2014年11月15日

スポーツ選手のいやしさ


 競泳・富田選手の事件できっと冤罪だろうと述べたけれど、全般的にいって、国際大会に出るようなスポーツ選手は好きじゃない。
 日本人としては活躍してほしいと思わぬではないが、彼らの性根がとても付き合いきれないから。

 富田選手の件のなかで少ししたためたが、だいたいスポーツ選手はカネに汚い。スポーツをやるには、どうしたってカネがかかるから、ほしくなるんだろうし、好きなことで飯が食えたら嬉しいから、プロになって稼ぎたい。だからカネに執着する。

 以下は、2009年12月に書いた「スポーツ選手のいやらしさ」の再録である。多少手直ししてある。

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 民主党政権時代に、蓮舫なんかがパフォーマンスで行政刷新会議の事業仕分けをやった。そのなかでオリンピックなどの選手強化費も縮減の方向となった。国に予算(税収)がないのだから(あるところにはまだあるんだろうが)、削るのは当たり前なのに、五輪に出ているアスリートどもが猛反発した。

 09年12月1日には、アーチェリーの山本博、フェンシングの太田雄貴、女子レスリングの吉田沙保里、体操の冨田洋之らが記者会見を開いた。
 以下は毎日新聞の記事。
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「切り捨てに憤り」太田ら会見

 日本オリンピック委員会(JOC)の選手強化事業などに対する国の補助金約27億円などが、行政刷新会議の事業仕分けで「縮減」の対象となったことを受け、五輪メダリストら11人が1日、東京都内のホテルで厳しい財政事情を訴える共同会見を行った。

 会見では04年アテネ五輪男子アーチェリー銀メダルの山本博(日体大女短大教)が「我々は練習時間を削ってアルバイトをしたこともある。諸外国の選手たちはそれを聞いてびっくりする」と競技団体の財政が苦しいマイナー競技の選手の自己負担の大きさを指摘。
 08年北京五輪フェンシング男子個人フルーレで銀メダルの太田雄貴(森永製菓)も「税金で競技をさせてもらっていることを認識する必要がある」と語った上で、「五輪の出場権を得るために自己負担で大会に出る現状は、将来を担う子どもたちにとっても悲しいこと」と訴えた。

 また仕分け人が「リュージュ、ボブスレーなどマイナーな競技にも補助が必要か」と指摘したことに関して、92年アルベールビル五輪男子スピードスケート銀メダルの黒岩敏幸氏は「マイナースポーツこそ補助が必要。切り捨てる言葉に憤りを感じる」と強い口調で語った。

 今夏の水泳世界選手権男子背泳ぎ銀メダルの入江陵介(近大)は「亡くなった古橋(広之進)さんが戦後の苦しかった日本を明るくしたと何度も聞いた。スポーツのすごさを理解してもらえるとうれしい」と口にし、アテネと北京で2大会連続金メダルの女子レスリングの吉田沙保里(綜合警備保障)は「景気が悪いと、企業がスポンサーから下りて苦しい。安心して戦えるようにしてほしい」と台所事情を訴えた。

 08年度決算によると、JOCの総収入のうち、国庫補助金は27億3199万円で全体の30.9%を占め、主に合宿費や遠征費などの強化事業費に充当されている。上村春樹・JOC選手強化本部長は「27億円は諸外国と比べてむしろ少ない。死活問題」と語った。
 事業仕分けでは、選手強化事業費27億1400万円を含むスポーツ予算32億9200万円(文部科学省、10年度概算要求)が「縮減が妥当」と判定された。【毎日新聞】

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 スパコン開発予算削減に反対した「科学者」にはくだらないノーベル賞受賞者を登場させ、今度は五輪メダリストを登場させる、その心根の汚さ。いかにも「おテレビ様」に脳を壊された大衆には受けそうなパフォーマンス。

 税金にたかって自分らの好きなスポーツをやりたいというのだから、なんと卑しい根性か、と私は呆れる。やりたければ自腹でやれ、が私の信念だから、彼らの乞食根性を見ると情けない思いになる。
 「マイナースポーツを切り捨てる言葉に憤りを感じる」だって、誰のカネで遊んでいるんだ? バカ言ってんじゃないよ。

 他国(諸外国)と比べて「むしろ少ない」って、別にそれでいいじゃないか。カネがかかって続けられないスポーツなんかやめてしまえ。予算がなくて住民の必要なサービスができずに困っていり自治体は多い。そちらに回せよ。

 だいいち、スポーツの国際大会では、日本が優勝したり金メダルをとると必ず次回は日本が勝てないようにルールを変えて来る。支那や韓国にはしないことを日本にやるのが欧米人なのだ。
 それほど日本を恐れている。だから欧米人のスポーツ組織にへつらう必要はあるまいに。

 そうかと思うと、あるガチガチ保守派(自民党支持者)の人はこう言っていた。
 「事業仕分けは、青少年から夢を奪う」と。
 スポーツを通じて国民、青少年から夢を持つことを奪うのが、民主党が中途半端にやった事業仕分け作業の一つの特色とまで言う。民主党が憎いと、ここまで言うかと驚いた。

 彼によると、
「青春を国の誇り、国のために賭けてギリギリまでストイックな練習をするアスリート達こそ、国費をかけてバックアップしなければならないのに、費用をかけることがそのまま成果につながるのか、マイナースポーツがどれだけ国民に影響を与えるのかといった疑問だけで予算を縮減したり見送ったりする姿勢を持ち続けるならば、国民の夢を奪うだけではなく、よい選手を育成することすらままならない。人間の限界に挑む意欲、記録に挑む意欲、そういったものを奪う政権と定義づけることもできる」
 だそうである。

 国のために青春を賭ける?? 冗談言っちゃいけない。自分がやりたいからやっているのがスポーツでしょ。国のため、なんて誰も思っていない。そんな恩着せがましいことは言うなよ。
 こういう能天気がいるから、アスリートどもが増長する。

 オリンピックのどんな競技でもいいし、あるいはサッカーW杯、野球のWBC、フィギュアスケートなどなど、優勝したときはたしかに「良かった,良かった」で盛り上がるかもしれないが、それから1年経ち、5年経ちすれば、みんな忘れてしまう。
 そんなことが「青春を国の誇り、国のために賭けて」競技することだというのか? 何の誇りにもなっちゃいない。

 スポーツはおおむね、価値さえすれば何をしてもいい、になりがちである。ルールはあるが、みんながルールを破るスレスレ、反則スレスレで勝とうとする。
 サッカーなんか、審判が見ていないところで選手同士はそうとう悪い事をやっているではないか。
 野球は相手チームを口汚く野次る。
 マラソンはドリンクを飲んでは、道路にボトルをポイ捨て。
 いかにわからないように薬物を飲むかに選手は汲々とする。
 そんなものが「国民の夢」か?

 ちゃんと実態を見なさいよ。キレイごとばかり言うんじゃない。マスゴミは、キレイごとばかり記事にする。
 高校野球のことは何度か本ブログで批判したけれど、一部の選手だけチヤホヤし、「学校の誇り」だなどとウソをついているが、そうでない生徒にとっては「えこひいき」以外のなにものでもない。

 よく大衆がいうことに「優勝した選手、健闘したチームから勇気をもらった」とかいうが、それは歯の浮くようなお世辞である。勇気とはそんなカンタンに手に入るものか?

 「事業仕分けは、青少年から夢を奪う」なんて冗談じゃない。社会にとって必要なカネなら税金を使ってくれて結構だが、ほんの一部のスポーツを人の金でやりたい汚い連中の「夢」でしかないものを。
 「自己負担で大会に出る現状は、将来を担う子どもたちにとっても悲しい」だと。そんなアホで自分勝手な子どもに「日本の将来」など担ってほしくはない。

 スポーツ選手は、勝つとか記録を出すとかに懸命であるが、そんなものは日本人の誇りになり得ないし、人類の文化の発展にもまったく関与していない。
 わが流派は、空手を日本文化の最高に据え、思想性の高みを堅持してきた結果が、人類にとって意義ある学問誌「学城」や、武道の極みを創ってきたのだ。それがまっとうな「夢」の実現である。明日には消え去る「勝利」や「記録」など、何の意味もない。

 何かのスポーツでもいい、学問的な成果をあげてみせろ。
 わが流派は国からの税金など一銭ももらわず、自腹でやってきている。それこそが誇りだ。




posted by 心に青雲 at 05:04| 東京 ☀| Comment(2) | エッセイ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も不束ながら空手の指導者をやらせてもらっています。
まあ一流のスポーツ選手は傲慢の奴が多いですね。
世の中の事を知らず自分の事しか考えない奴ばかりです。
たかがスポーツじゃねえかと思いますね。
よくスポーツ選手が私の試合を見てみんなに勇気を与えることができればとか言いますが何様が?とおもいます。
Posted by 足るを知る at 2014年11月16日 16:12
足るを知る様

おっしゃるとおりですね。
スポーツ選手の多くは勘違いしてますよ。

Posted by 足るを知る様へ(ブログ筆者です) at 2014年11月17日 13:36
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