2016年01月23日

支那経済は減速ではなく失速


 新聞を読んでいると、経済記事のなかに「支那の景気は減速している」とする表現がやたらに多い。
 は? なんで減速なの? アホ言うたらあかんで〜。
 せめて「失速」にしなさいよ。本当はバブル「崩壊」というべきだ。昔流行した言葉だが、ダッチロールになってきたではないか。
 
 支那は設備投資でバブル崩壊、不動産でも崩壊、株式でも崩壊、資源でも崩壊。人民元も暴落(しかかっているのを共産党が必死に抑えている)。
 上海株式市場では、今年からサーキットブレーカーを導入して、投資家が売るのを阻止している。サーキットブレーカーがあるから株が下落するんだとイチャモンが付けられて、中共は渋々サーキットブレーカーを中止したら、やっぱり株の下落が凄まじいので、もう一度サーキットブレーカーを発動するとか、とおろおろしている。

 株だの金融だのがマスゴミで取り上げられるが、それらを支える実体経済の悪化と企業の収益性低下が巨大に存在していて、これに対する解決法が支那にはない。
 支那の右往左往や強引な対応に、世界の市場から反発が起きている。この流れはどうにもならない。

 中共では昨年のGDP成長率が6.9%といけずうずうしく発表して、日本マスゴミが鵜呑みして報道していたが、世界中の誰も信じていない。それなのに、日本の新聞はなお支那に遠慮して「減速」と甘く表現している。「失速」や「崩壊」と書くと支那様そして日本の害務省様に叱られるからだ。
 
 それに財界やら商社やらも「失速と書くのはやめてくれ」という。本当のことが日本人にバレたら誰も支那に投資しないし、工場移転なんかしなくなってしまうからだ。しかしもうそんな姑息なことをしたって、日本から支那への投資はなくなる。
 欲の皮のつっぱった支那人一般投資家だけが、はかない期待をかけて「核取引カジノ」に集まる。日本人はみんなドン引きだ。

 あれだけ世界中から石油など資源を爆買してムダ遣いしてきた連中が失速・潰滅した以上は、すべての資源国は石油価格の暴落ともあいまって、売れなくなり、支那と共倒れするしかない。

 これからはBRICsの時代だと、媚中・副島は怒鳴ったが、BRICsもはかない夢だった。それどころか資源国は経済不振に襲われて、政情も不安定化し、今年は政変やクーデターがあちこちで起きるのではないか。その混乱の引き金になったのは、支那のせいだ。

 支那が野放図な経済運営をやらかし、嘘をこき、約束を破り、私利私欲に走り、それが分かっていながら世界中が支那のデタラメに便乗して儲けようとしたからである。
 これからは支那が覇権国となるとロックフェラーが決めたんだとデタラメを本に書いて儲けた媚中副島隆彦も、ついに運の尽きだ。

 経済評論家・渡邊哲也氏は自身のブログで、
 「中国の不安定な対応は中国の金融当局の人材不足が主要因であり、共産党独裁体制での人材の流出がその原因の一つとされています。 恐怖政治は優秀な人材の枯渇を招き、官僚型社会は人材を殺します。自由化を進めた中国とその半面で既得権益を守る共産党という構図が今の中国の不安定化の最大要因でありますが、これを否定する事は中国そのものの否定となり、国家の存続を危うくすることを意味します。」

 と、的確に解説している。副島だけが、この「人材」のなさ、民度の最悪さ、基礎的文化のなさを知らずに、21世紀は支那の時代だ、日本なんか相手にされてない、とほざいたのだ。
 結局、投資家の行き場がなくなって日本円が買われることになるから、円高が進む。

 安倍首相は円安にすれば、外国にものが売れると思い込んでいたのに、世界中で消費が冷え込んでいて貿易で思ったほど稼げなくなった。ものは売れない、しかも原発稼働中止にしたから原油をバカ高い値段で買ってこなければならなくなって、ずっと貿易は赤字に転落してきた。
 円安のメリットはなかった。せいぜい、パナソニックやソニーが韓国サムスンに勝って持ち直したことで喜んだ程度だ。

 世界を見渡しても経済成長が見込めるところはない。日本だけが健全である。円高は避けられない。インフレにもならない。デフレに戻る。
 世界にものが売れないのだから、貿易依存で食っていくのではなく、内需拡大にもっと舵を切ることになるだろう。
 円高に振れたうえに、資源国は買い手を求めて価格を下げるだろうから、輸入は有利になる。

 今年の日本経済は明るい。
 副島隆彦は、ずっと支那はアメリカに代わって覇権国になる、人民元を買え、必ず儲かるとわめいてきた。この事態になって黙るしかあるまい。いい気味だ。自説が崩壊したことをごまかすために、アメリカと日本の株が下がっていることしか言わない(支那のせいなのに)。

 また、「GPIF(年金運用資金)を株に突っ込んで、国民の年金に手を掛けて博奕で擂ってしまって、損失の残高が、30兆円とかが出ている、と。それで安倍政権が平穏では済まない。」とわめいて、関心を支那の崩壊から背けさせるほうへ持っていこうと懸命だ。

 ちょうど去年の今頃、円高待望論を書いた。
http://kokoroniseiun.seesaa.net/article/412584186.html
 その折に武田邦彦氏と日下公人氏の対談『つくられた「環境問題」』(WAC刊)のなかにあった、日下氏の発言を紹介したことがあった。もう一度引用する。

     *    *    *

日下: …そのとき日本はどうなるか。猛烈な円高だから、輸出はもうあまり出ない。その代わり円高で馬鹿安に輸入ができる。安く輸入できるのだから、世界中からよいものがどんどん取り寄せてきて、それを混ぜ合わせて、文化の花を咲かせる。日本人にはそれだけの感性や品性の豊かさは、もう昔から世界最高にある。その上に技術もある。

 だから日本は最高級品の生産国になる。しかし輸出はあまり出ないのだから,当面は日本人しか買わないような超高級高価品。それを国内市場で売ると売れるのは海外投資からの利息や配当がたくさん入るからだ。少しずつ経済的によくなる国があったら、それが東京へ買いに来る。日本はそういう輸出国になる。

     *    *    *

 つまり円安誘導して輸出企業を儲けさせ、貿易黒字で国家財政を富ませるとしたアベノミクスは失敗だった。いろいろラッキーも重なって、その失敗が帳消しになり、これからは貿易に依存しない内需立国でたっていけば良いことになったのだ。

 日本は貿易立国だと私たちは学校教育で刷り込まれているが、実際の貿易依存度は11.4%(GDP比)しかない。G20諸国のなかでは18番目。
 輸出依存度では 韓国がトップで43.4% 。ドイツが33.6% 、支那24.5% 、ロシア24.4% と高い。
 輸入依存度でも韓国は38.8% とトップである。

 だから一部の輸出に頼っている企業だけが円高で困るだけで、国家としては円高になるほうが、日下氏が説くように、良い品が外国から買えて、高品質のものが内需で回ってくれる。

 日下公人氏と高山正之氏の『世界は邪悪に満ちている だが、日本は…』(WAC刊)でこう会話されているのを引用する。

     *    *    *

日下 前から指摘してきたことですが、中国には、きれいな水や空気がない。もう現実に、「吸う空気もない、飲む水もない」という状態に近くなっている。だけど彼らは平気だ。日本人だったら、とても生きていられない環境の中で住んでいる。
 衛生観念もまるでない。ばい菌だらけ、害虫だらけで、ウイルスが飛び交っている。おそらくすでに大きな健康被害が出ていると思うけれど、それは隠している。いずれ隠しきれなくなって出てくると思いますよ。

 宮崎正弘さんみたいに、歩き回っている人じゃないと書けない。若手では福島香織さんもいるね。女性だったり、会社に所属していない人だったり、そういう人がいいものを書いている。
 大新聞の特派員は金ばかり使って何も書かないでしょう(笑)。よそから記事を買えばいいと思っている。記事を買っていると、やがて自分が書けなくなる。記事を審査する力もなくなる。

 新聞社以外の人のきちんとしたルポルタージュを読んでいると、日本人はもう中国からすっかり離れていることがわかる。投資金額とか貿易金額の統計に出ているものとはまったく違って、完全に中国から離れている。これから十年くらいは日本人は中国に戻ってこないから、中国はもう終わりですよ。中国人は自分たちで第二幕、第三幕をつくれるんですかね。

高山 無理でしょうね。
日下 私が中国を歩き回って感じたことだけど、彼らはみんな献上品をつくっている。権力者に献上するものだけは一所懸命につくる。権力者のために書く文章も一所懸命に書く。それしかなくてね。
高山 昔からそれ以外にないですね。
日下 昔からないから、これからもないでしょうね。

     *    *    *

 これが支那に関する健全で正確な認識である。今も支那礼賛をやめない媚中・副島隆彦には、こういう観点がない。
 媚中・副島隆彦は、おそらくアメリカのシンクタンクあたりから裏情報をもらい、数値データだけ見て、国際情勢を判断しているのだろう。支那の人間とはいかなるものかを見据える実力も見識もなかった。

 支那がヤバくなったら、うろたえて、「チンコロ右翼」「安倍たちはアタマがおかしくなった」と罵声を挙げている。みっともない。まずテメエの対支那認識のオンボロさを詫びてからものを言え。
 誰が読んでも、宮崎正弘氏の支那ウオッチの確実さと、媚中・副島隆彦の下品な支那評論では、勝負は決している。





posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☀| Comment(1) | エッセイ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わたしも、中国経済の崩壊に喝采をおくっている者です。いい気味だ。ざまみろ。
Posted by KKKB at 2016年01月24日 12:45
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