2016年03月16日

田中角栄と朝日新聞の売国犯罪(3/3)


《3》
 ニクソンは安全保障補佐官キッシンジャーを伴って、北京を訪問する。そこでなにが話し合われたのか。
 鬼塚氏はこう解説する。

 「ベトナム戦争に中国を深入りさせる代わりに、アメリカ兵向けのヘロインの大量納入を認め、アメリカ本土への密輸も認めたのである。そしてまた、ソ連の満州侵入を公式に非難することを約束した。また、中共の国連加盟も認めた。アメリカと中国はギブ・アンド・テイクの方式を採用した」
 一方の日本は、「ひたすら経済的利益を優先する思想、俗に表現するならば、金儲けのために中共政府に媚びを売る思想が流行したのである。」
 
 アメリカも中共も底なしに悪党であるのに、日本は間抜けで中共の思う壷にはまったのだ。
 支那に近代的製鉄所を造ってやって、愚かにも最先端の製鉄技術までくれてやった背景には、新日鉄の当時の社長稲山嘉寛(経団連会長でもあった)は、中共の仕掛けたハニートラップにかかって、首根っこを押さえられたからだと、鬼塚氏は暴露している。
 稲山の家族は恥ずかしくて街を歩けまい。

 田中角栄が首相になる前、佐藤栄作も中共に国交正常化を打診してはいたが、周恩来が「佐藤では正常化は不可能」と取りつく島もなかった。周恩来は着々と角栄を首相にして国交回復をさせる手を打っていたからだ。周恩来が水面下で角栄と交渉していたことを、佐藤首相も福田赳夫外相も保利茂幹事長も全く知らなかった。

 これを鬼塚氏は「昭和のかつても平成の今も、日本の政治家たちが未来へのデザインを何も持っていないということである。日本はどうあるべきか、その確たる政策を持っていない」と述べている。まさにしかり。
 日本は敗戦でヒロヒトがマッカーサーに命乞いして、戦争の責任から逃げたせいで、全員右へならえとなって、無責任で、カネさえ儲けたらそれでいいという国家に堕落したのである。

 ニクソンとキッシンジャーは、中共と国交回復して彼らを助けたのである。そもそも支那から蒋介石を追いだして共産党に天下をとらせたのはアメリカ=ユダヤだった。担当したのはアメリカのジョージ・マーシャルだったと鬼塚氏は書いていた。いかに冷戦がユダヤの仕組んだ八百長だったかを暴露している。敵ならば経済的に破滅させて、共産体制を潰せば良いものを、救いの手を差し伸べたのだから。
 その救いの“秘策”が、麻薬だった。

 米中国交回復後、中共は国策として麻薬製造に乗り出す。
 香港からオーストラリアを経由して、アメリカへと密輸しはじめた。キッシンジャーは自分の会社を上海に設立して中共との密貿易に関わった。

 支那の阿片は、熱河(現在の河北省)や遼寧省、内モンゴル自治区、雲南省などで栽培される。ことに熱河の阿片は良質で、モルヒネの含有量が多いそうだ。支那はなにしろ清時代に阿片で痛い目にあっているから、国内での消費は厳禁している。
 熱河の阿片は旧日本陸軍が栽培に力をいれたところで、その資金をもとに工作活動をやったとされるから、複雑な気持ちにさせられる。

 田中角栄が訪中するころの支那は、大量に製造される麻薬が唯一の外貨獲得の手段だったといわれる。その倒産状態にあった支那に対して、日本が円を恵み、工業技術などをただ同然で恵んでやって、共産主義者どもはクビがつながった。
 その見返りに、毛沢東と周恩来は「角栄が日中国交正常化の井戸を掘った人」という“神話”を贈呈したのである。そんな「グリコのオマケ」程度の価値もない言葉をありがたがるとは、無教養な日本人の哀れさ…。

 さりとて、中共が麻薬密貿易で儲けたカネ程度では、日本から輸入しようとするプラント、その他経済協力資金を返済することは不可能だった。
 支那に貸与した物、カネが焦げ付くことはいくら間抜けな日本の政治家や官僚、実業家も見通していた。にも関わらず、せっせと日本は支那に進出し、輸出に精を出した。

 とどのつまりは、焦げ付き分は日本の国民の税金で補償するたくらみだった。この財界、政界、官界の不誠実な国民を愚弄した行為を糾弾すべきマスゴミが、沈黙したばかりか、むしろ煽ったのだ。
 30年にも渡る対中ODAがなければ、私たちの暮らしはもっと楽であり、消費税なんかいらなかった。

 青山繁晴氏の尽力されている日本近海のメタンハイドレートも、対中ODAでなく開発に向けていたら、とっくに実用化して日本は資源大国となり、原発も減らせていたし、中東からの石油輸入も少なくて済んでいたはずだ。
 今、話題の保育士や介護士の給与だって倍はもらえていたはずなのに。
 まさに政治家も官僚も、国家の未来デザインが描けず、行き当たりばったりの蹌踉たる歩みをなしてきた。

 日中国交正常化すると、日本の商社や大企業は支那に儲け口を求めて殺到した当時のことは私も鮮明に覚えている。マスゴミはこぞって「中共は変わった。ちゃんと商売をするから信用できる。商売に関しては自由だ」などと盛り上げていた。ウソばっかり。そして台湾の切り捨てをメディアは煽った。かつての同胞への忘恩の仕打ちだけでなく、同じ西側の国で日本のシーレーン維持に重要な台湾(中華民国)と断交して共産国家と手を結んで、国際信義を踏みにじったのだ。

 鬼塚氏は、倉前盛通氏(地政学者)が日本の商社と大企業がシナへ殺到したことを、次のように書いていたことを紹介している。
 「しかし、そのためには結局、日本の政府が金を出し、ということは、日本国民の税金の負担において共産シナへ金を貸し、その貸した金で物を売るということになる。しかし共産シナには借金を返済する能力はないので、結局、そのツケは日本国民の税金で弁償することになろう。」

 これをさらに鬼塚氏は解説して、「田中角栄が中共政府のもとへ慌ただしく出かけた結果、日本国民が中国の借金を肩代わりして背負ったということである。しかし、田中角栄はそれゆえにこそ、中国から莫大なリベートを手にしたのである。」と述べる。

 実に3000億円の対中援助の見返りリベート300億円が田中角栄の懐に入った、そのカネを使って角栄は田中軍団の維持費を捻出し得たのである。
 田中金脈を探っていた立花隆は、ついにこの核心に辿り着けなかったが、鬼塚氏が解明したのである。
 その300億円を角栄は生存中に100億円ほど使ったが、病いに倒れたあとは強欲の娘真紀子に残り200億を奪われたのだ。真紀子は父親をろくなリハビリを受けさせずに自宅に引きこもらせ、命を縮めさせたと鬼塚氏は解く。

 日本企業が支那の利権への参入にあたっては、相当のバックマージンを田中角栄に払っている。角栄なきあとも、日本の政治家や官僚どもは、支那の利権を求めて暗躍した。
 それが一応終わったのは、小泉純一郎内閣だった。
 中共はおそらく、媚中・田中眞紀子を小泉内閣に外相として送り込み、対中ODAを有利に継続しようとしたのだろうが、真紀子があまりにバカ過ぎたし、小泉の靖国参拝に分も弁えずに中共の意向を代弁して反対したこともあって、クビを切られた。

 これに怒った中共は、その後の自民党内閣(安倍、福田、麻生)を追い詰め、容易く操れる民主党に政権を取らせ、ODAの復活を画策した。民主党は小沢も鳩山も中共の言いなりだった。真紀子を民主党に鞍替えさせもした。民主党に政権を取らせるべく、中共はまた朝日新聞を使って、自民党の悪口を書き立て、民主党政権誕生を実現させた。

 田中角栄と仲間、その後継どもは、国民の税金を中共を媒介にして奪いまくった。小沢一郎はそうしたカネで君臨しただけなのに、媚中・副島隆彦は小沢を「日本国王」だなどと、寝とぼけたことを言い募った。
 中共は日本から奪ったカネで、上層部は海外に蓄財し、軍拡を果たして、今や尖閣諸島や南沙諸島などを侵略しつつある。
 なんという愚かなことだったか。





posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☁| Comment(6) | エッセイ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
筆者様

おはようございます。先日はありがとうございました。mizuhornです。

注文していた、育鵬社の歴史と公民の教科書が届いた旨の連絡が書店からあったので、今日引き取りに行く予定です。
出版社のお話では、中学校向けの無料配布される教科書だから一般への販売開始は4月16日と聞いていたので、おかしいなと思いましたが、役所仕事はこんなものなのでしょう。

さて、3日に分けて載せられた「角栄」の記事を読ませていただいて、涙が出そうになりました。
こうした真実(と自分で判断し、受け入れる情報)が、これまで如何に稚拙な人たちから、如何に稚拙な方法で隠されて来たかを考えると、情けない気持ちでいっぱいになります。

私は昨年で50歳となった年齢ですが、中学、高校と学校の勉強が嫌いでした。特に歴史の授業が嫌いでした。
このブログを読ませて頂くようになって、その理由が見えてきたのですが、学校で教える「歴史」は、スッと入ってこないんです。真実を隠して誰かの都合に合わせた「お話」ですから、当然の事だったのかもしれません。そういった意味では、育鵬社の教科書も検定を通っている訳ですから、検定という枠の中での闘いぶりを楽しみに読もうと考えております。

何に使われるのかわからないのに吸い取られる税金、預金等の金。なぜか毎年流行るインフルエンザなどの誰もがかかるといわれる病気。ダメなことはハッキリしてるはずなのに増え続ける麻薬とクスリ。どれだけ分かりやすく書いてますと言っても決してわからない相対性理論。こないだまで可愛いと言ってた犬がいつの間にか猫になってるペット業界。ベルリンフィルでさえ下手くそな演奏にするのに崇められる世界のオ○ワ。などなど。
すべて学校の歴史と同じで、像が描けません。

このブログと出会うまで感じていた漠然とした不満や不安、その正体の現時点での答えは、自分自身は無自覚な奴隷だったという事です。
そして、奴隷のままでいたほうが楽だったのだろう、とも感じる様になりましたが、奴隷にしようと考える人がいる限り、後戻りは出来ないし、する気もありません。
Posted by mizuhorn at 2016年03月16日 08:34
Mizuhorn様
丁寧なコメントありがとうございます。
角栄、支那、マスゴミ、自民党、官僚…はらわたが煮えくり返る思いです。
学校で教える歴史は、ただ受験のためのものですから、面白いわけがなく、論理的スジが通っていようがいまいがおかまいなしですから、嫌いになって当然ですよね。私も自分で本を読んで、歴史の面白さを知りました。

本当の歴史の授業は、1時限目にざっと太古から現代までのあらましを講義し、2時限目も繰り返し、3時限目から5時限目くらいまでかけてまたちょっと詳しくした全歴史の流れを講義し、それから時代ごとの詳しい流れを説いていく……そうあるべきだと、わが流派では教わります。
全体を摑んだうえで個々の歴史的事実やその訳などと教えていくべきなのです。はじめから細切れで教え、ただ覚えろというだけの教育は間違いですね。
そうしたまともな歴史の学び方、学ばせ方を研究することもしないで、サヨク日教組は自虐史観だけを押し付けようとします。アホ。

 指揮者小沢が下手なのは世界的に有名です。顔つきが下品ですね。
またどうぞ、ご感想を。
Posted by Mizuhorn様へ(ブログ筆者です) at 2016年03月16日 18:04
副島隆彦・・・。笑えますね。
Posted by エンヴェル・ホッジャ at 2016年03月16日 18:34
都築様

わざわざのご返答、ありがとうございます。恐縮しております。

いつもスマホ版を読ませて頂いていた為、お名前を明らかにしていらっしゃる事に気づいておりませんでした。
私の勝手な流儀ではありますが、mizuhornを改め、本名にての投稿をお許しください。

今では記事を読ませて頂くことが日課となりました。
思い出したところ、原田伊織さんの「明治維新という過ち―日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト」に関して調べていた時に、このブログにたどり着いて以来ですから、ほぼ一年になります。岡目八目様の言葉をお借りすれば、ものの見方を全く別の角度から開眼していただいたブログです。
並行して、2011年6月からの過去の記事も読ませて頂いております。ご事情がおありの様で、それ以前の記事が読めないのが残念です。

小澤征爾氏の棒の下手さが有名である事は、知りませんでした。正当(根拠については、また別の機会に。)な評価がある事に安心しました。また、顔つきの事も全くの同感です。

中野瑞穂
Posted by 中野瑞穂(mizuhorn) at 2016年03月18日 13:15
副島は嘘つきですものね。
尖閣諸島では、日本の巡視船が中国漁船をいじめている、日本が戦争を仕掛けていると、副島は言っていた。
ところが、2010年に中国漁船らしき工作船が海保に体当たりしてきた映像が流失され、いっぺんに日本国民が真実を知った。
副島は何も言わなくなった。すっとぼけたんです。
この一事だけでも、あいつが中国の工作員でしかないのが明らか。
Posted by かまやん at 2016年03月21日 19:58
かまやん様
コメントありがとうございます。
媚中副島は、大うそつきです。中共からカネをもらっているんでしょうね。
Posted by かまやん様へ(ブログ筆者です) at 2016年03月21日 21:01
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