2014年08月02日

熱中症に「こまめな水分補給」は誤り


 毎日、マスゴミが流すニュースでバカバカしい思いにさせられるのが、「昨日は熱中症で死者○人、病院搬送○千人」などと騒いでいることだ。
 そんなもん記事にするから、みんなちょっと暑いだけで「熱中症」に怯えて、卒倒する。

 天気予報のときは必ず、しつこく「こまめな水分補給を」とアナウンサーが押し付ける。いったいテレビでは1日何万回「こまめに…」を言うのだろう。余計なお世話だ。
 春の花粉症情報と同じで、騒ぐから、もしかして自分も…と不安にかられ、頑張ることもしないで倒れて救急車に運ばれる。

 たしかに、事実的には暑さで体温が上がり、熱中症になるし最悪では死にいたることもあるだろう。
 だが、それは本当でありつつ、ウソである。
 熱中症になるにはなるだけの条件があってのことだ。体温調節ができないバカげたカラダにしているせいである。

 私事ながら、夏の炎天下に河川敷に出向いて、裸足で足裏を焼き、短パンひとつで裸になって陽に焼いているが、その間、1時間かそこら、水分なんか補給しない。帽子もかぶらない。

 毎年、意図して焼いているわけではないが、日焼けして真っ黒になる。
 熱中症になったことなんか一度もない。家でもほとんどクーラーをかけない。どうってことはない。
 「こまめな水分補給」を習慣づければ、それだけカラダは暑さに弱くなって、きっと熱中症になりやすくなるのではと考える。それについては後半に書く。

 なんどもこの件ではブログに書いてきたが、昔は日射病と言っていたが、学校でそんなものになった子は、介抱はされるが、先生から怒られたものだ。ちゃんと朝飯を食ってこなかったな、とか、十分睡眠をとってないからだとか。

 ところが今は、天気予報のたびに甘やかしてくれ、暑いのが悪いみたいな風潮である。
 悪いのは、鍛えない個人にある。体力一般をつければ、なんてことはないのだ。

 最近では子供たちがあまりに体力がない。
 聞けば、ある中学校ではバスケット部、サッカー部、テニス部など運動部に所属していて、レギュラーとして活躍していて、それなら体力があるほうだと思うだろうがどっこい、V字腹筋は10秒しか出来ず、マット運動も前転後転共にままならず、雑巾がけ競争では小学生にも負けるという体たらくが続出したそうだ。

 事情を聴くと、多くは生活の乱れそのもの。長時間のメールやりとり、深夜アルバイト、ゲームによる睡眠不足などであり、さらに連日つづく暑さ、湿気も重なったことによる夏バテだともいう。

 こまめな水分補給で済む話ではない。要するに熱中症で病院に搬送される奴は、生活の乱れが原因である。
 本来、余計なお世話だが、天気予報のアナウンサーは水分補給を勧めるのではなしに、ゲームをやりすぎるな、早寝早起きしろ、バランスの良い食事を心がけろ、でいいのだ。

 親も教師も、食事を中心とした生活指導の重要性がわかっていない。政府も、こうまで日本人の体力が低下して、毎日何千人も熱中症で倒れる奴が出るのだから、清涼飲料会社を喜ばせるだけの「こまめな水分補給」をニュースで流させるのではなく、体力増強を国家として取り組むべきときなのだ。

 人間の身体には体温を調節する仕組みが備わっており、それを調節しているのが自律神経でありそのバランスが崩れて体温が異常に上昇してしまうのが熱中症である。
 本来はそうならないように、私たちのカラダにはいくつものシステムが備わっている。

 末梢血管を拡張させ皮膚に多くの血液を分布させ、外気への「熱伝導」による体温低下を図る。汗をたくさんかけば、「汗の蒸発」に伴って熱が奪われるので体温の低下に役立つ。などなど。

 こうした現代医学の説明に対して、天寿堂整復院の稲村氏が、前回私が熱中症のことを取り上げた際に、詳しい解説として書かれた論文のなかで、現代医学の解釈は事実的には間違いではないけれども、肝心な点が現代医学の論理的誤り規定されてその事実の意味することが分からないでいる。だから有効な対策を導き出せないで、とにかく水分をとれとしか言えていないのだと、指摘されている。

 この論文は天寿堂のHPに掲載されているので、ご覧いただきたい。
 「熱中症の構造 〜なぜ交感神経が退化してきているのか?(2013年8月17日)」
http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=tenjumichi&mode=res&log=183

 現代医学では「自立神経」として交感神経と副交感神経がひとくくりで捉えているが、その一対に見える交感神経と副交感神経は、じつは一対の神経としてはならないのだ。
 南郷学派が措定した。〈生命の歴史〉を踏まえるなら、交感神経と副交感神経は一対であるなら、その誕生も一対でなければならないはずなのに、誕生の時期が副交感神経は魚類の誕生とともにであり、交感神経は両生類および哺乳類の誕生と直接に誕生したのだ。

 こうして〈生命の歴史〉を踏まえることなく、現象論レベルで「自立神経」と捉えてしまうから、現代医学は「暑くなった水を飲め」と間違った指示を出しているのだ。
 交感神経とは、生命体が水中より環境変動の激しい陸上に上がって、そこでの運動によって生じる一切合切の内部環境の乱れに対応して生きていけるように身体全体を総合的に統括するようになったものなのである。

 ところが近年、とりわけ日本でその交感神経が弱まっていることが、生活のなかでも、また解剖などでも認められる事態になっている。その現象の一つが熱中症の“蔓延”である。
 現代医学では、単に「自律神経」のバランスの崩れ・失調という表現になっている。だから交感神経の重大事態に気がつかない。

 子供に交感神経を発育発達させる環境がないことを、稲村氏は解く。昔の子は太陽をいっぱい浴びて野山を駆け巡って、手足を十分動かして、交感神経を発育させることができた。
 しかし昨今は、部屋に閉じこもって指先と目だけを異常に突出して使うコンピュータ・ゲームに夢中になっている子供ばかり。

 だからそれが健康な交感神経を発育を鈍らせて、熱中症になる事態を招来したのである、と。
 だから、「小さい時から手足を目一杯使って活発に働かせる一方で、毎朝乾布摩擦で皮膚と交感神経の働きを鍛えておくことがとても大事である」と稲村氏は説いている。

 さらに氏は「熱中症対策水を飲め!への疑問」をHPにしたためておられる。
 昔は、運動中は水を飲むな!と言われていたのに、熱中症がそれほど問題にはならなかった。だのに「水をこまめに飲め」とうるさく言われる現在のほうが明らかに熱中症にかかる人が多くなっていることだ。しかも水をこまめに飲んでいても熱中症にかかる人が増えている。

 「火事は水が不足して起きるものではないように、熱中症も水が不足しておきるのではないということです。では何故起きるのかと言えば、如何なる環境でも生きていけるように身体を整えてくれる交感神経の働きが悪くなって起きるのです。」

 稲村氏はしっかりとそう説いている。昔の「練習中は水を飲むな」は正しかったし、それを実践していたから、誰もが交感神経が鍛えられ、熱中症なんぞにはならないで済んだ。
 再度言うが、ぜひHPの論文を読んで詳しいメカニズムを知っていただきたい。

 テレビでチラッと、バレーボール選手だったタレントの川合俊一が、「ビーチバレーの選手が、あんな炎天下で試合をやって熱中症にならないのは、試合中でもこまめに水を飲むからですよ」と偉そうに話していたのを耳にした。バカ言ってんじゃないよ〜♪ 彼もおそらく清涼飲料会社あたりから、カネを握らせてもらい、そういう「宣伝」につながることをしゃべるのだろう。

 水は飲めば飲むほど、皮肉にも熱中症を助長するのだ。
 




posted by 心に青雲 at 05:05| 東京 ☀| Comment(8) | エッセイ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
水を飲むほど熱中症になる・・・その通りですね。

中学でサッカー部に所属し、一年中朝夕2km走ってましたし、炎天下での練習と試合は当たり前でした。
当時は今より35℃近い最高気温の日数が少なかったとしても、部員や他校の選手が倒れるのは見たことがありませんでした。

当時は、水は飲むな・・・が常識で徹底されてました。
飲み物の入った水筒を持参することはありません。

選手は、試合時間の合間のインターバルに水分補給するレモンの砂糖漬けを数枚口に含む程度でした。


副交換神経と交換神経が一対のものでない・・・というのは今回驚きました。

都会生活時代、身体をあまり動かさない生活ではやはり自律神経の働きが弱く、ストレスもありスッキリした体調ではありませんでした。

現在は、身体を人生で一番よく動かしていますし、炎天下、厳寒下で神経系は問題なく能力を発揮しています。

朝9時で、畑の作業は汗がダラダラでます。
水分補給をするのは、1時間おき程度で作業の区切りがついた合間にです。

汗をかいて喉が乾いてからの補給です。
大量に汗をかいても、必ずしも水を飲みたいとは身体は欲しません。
喉が乾く症状が現れてからで間に合います。
Posted by B4 at 2014年08月02日 07:54
私もそう思います。
昔は運動の最中には水を飲むことを禁じられました。
もちろん、日射病と言うものはあんまりなかったし、日に当たらないことが予防でした。

昨今の平均気温の高さを思えば、昔のやり方とは違うべきだというのかなあとおもいながら、私も、こまめに水分補給はしません。

いわば、それが習慣だから。飲まないです。
そうですねB4さんのように、のどが渇くまでのまない。

逆に、たぷたぷ飲むことに警戒感があって、飲めません。禁じられて育ちましたから。

それでも、もちろん日射病にも熱射病にもなったことはありません。

この世の中は意図的にか無知ゆえか間違った情報が喧伝されるので、本当に困ったことです。
Posted by 神戸だいすき at 2014年08月02日 09:23
B4様

そうしたご苦労の末に、あの至高のリンゴができるということですね。アタマがさがります。
Posted by B4様へ(ブログ筆者です) at 2014年08月02日 15:31
神戸だいすき様

>この世の中は意図的にか無知ゆえか間違った情報が喧伝されるので、本当に困ったこと<
    ↓
おや?
ヒロヒトに関しては、無知と間違った情報に踊らされているあなたが?(笑)
Posted by 神戸だいすき様へ(ブログ筆者です) at 2014年08月02日 15:33
お久しぶりです。
「漁師のつぶやき」です。

私もB4さんに同感で、喉が渇くまで飲みません。
神経系だから?なのか、わかりませんが、飲み始めるとアルコールと同じなのかな?
飲み始めると、いっぱい飲みたくなる。

飲料水メーカーの戦略を感じますが、消費税増税の便乗値上げでも儲けて、本当に商売上手だなあ、と思います。
素直に。
Posted by T.Sasaki at 2014年08月02日 21:45
 最近は、水を飲み過ぎると水中毒になるから飲み過ぎるな!に変わってきていますよ。事実でしっぺ返しを受けて、慌てて訂正ということでしょう。
Posted by 岡目八目 at 2014年08月03日 07:30
T.Sasaki様

コメントありがとうございます。
「こまめに飲め」は、明らかに飲料メーカーの陰謀です。
Posted by T.Sasaki様へ(ブログ筆者です) at 2014年08月04日 06:53
なるほどその通りだ。

今の子供たちは幼い頃からエアコンに浸り、夏場に汗もかかず、それでいて運動不足で基本的な身体機能が衰えているのでしょうね。ついこの間まで騒がれていた汗をかいて体温調節する機能・能力がまず劣っているのでしょうね。

私らが子供の頃はエアコンもTVゲームもあったけども、それでも夏休みは外へ出かけ真夏の炎天下で水も飲まずに平気で遊んでいましたが、熱中症にはなりませんでしたし、今の子はエアコンに浸ってTVゲームですから汗腺も衰え熱中症になりやすいのでしょうね。

熱中症というよりはエアコン病なのでしょうね。
Posted by さかなピ at 2014年08月07日 01:56
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