹と徳洲会を仲介した木村三浩は一水会の右翼だが住吉会のヤクザ。五千万円のうち五百万円もらっている。王丹という1989年天安門事件の民主活動家でアメリカに亡命している人がいる。この王丹氏のパーティーが東京であったとき木村三浩氏と名刺交換したことがある。
Posted by 犬伏正好 at 2014年02月21日 09:04
私がオリンピックはもともと政治的なものだ、と言ったらスポーツと政治は別だと言った女性の国際政治学者がいた。
なんとナイーブなのか。
Posted by 犬伏正好 at 2014年02月21日 17:48
犬伏様

いつもありがとう。
学者のくせに、あらゆる事物事象には二重構造がある、ということを知らぬとは、笑えます。
Posted by 犬伏正好様へ(ブログ筆者です) at 2014年02月23日 15:35
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。