2016年02月16日

日韓通貨スワップの裏側


 経済が世界規模で激動しているさなか、小さなニュースとして扱われているが、日韓通貨スワップ協定の再締結が検討されているとされる。
 通貨スワップは、各国の中央銀行が協定を結び、自国通貨危機の際、自国通貨の預入や債券の担保等と引き換えに一定のレートで協定相手国の通貨を融通しあうことを定める協定のこと、である。

 という建前になっている。
 これは昨年12月28日に合意された日韓の慰安婦問題解決につながる話であろう。

 韓国経済は一時の勢いをなくし、輸出が振るわなくなり、外国からの投資も逃げて、凋落の一途、崩壊寸前といわれる。
 韓国はとりわけ貿易依存率が高いゆえに、経済が行き詰まって外貨準備がなくなり、ドル決済ができなくなると国家破綻を招きかねない。
 だから、日韓でスワップ協定を結んで、経済危機が招来したら、日本から円というより、実質的にドルを借りて当座をしのごうというのだ。

 日本と韓国の、相互の助け合いと、マスゴミは報道する。ただ実質は、日本が経済破綻する恐れはないので、韓国を救ってあげるだけの協定だと解説される。
 それで、日本の保守層は(私もそうだが)、韓国なんか反日だし、嘘つきだし、慰安婦だの竹島だので戦争状態にしてきているのだから、さっさと潰れてしまえ、と思う。なんで韓国なんかにスワップ協定を結ぶのだ? 恩を仇で返すやつらを助けてやることなんかない、とむかつくのである。

 しかしそんな国民の気分は政府も官僚もわかっているはずで、わけても現政権は安倍晋三氏だから、韓国を不快に思っているに違いないが、政府と自民党は韓国とのスワップには前向きなのはどうしてか? もしかして自民党、公明党、民主党などのなかに親韓派議員が多いからか…と疑われる。

 一方で、韓国はアメリカがイランへの経済制裁を解除する動きとなって窮しているらしい。経済制裁されていたイランから韓国は石油を密輸入していた。イランの弱みにつけこんで安く買い叩いたうえに、代金をウォン決済させ、制裁中を根拠に韓国内銀行にプールしていた。それがここにきて、イランの制裁が解除されたので、イランは韓国内銀行に溜められていた代金(ドル)を回収し始めたようだ。公表されてないが、相当巨額らしい。

 韓国は困った。建前上アメリカに内緒でイランと密貿易していたから、アメリカには泣きつけない。イランになんとか思いとどまって代金回収を先伸ばししてくれないかとパク姫は画策しているやに…。
 しかしイランだって怒り心頭だろう。韓国が許せないに違いない。
 それで、もう一度日本とスワップ協定を結び直さないといけなくなっている、という背景があるそうだ。

 さて。
 マスゴミでも語られず、あの裏事情を知りつくしているかのごとき青山繁晴氏も言わない「理由」がスワップ協定にはある(らしい)。
 それはスワップによって、日本が「リスクなし」「働かずして儲かる」仕組みがあるから、である。

 日韓スワップと言いはするものの、誰が見たってこれは対等ではあり得ない。日本は大国なのである。経済では韓国より強国だ。
 韓国は日韓併合から日韓基本条約に到る日本の援助のおかげで経済的にはなんとか自立的にはなれたが、依然として小国なのである。
 韓国は、北朝鮮があったればこそ、なんとか成り立ってきた国であり、かつ優秀な日本と言う国の隣国だったことが幸いしてきた。
 戦後、「防共の砦」とか言われて、八百長の北朝鮮との対峙を演じてきて、日本からの援助をもぎとってきた。

 もし韓国が、そうした東西冷戦のぶつかる場所や、大国の緩衝地帯とかにない国だったら、アメリカ、日本、支那などからは放っておかれ、例えばラオスとかカンボジアとかのように、経済的にも冴えない国で終始していただろう。

 韓国は日本の隣りで、共産主義の脅威を防ぐ防衛線だから、向こうに寝返らせないため、あるいは北に負けないために、防衛力を維持させなければと、西側諸国に存立を保障されてきた。
 だから裏で北朝鮮の脅威を演出していても、なんら不思議ではない。北の核開発や拉致も、韓国が応援しているにちがいない。
 北が「脅威」でなくなれば、日本やアメリカは援助をしてくれなくなる。

 日本もアメリカに脅されながら、かつうまく立ち回って援助しつつ、一部の企業や官僚らが利権を貪ってきたのだ。
 韓国の労働賃金が高騰するまでは、日本企業はずいぶんと韓国を下請けに利用してきた。

 述べればまだあるけれど、ざっくり言えばそういう大国と小国の関係であるのは、いくら韓国人が歯噛みしても覆せない事実だ。
 その大国、強い立場にある日本が、韓国になぜスワップで援助するかといえば、利子で儲かるからである。 
 しかし、これは政府も害務省も一切公表しない、野党も追及しない。だから国民は知らないまま。

 日韓スワップ協定の契約書は、これまでも公開されたことがなくこれからも不明になっている。

 大国が貸す必要もないのに、小国にカネを渡してやるほど、国際関係は善意では動かない。それが当たり前である。むろん小国も利子を払ってまでスワップで実質的にカネを融通してもらっているとは国民に説明しない。

 しかも、スワップ協定は、結んだからとて実際にカネを貸すわけではない。イザという事態にならないかぎり、ただの約束にしかすぎず、カネの移動はない。つまり韓国としては、借りたカネを投資に回したり、為替で運用したり、基幹産業を育てたりすることはできない。

 同等の国力の国どうしなら、スワップ協定をしたからといって普段は何も起こらないが、スワップで助けてほしいのは韓国だから、約束しただけで金利を払わねばならぬらしい。だから日本は、一銭も融資することなく、ただ韓国からの「万一のために」のおかげで、利子だけが入ってくる。

 韓国にしてみれば屈辱であるが、背に腹は代えられない。ただの「約束」という協定に、利子を払い続ける。これはいわば掛け捨ての生命保険のようなものだろう。
 だからスワップ再締結なんか、本音では結びたくない。

 こういう仕掛けだと、廣宮孝信氏(評論家)がブログで明らかにしている。
http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-category-6.html
 日本側は韓国などの弱小経済国と通貨スワップを結べば、労せずして金利が得られる。こんなおいしい話があるか。日本はASEAN諸国ともスワップ協定を締結している。

 これはアメリカの、というよりユダヤ金融のFRBがやっている仕掛けだそうだ。FRBはドルをいろいろな国に通貨スワップ協定を結び、ドルが投資されなくても、黙っているだけで金利が入ってくるのだそうだ。
 ユダ金は、アメリカに巣食って(寄生して)、強大な軍隊を背景に、こうしたドル支配を貫徹させてきた。

 世界的戦争、第一も第二次も、朝鮮、ヴェトナム、イラクなどで戦争を仕掛けたのは、振り返ってみれば、世界をカネで支配するためにアメリカを戦勝国にし、世界に軍事力で睨みを効かせ、ドルを世界中の国に貸したり、スワップしたり、あの手この手で収奪してきたのであった。

 ユダ金にしてみれば、日韓がやれ竹島の、やれ慰安婦の、と揉めていれば、見事に国民の関心はそちらに向き、いがみ合ってくれる。ユダ金による阿漕な支配は隠蔽しきれるのだろう。日韓政府のおそらくは密約になる、スワップの利子は、誰からも見えない。その不労所得はいったいどこに消える? 誰が潤う? まともに国庫に入るのか?

 国会で野党も追及しないところを見ると、もしかしてそのスワップ不労所得は、与党・野党・官僚で山分けか?


posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☔| Comment(0) | エッセイ | 更新情報をチェックする
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