2015年02月23日

「ザ・インターナショナル」とは何か(1/2)


《1》
 『ザ・バンク 堕ちた巨像』は2009年公開のアメリカの映画。トム・ティクヴァ監督はドイツ人で、ドイツ、アメリカ、フランス3カ国の共同制作。
 原題“The International”。原題の意味は明日説く予定である。
 予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Hg4i4lgcc48
 これは、いつもコメントをくださる「B4」様が教えてくださった。

 架空の、ルクセンブルクに拠点を置く国際銀行、IBBCを巡る闇の物語だ。このメガバンクと武器商人の不審な取引情報をつかんだインターポール捜査官のサリンジャー(クライヴ・オーウェン)とニューヨーク検事局のエラ(ナオミ・ワッツ)は本格的な捜査に乗り出す。
 メガバンクIBBCの陰謀を暴き、国際情勢の裏に潜む闇を暴くというサスペンスで活劇になっている。

 映画のなかのIBBCモデルとなったのは、国際商業信用銀行(BCCI)であって1991年に経営破綻した途上国向けのメガバンクである。BCCI銀行本部は映画IBBCと同じくルクセンブルグにあった。

 現実のBCCIは、世界のあらゆる紛争に介入し、CIAやらイスラム原理主義者など、怪しげな連中と裏で手を結ぶことで大きく成長したバンクだった。ユダ金が差配する世界中のワル御用達の金融機関である。

 ルクセンブルグは、ドイツ、フランス、オランダなどに挟まれた、人口50万人足らずの小国で、なんでドイツやフランスに飲み込まれずに生き抜いてこられたのか不可解なほどだが、実に国民1人当りのGDPなど、経済的豊かさの指標では世界トップクラスで、日本以上の経済大国である。

 ヨーロッパにはルクセンブルグのほかにも、スイスはもちろん、リヒテンシュタイン、モナコ、サンマリノ、マルタ、アンドラなどがある。もとをただせば一つの領主様の領地だったにしても、今はわけあり国家として存続する。

 ルクセンブルグがそんな金持ち国家なのに、悪辣なドイツやフランスが併呑しないかといえば、ルクセンブルグは金融立国であり、スイスの銀行と同じく、顧客のプライバシーを守る、超富裕層向きプライベートバンクが複数存在するからである。黒いカネが世界中から集まる。
 洋画でルクセンブルグが舞台になることなど珍しいのに、この汚れた小国が『ザ・バンク 堕ちた巨像』の主要な舞台となっている。

 IBBCが武器取引に関与しているとの黒い噂を追って、主人公2人がイタリアの巨大武器商人を訪れるシーンの会話をまず書き出してみる。メガバンクがいったいなぜ武器取引に関与するのか?と。
 
     *    *    *

捜査官:IBBCがなぜあなたの会社から何億ドルものミサイル誘導装置を買うのです?
社長:IBBCはすでに何十億ドルもの対巡洋艦誘導ミサイルを支那から買い入れ中東に売る契約を結んだ、誘導装置を搭載する条件で。
 その誘導装置を作ることができるのはわが社を含めて2社だけだ。

捜査官:なぜ銀行が膨大な資金をミサイル取引に?
社長:それはテストだ。国際紛争で使われるのは99%が小型武器だ。支那ではどこよりも早く安く製造することができる。
 (わが社以外に誘導装置を作れる)スカルセン社の狙いは、支那から途上国への武器の流れをIBBCが独占して仲介することだ。
 手始めがミサイル取引だ。

捜査官:仲介だけのために巨額の投資を? もうからないのに?
社長:武器取引で儲けようとはしていない。目的は“支配(コントロール)”だ。
捜査官:それは武器の流れを支配して紛争を支配することか?

社長:そうではない。IBBCは銀行だ。彼らは紛争の支配ではなく、紛争が生む“借金”を支配したいのだ。彼らにとって紛争が利益となるのは、紛争国が借金まみれになることだ。借金を支配すれば全てを支配できる。

 腹立たしく思うだろう?
 だが、これが銀行業の本質なのだ。国であろうと、個人であろうと、彼らは全てを借金の奴隷にする。

     *    *    *

 これはとても示唆的な会話である。
 以前取り上げた「エコノミック・ヒットマン」とよく通じている。
 アメリカのコンサルティング会社、実は裏ではアメリカの工作員として途上国を返済不能の負債の罠にはめ、米国と現地途上国の一部富裕層のみを富ませる仕事だった。
http://kokoroniseiun.seesaa.net/article/409041115.html
 
 この映画では、銀行がしゃかりきになって、武器取引を媒介に途上国を借金漬けにしようと暗躍する。
 なんども言うが、ユダヤ・フリーメイソンの常套手段であって、それがいつからか…清教徒革命からか、フランス革命からか、もっと昔からなのかわからないが、現代でも行なわれていることなのである。

 「シオンの議定書」が偽書だと一生懸命に誘導しようと努めるご仁がいるようだが、アホらしいかぎりである。偽書だろうがそうでなかろうが、そんなことは問題じゃない。
 答えは現実を見れば明らかである。ユダヤは常に陰謀を巡らすのだから。

 次は、映画のなかの黒いメガバンクIBBCの頭取と、アフリカの途上国のある将軍の会話のシーン。場所はルクセンブルグ。この将軍はいずれクーデターを起こそうと企んでいる。
 そのアフリカの某国の将軍は、取引先のスイスの銀行に不満をぶちまける。悪どうしの商談だ。

     *    *    *

将軍:スイス銀行との取引は最悪だ。我々のドル預金から1.6%もの“サヤを抜き”送金コストを倍にした。
頭取:闇市場の掟でしょう。ライオンの獲物はジャッカルも漁るんです。
将軍:まあな。

頭取:わがIBBCはご要望に応じたサービスを提供できます。他行より有利な条件は当然ですが、それ以上です。武器や敵国情報(インテリジェンス)、物流管理、軍の管理のためのあらゆる援助、政治全体をサポートします。
将軍:見返りはなんだ? わが軍RFFにはカネなどないぞ。

頭取:当行は見返りとしておカネは求めません。
将軍:どういうことだ?
頭取:適切な支援があればRFFは貴国では大きな影響力を持つ。数ヶ月でクーデターも起こせるでしょう。
将軍:そうなった場合、君の銀行は何を得るつもりだ?
頭取:権力にある人の“感謝の気持ち”です。

     *    *    *

 こういう、魚心あれば水心みたいな会話だけれど、実にわかりやすい。
 先の捜査官と武器会社社長の話の引用に対して、この会話がそれを証明しているような流れになっている。
 これでわからない人がいたら絶望的である。

 これは映画だけれど、舐めてはいけないだろう。つまりは、イラクもシリアもエジプトも、リビアもアルジェリアもスーダンも…ありとあらゆる国が、一見独裁者を排除したかに見えて、裏ではこういう取引が行なわれているのである。みんなユダヤの金融機関が仕切っているのである。

 “革命”が起きた国も、内戦状態になっている国も、みんなユダ金がこうやって甘言を弄して、国を二分し、反体制派に援助して、“その後”には借金漬けにして、支配できるようにしている。
 そういう背景を日本のマスゴミは報道しない。蓋をしたまま。だから我々には正しい判断が何もできない。

 現在の自称「イスラム国」にしても、初めはこうした銀行から闇資金を受けて(借金して)、武器弾薬を買ってこなければ反乱は不可能である。彼らにカネを貸した悪のユダヤ銀行があったにちがいない。

 かつて薩長テロリストどもは、同じようにユダ金から資金援助を受けて、幕府を倒して権力を握った。彼らテロリストの“感謝の気持ち”が、やがて国民皆兵、日清戦争、日露戦争、大東亜戦争へとつながった。





posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☁| Comment(1) | エッセイ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最後の数行、まったくそのとおりですね。
うまいこと言いますね。

しかし、われわれはいつまで、同じ罠に騙され続けるんでしょうね?

いつも。同じやり方なのに・
Posted by 神戸だいすき at 2015年02月23日 22:47
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