2015年11月04日

野球選手の賭博への疑問


 野球賭博が話題になっている。
 巨人の3選手が処分をくらっている。
 私はギャンブルがいいとも思わないし、巨人の選手を贔屓にするわけではないけれど、マスゴミが大騒ぎをするほどのことか? という印象である。

 聖書に「罪なき者まづ石を擲(う)て」の有名な言葉がある。
 「ヨハネによる福音書」の中の逸話である。
 パリサイ人が、姦淫の場で捕えられた女を連れて来て、イエスに問うた。「モーセは律法の中で、こういう女を石打ちにするように命じています。あなたは何と言われますか」 彼らはイエスをためしてこう言ったのである。イエスはこう言った。「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい」

 これである。
 プロ野球の選手が、八百長をやって暴力団に稼がせたという疑惑なら、かつての「黒い霧事件」のごとくに厳罰もやむを得まいが、巨人3選手の場合は、自分がプロ野球や高校野球の試合に賭けた、だけではないか(今のところ)。

 じゃあそれを最大の罪のように、一面トップで報じた新聞記者どもは、パチンコも競馬も、ゴルフや麻雀などで賭けはやらないというのか? こっそりやっているだろうに。
 自分は良くて、巨人の選手はダメというのはスジの通る話か? 
 そもそも政府や自治体が、宝くじや、競馬競輪をやり、文科省はなんとスポーツ振興とかの名目でサッカークジまでやっている。

 パチンコや競馬などにも、暴力団の影はあるし、取り締まるべき警察官すら定年後の再就職先になっている実態があるではないか。
 なんでこっちは良くて、個人的賭博はダメなのか? 私はむろん全部悪いという立場だ。博打賭博は心を病ませるからだ。また暴力団その他の反日勢力の資金源にもなるゆえにである。
 政府や自治体が大規模なカジノをつくって雇用を増やそうとするのは絶対反対である。

 そういう趣旨からは、むろん巨人の選手を嗜めるべきであると思うし、暴力団の関与があれば資格剥奪で良いとは思うが、陰でこそこそ政府や自治体、あるいは内輪での賭けは構わないんだとするのには反対である。

 野球選手が賭博をやるのは、子供の夢を壊すなどという向きがあるが、子供はそれで幻滅を感じるのではなくて、大人が二枚舌で、陰でこそこそ賭け麻雀や賭けゴルフ、競馬なんかをやっていながら、それはお咎めなしで、野球選手だけいじめるその裏表のある態度である。

 しばらく前には、大相撲の賭博容疑で何人もの力士が追放された。
 大相撲は、そもそもガチンコ勝負ばかりではない。手抜きやわざと負ける取り組みは跡を絶たない。証拠はつかみにくいが、誰でも八百長があることは知っている。それを良いとは言わないが、あの事件で名を挙げられた力士だけが追放されたのは不公平感が残った。

 くわえてプロレスともなれば、真剣勝負なんかじゃないことは前提で、単なる格闘技ショーである。
 あんなものの「味方です」と言った作家・村松友視を心底軽蔑したものだった。
 プロレスは構わなくて、プロ野球選手や力士が、個人的に博打に手をだしたことは糧道を断たれるほどの悪なのだろうか。

 私は巨人の選手には、謹慎1カ月くらいの処分で良かろうと思う。あれをダメだと言ったら、新聞記者どもの大半はみんななんらかの賭博行為をやったからやっているはずで、みんなクビにしなければなるまい。

 それに、朝日新聞や毎日新聞が大騒ぎする背景は、あれが同業のライバル読売新聞の不祥事だからである。ここを先途と悪口を書き、叩いて読売の発行部数を少しでも減らしてやりたい底意が見える。
 プロ野球で、しかも巨人のことなら社会的影響は大きいと言えないことはなかろうが、せいぜいその業界内のことでしかない。

 




posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☀| Comment(0) | エッセイ | 更新情報をチェックする
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