2016年07月30日

軍隊は国民の芯(2/2)


《2》
 世論やら護憲派サヨクやらが、自衛隊は軍隊じゃない、専守防衛だとか抜かして、戦争ができないようにしてある。あれもこれも、みんな支那や南北朝鮮の指示命令で護憲派が動くからだ。
 私は陸自の富士火力演習にも行ったことがあるし、海自の相模湾での観艦式にも行ったことがあるが、まさに形ばかりは軍隊だが、隊員が軍隊の顔をしていない。

 旧軍のシャキッとした若者の顔などどこにもない。以前、クルマを運転してあるサービスエリアに休憩に入ったことがあるが、防衛大学校の生徒たちがバスから降りてくるのにぶつかったことがあった。えっ、これが防大生だって? と仰天したものだった。全員がズンだれていて、箸にも棒にもかからない偏差値の子が行く専門学校の生徒のようだった。魂が抜けている顔だった。

 陸自では先に言ったように銃を持たせても、口で「パーン」と撃った真似をさせているし、弾薬を目一杯詰めると反動で痛いから炸薬を減らすって…それでは、軍人・兵隊の顔になれといっても無理である。これではいくら9条をなくしても自衛隊は戦えないから、サヨク諸君は安心したまえ。
 米軍軍楽隊より実弾訓練をやっていない陸自隊員がいる国の、どこが軍国主義なんだ?
 でも、それでいいの?
 
 しかし、日本にはまだ武士や旧軍の伝統があった過去があって、こんなテイタラクであっても、支那や韓国軍、北朝鮮軍に比べればまだましなのだから、つくづくアジア人はヘタレで、凶暴な白人に負けるわけだと思う。

 わが国ではまさに机上の空論しかしておらず、国防というと法律の話ばかりになる。誰も隊員一人当たりの実弾訓練の弾数のことも、銃の口径のことも、予算のことも、隊員の顔つきのことも問題にした試しがない。
 
 まして戦略、戦術論など、まったく具体に根ざさないアホばかり。そもそも「専守防衛」なる言葉はいかさまである。政治家と木っ端役人それにマスゴミ記者の勝手な造語でしかない。北朝鮮なり韓国なりが、日本に向けてミサイルを発射したら、もう防ぎようがない。昔で言えば爆撃機から爆弾が落とされてから、その爆弾を射撃して無害にすることはできなかった。爆撃機を撃ち落とすか、敵基地を叩くかしか戦術はあり得ない。

 敵が攻めて来ると察知したら、ただちに先制攻撃を見舞わなければやられてしまう。だから「専守防衛」はまったく成り立たない。しかるに国会では保守もサヨクも官僚も、「専守防衛」とお題目を並べて平気でいる。こんな珍妙なやりとりはないんだよ、サヨク諸君。
 戦争反対を言う前に、このおぞましい実態をちゃんと認識しなさいよ。

 だから、まともな軍隊を持たないかぎり、誰も軍事を真正面から語れない。まともな軍隊がないから、こういうイカサマがまかり通る。国民に芯が欠落する。
 たびたび言うように、丸元淑生が言った「鰹節に見えさえすれば鰹節とする思想」であって、専守防衛でことはおさまると思えば国防とする思想である。
 芯がないから、トランプかヒラリーかで占ったりしている能天気。トランプが大統領になったらどう戦うか、ヒラリーならどう戦うか、どう勝つかをまったく考えない。先様次第でおっとりしている。

 せっかくのチャンスを、「どうなるか」でボーッとしている。なぜ「どうするか」にならないのか。芯がないからだ。9条があるから平和になっていると思う、その怠けぶり。どうしたら今後も戦争しないでいけるかを考えない。
 日本がファイティングポーズをとらないから、支那も南北朝鮮もひた押しに攻めてきているではないか。なのに、その現実を見たくないのは芯がないからだ。

 倉山満は顔つきがよろしくなくて嫌いなのだが、日下公人との対談では面白いことを言っていた。
 トランプに呼応して日本が防衛費を5兆円増やせば、増税しなければならず、国民には「茨の道」になるだろう。だがヒラリーが大統領になれば、あの女は支那と組むだろうし、ウォール街の回し者だから日本は相変わらず奴らにカネを奪われる「地獄」が続くだろう。

 「茨の道」を選ぶか、「地獄」を選ぶかというなら、「茨」のほうでしょ、と言っていた。そのとおりだ。どちらの道も暮らしは変わらずに苦しいかもしれないが、自主防衛軍を設置すれば、北に拉致された同胞も帰ってくるし、竹島も北方四島も返ってくる、支那海軍は尖閣諸島から手をひくだろう。
 しかも国民の精神に芯が通るのである。

 何度も本ブログでしたためてきたが、古来戦史に見るごとくに、
戦乱で生き死にの瀬戸際に立たされ、乗り越えた民族は、魂に芯ができる。源平騒乱のあと、南北朝のあと、戦国時代のあと、幕末のあとなどに、日本人は文化を見事に飛躍させてきたのであって、ただ平和なら文化が盛んになるものではない。

 映画『第三の男』の有名なセリフがある。
 「イタリアではボルジア家が30年間圧政と戦争に明け暮れたが、ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチのルネッサンスを生んだ。スイスの500年のデモクラシーと平和は何を生んだ? 鳩時計さ」。
 原作はグレアム・グリーンで、小説家なので、それ以上の歴史の論理構造にまでは踏み込めなかった。
 世界中の人々の胸に突き刺さった言葉だったのに、日本のサヨクは「ハト時計でいいじゃないか」と言うわけだ。

 先の参院選前に日本記者クラブで党首討論があったが、そのなかで共産党の志位和夫は、「自衛隊は憲法違反の組織だ」と断言した。
 「この問題を解消するには将来の展望として、国民の合意で段階的に自衛隊の解消を図っていくことを提唱している。そして大事なことは、今問われているのは、自衛隊をなくすかどうかじゃない。自衛隊を海外の戦争に出していいかどうかだ。専守防衛の志を持った自衛官、あるいは被災地で頑張っている自衛官。これを殺し殺される戦場に投入していいのか。これが問われている。これはだめですよということで野党は結束しているわけだ。」

 志位の顔つきはむくんだ大福みたいで、たぶん精神異常を孕んでいると思う。言っていることが支離滅裂だ。「この問題を解消するには」って…、そんなことを愚劣にも「問題」にしたいのは共産党だけ。憲法違反ならどうして憲法をまともにしようとしないのか、わけがわからない。
 先にも言ったが、「専守防衛」は絵空事なのである。共産党は専守防衛の自衛隊すら解消しろというのが党是なのだから、あとの議論はすべてイカサマである。

 自衛隊をなくして、ではどうやって国民を護るんだ? それも言わないで、「戦争はいやよ」で、納得する奴は狂人だ。それを共産党に問うメディアの記者がいないのは、どいつもこいつも芯が欠落しているからである。

 サヨク・リベラル派は、国を護るといって自衛隊を充実させたり国軍にしたり9条をなくせば、きっと自衛隊は戦争に出て行って殺し殺されるようになるから反対だと言う。
 実際、沖縄では米軍海兵隊基地があるから、女性の強姦殺人が起きると超飛躍した屁理屈まで言う。
 こんなムチャクチャな話があるか。

 ならば、交通事故が起きるのは道路があるからだ、クルマがあるからだ、事故をなくすにはどちらもなくせというのか。
 川が大雨で氾濫するのは川があるからだから、川をなくせというのと同じ。
 食中毒になるのは、飯を喰うからだから、飯を喰うのをやめればいい、というのか。

 こんな小学生でもわかる論理が、9条死守派には理解できないアタマなのである。
 



posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☀| Comment(2) | エッセイ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
自衛隊の実弾訓練の実相、はじめて知りました。
これでは、空手の組手もやらずにDVD映像だけ見て戦えると思うようなもんですね。
Posted by 青シャツ at 2016年07月30日 14:36
嘘つきや凶暴な人がこの世界からいなくならない限り、戦争は無くならないでしょう。その為にも戦う力は必要だと私も思います。
Posted by たていと at 2016年08月01日 12:26
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