2016年07月21日

イチロー選手の顔つきが卑しい


 イチロー選手がアメリカのメジャーで最多安打の記録を破ったと、大騒ぎになった。そんなことは野球のことだし、彼個人のことだからどうでもいい。
 野球に関しては技能が高い選手なんだろうし、努力の人なんだろうが、彼のヒットが内野安打ばかりで、いわば足で稼いだものだという印象がある。

 そもそもイチロー選手は好きではない。非常に天狗である。俺はすごいんだと顔で語っている。プロ野球に入って以降、ずっとチヤホヤされてきたし、周囲の記者はバカばっかりだし、ファンもどうせカネを運んで来る働き蟻みたいなものと思っているのだろう。
 だから、こんな連中に何を言ってもわかるはずがないと、軽蔑しているのがよくわかる。

 今度の記録達成のあとの記者会見でも、その生意気ぶりが際立っていた。こんな記録は自分のなかではたいしたことはないという口ぶりだった。それは結構だが、愛想がなさ過ぎる。イチローを応援してくれるファンがあって何億円も稼いできたのだから、いくらかはサービスがあってもいいと思うが、彼はそういう人間ではない。

 露骨に記者やファンをバカにした顔をする。野球もわからなにくせに、数字で騒ぐな、とイチローは思っているのだろう。
 記者やファンをバカにするのは分からないではないが、見ていて人を不愉快にするのはいただけないと私は思っている。いつも人を小馬鹿にした態度である。亡くなった落語の立川談志を思い出させる。

 しかし。日本ではスポーツ選手を高く評価しすぎる。なかんずく高校野球、高校サッカーから始まって、商業宣伝の材料なのであろうが…、選手は大人にチヤホヤされ、社会勉強も学業も疎かにするから、スポーツを引退したあとにどうしていいかわからず、博打に手をだしたり清原のように覚醒剤に手をだしたりする。イチローもしょせんはその仲間なのに、以下のエピソードはマユツバものだと思う。

 最多安打の記録を達成したときに、毎日新聞が侍ジャパンの監督をやっている小久保裕紀の感想を記事にしていた。
 小久保は現役のソフトバンクホークス時代にイチローから教えられたことを語っていた。
 小久保選手がプロ2年目に、ホームラン王のタイトル取ったあと、天狗になって練習に必死さがなくなり、スランプに陥った。
 3年目のオールスター前の練習中にランニングしながら小久保はイチローに話しかけたそうだ。

 「小久保:イチロー、モチベーション下がる事ないの?
 イチロー:野球ですか?
 小久保:そう。俺、去年ホームラン王がとれてしまったやろ。何かパ・リーグで一番になった事で、次の目標がはっきりしないのよ。
 イチロー:小久保さんは数字を残すために野球やってるんですか? 僕は野球を通じ、胸の奥にある石を磨き上げたいんです。数字だけ残ったって意味無いと思うんです。」

 小久保は自分より2歳年下の当時23歳のイチローの言葉に愕然としたそうだ。イチローは当時、3年連続首位打者に向け、驀進中だった。小久保は彼の言葉に、穴があったら入りたいと思ったという。小久保もなかなかの人格者だ。清原にもこれくらいの謙虚さがあれば、今ごろどこかの監督でもやっているだろうに。

 この、イチローが言った、数字を残すために野球をやっているのではないとの発言が、このたびの世界最多安打の記録のときにも語られたのであろう。ならばそう受け答えをすれば良かったのに、イチローは記者を小馬鹿にした態度だった。
 あの不貞腐れた態度では「野球を通じ、胸の奥にある石を磨き上げたい」との思いとは矛盾する。

 イチローは巨万の富を得た。得過ぎたのではないかと思う。言うではないか、「金持ちが天国に行くのは、ラクダが針の穴を通るより難しい」と。新約聖書の言葉である。人様が自分で稼いだカネをどう使おうと、口出しはしたくはないが、例えば何億円かを拉致被害者救出のために使ってくれと寄付するとか、何か日本国のために使ってくれとの気持ちがないのでは、「胸の奥にある石を磨く」ことなど不可能であろう。

 要するにアメリカに渡るのは、カネのためである。日本のプロ野球からあちらに渡る者はみんなそうだ。
 なので、私はどうしても心から「イチロー君、やったね」と喜べない。日ごろの彼の片言隻句の軽さ、傲慢さ、を聞くにつけ、しょせんは野球バカかの感想を禁じえない。つまり、やっぱり「野球を通じて」では「胸の奥にある石を磨く」こと、つまり魂は磨けないのであろう。

 せめて引退後に指導者になって、指導論を日本文化の高みを把持しつつ完成してくれたらと願うばかりだ。
 しかしあの態度では、いくら教える中身があっても、後輩の選手は言うことをきくまい。




posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☀| Comment(2) | エッセイ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
目の吊り上がり方が、ゴアやボノの様になってきていると、最近のTV画像で私も感じています。

マーリンズでプレーしているのも代打がメインですし3000本までの場を提供されているのですが、本人にその謙虚さが感じられません。

イチロー選手については別に好きでも嫌いでもなく、実際どうでもよいのですけれども、稼いだものはある程度社会還元するか、後進の育成やサッカー人気に傾く国内の動向に対して野球振興に尽くすなどしてもらいたいものです。

(私は野球好きでもありませんけれども・・・というより、好きなスポーツというものは特にありませんが、強いて言うならば車好きですので、モータースポーツか・・・ドライバーよりメカ趣味です。)

Posted by B4 at 2016年07月21日 18:10
B4様
コメントありがとうございます。
クルマがお好きですか。いいですね。
Posted by B4様へ(ブログ筆者です) at 2016年07月22日 15:23
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