2015年11月20日

寺門亜衣子のすばらしい笑顔


 たまに天気予報を見るためにテレビをつける。夕方、NHKのニュース番組「シブ5時」で寺門亜衣子がいつも笑顔を振りまいている。
 30歳だそうだが、大変かわいい顔をして、小柄なこともあって少女のようである。

 なぜ彼女を取り上げるかというと、その表情の豊かなことを褒めようと思うからだ。
 アナウンサーは、ニュースを読む時は感情を消して淡々とやらなければならないから、とかく無表情になりがちだが、「シブ5時」のようなバラエティー風な番組だと、そういう縛りがないし、むしろ明るく笑いが満ちた番組にしようと、思いのままに表情が創れるのだろう。

 寺門亜衣子は、それこそ刻一刻と表情が変わる。基本は笑顔でありつつ、わざとちょっと怒ったふうを見せたり、悲しそうな顔をしたり、困ったり…それが実に豊かである。
 認識に連動して、表情が変わる。それが激しい。顔の全筋肉をフルに使っているように見える。

 Wikipediaで見ると、小学校時代にアメリカにいたそうで、「ああ、だからか…」と半分は合点がいった。アメリカ人はそもそも英語がお粗末というか…、言葉そのものに感情の豊かさが反映しづらい。
 たとえば、「私は少年です」は、 I am a boy.としか表現できない。日本語の場合は「私」の相当する言葉が「おれ、ぼく、手前、それがし」などなど、無限にある。「です」という語尾だって、無限にある。だからそのときの感情を言葉だけで表現できる。

 英語はその点で不自由だから、彼らはジェスチャーが発達する。はげしく身振り手振りを行なう。と同時に、顔の表情も豊富になる。
 日本人は顔の表情があまり動かさなくても、言葉遣いで用は足りる。だから「能面のような」と評されることにもなる。

 寺門の場合は、多感な小学校高学年のころにアメリカで暮らして、あちらの表情豊かな会話に慣れしたしんだのではないか。それで日本に戻っても、日本人離れした表情の豊かさが出るのであろう。

 日本人は認識が刻一刻変化しても、それが顔にあまり顕われない。笑うべきときでも、多少ニヤッとする程度のことが多い。喜怒哀楽が表に出ない。逆に言うと、あまりに表情が固く固定していくと、認識自体の柔軟性がなくなっていくのではないかと思う。
 とくに老人になるほどに、無表情になる。
 精神病者も表情が失せる。

 寺門亜衣子は、なかばは意識的に営業笑いというか、番組の視聴者に受けるように、表情を豊かにしている面はあるだろうが、それ以上の自然な感じの素晴らしい豊かさである。あざとい感じはない。
 さぞやアタマがいいのだろうと思う。表情が刻々変わってそれがどれも魅力的なのは、それだけアタマの回転が早いからである。
 アタマの回転の速さに、表情がみごとに追いついてくる。

 もういちど逆にいえば、表情の変化が意識的に素早くすれば、アタマの回転も良くなる、という仕掛けであろう。
 皆さんも経験があるだろうが、アタマの悪い人ほど無表情である。私の住む近隣に偏差値の低い学生が集まる専門学校があるが、そこの若い連中を見ると、おしなべて表情がない。ひどいものは焦点がさだまっていない目をしている。
 目が死んでいる。

 ところが寺門は目が生き生きしている。精神的に安定し、充実しているからだろう。

 男は度胸、女は愛嬌というくらいで、女は愛くるしい表情が欠かせない。学業と連動しているだろうが、学業不振の女性であっても、表情を豊かになるよう努めれば、アタマもよくなるし、愛嬌も得られる。良縁にも恵まれるだろう。
 女性がもてたければ、寺門のように表情豊かな顔に創ることだ。

 人間はややもすると、脳を認識の働きだけで使ってしまいがちだ。例えば一日中パソコンをいじる仕事をしている人なんかは、ろくに運動しないで、認識だけ駆使しているから、それも病気を引き起こす原因の一端になると、先日も本ブログで説いたとおりだ。
 脳で認識を駆使しながらも、顔の表情を動かすのは、そうした弊害をかなり少なくするのではないだろうか。

 寺門亜衣子の表情を見ていると、彼女は自分が今どんな笑顔になっているか、どんなむずかしい顔をしているかを刻々と意識しているように見える。実際に鏡は見ていないが、いわばもう一人の自分が(観念的に二重化して)、現実の自分の表情を追っている。そして次にはどんな表情にすれば魅力的かを素早く判断して、表情を創るのだ。早業である。

 豊かな表情を創る努力は、アタマを良くする秘訣の一つである。





posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☁| Comment(3) | エッセイ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。私も見習って今日も一日笑顔で仕事してきますっ。
Posted by ずぶぬれパンプス女 at 2015年11月20日 07:10
わたしもジモンちゃん、好きです。感じのいい子ですよね。大相撲の間、シブ5時をやらないのは、腹がたちます。
ブログ主がおっしゃるように、ずば抜けて表情が豊かです。それが認識の斬れ味のようなものと教えていただき、ありがとうございました。
Posted by 青シャツ at 2015年11月20日 13:02
青シャツ様

コメントありがとうございます。
ジモンちゃんを眺めているだけでなく、表情を豊かにすることで周囲も明るくすることを学びますね。
Posted by 青シャツ様へ(ブログ筆者です) at 2015年11月21日 06:27
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