2016年08月08日

バングラデシュ事件に垣間見える日本の無策


 7月1日夜(日本時間2日未明)、バングラデシュの首都ダッカで武装集団がレストランを襲撃、警官隊と銃撃戦となった。武装集団は外国人客らを人質にとって店内に立てこもったが、発生から約10時間後、治安部隊が突入し、現場を制圧した。人質20人が死亡。死亡者のうち男性5人、女性2人の計7人が日本人だった。

 思い出すのは、1996年の在ペルー日本大使公邸占拠事件。あるいは古くは支那の通州事件、斉南事件などがあり、1920年にはニコラエフスクで700人の邦人老若男女が共産ゲリラに虐殺された(尼港事件)。終戦直後の、満州や朝鮮におけるソ連兵と朝鮮人による強姦虐殺も加えるべきだろうし。

 今回のバングラデシュ事件では、日本のマスゴミも政府も及び腰で、テロ一般を非難しているだけのように見える。犯人グループの残忍性などは強くは言わずに、イスラムが誤解されると困るみたいなほうへ話を誘導しているかのようでさえある。貧しいけれど、本来は穏やかで親日的なんだが、一部に跳ねっ返りがいた、とする論調でサヨクマスゴミは報じる。そんなバカな…。

 加えて政府は警察に指示して、事件を殺人事件として捜査する、と言いだした。捜査? 外国の事件に対して何を言っているのか。捜査なんかさせてくれない。
 本当は警察ではなく、軍レベルでなんらかのメッセージを発信すべきである。当然、ODAなど支援は撤収すべきである。
 政府がそうした断固たる姿勢を打ち出さないから、日本人は能天気なまま、どこの国も良い人ばかりいると勘違いする。

 どうも共通して言えるのは、日本軍が行なったと称される「蛮行」はやたらと大げさに書き立てるわが国の歴史研究者、歴史教科書、新聞も、かつての通州事件、尼港事件といった大虐殺についてはまったく語らず、しらばっくれて日本人の記憶から消してしまおうとしている。奴らは古くはコミンテルンからの指示をそのまま受け入れているアホだ。

 どうしても日本人を悪者にしたいと考えている連中にとっては、他の民族の蛮行は日本人に知られたら困るかららしい。
 北朝鮮による拉致も、左翼マスゴミやサヨク評論家は話題にもしない。

 話を戻して、ダッカの事件では日本人が人質に取られた段階で、政府に情報が来ていた。青山繁晴氏によると、政府から氏に意見を聞きたいと連絡があったそうだ。
 「バングラデシュ政府はどう出るか?」との問いに、青山氏はバングラデシュ軍はただちに強行突入するから交渉の余地はない、と答えたそうだ。

 その判断の理由はペルー日本大使公邸占拠事件に遡る。あの事件で、世界中が日本人を人質にしたら、日本は何もしようとしないことを知ったのだ、と。
 だからバングラデシュ政府は、日本の回答なんかを待っていたら埒が明かないというか、先伸ばししてくれと言うだけだと踏んでいたから、独自に強行救出に踏み切ったのだ。

 ペルー事件のとき、当時の橋本龍太郎総理は、ペルー政府に対して、とにかく穏やかにしてくれ、先に引き延ばしてくれ、としか言わない。フジモリ大統領は、ここまで日本が「引き延ばしてくれ」と言うからには、日本から自衛隊を連れてくるものと思ったそうだ。少なくとも警察の特殊部隊は最低限来るにちがいないと思った。それがまともな判断である。

 ところが日本側には何の方針もなく、ただただ話し合いで解決してくれ、引き延ばせ引き延ばせばっかりだった。主体性ゼロ。闘魂ゼロ。解決能力ゼロ。
 ペルー事件で世界が学んだのは、日本人が人質になっていたら、さっさと強行突入しないと、日本政府が間に入って「とにかく何もしてくれるな」ばっかりになる。
 それだから、今度の場合もバングラデシュ政府は、日本政府に見解を聴く間もなく強行作戦を行なったのだ。

 こんな恥さらしはない。橋本龍太郎もクズだったが、橋本だけの責任ではない。日本中が憲法9条が大事と言って、内に閉じこもり、戦争は嫌だと言っていれば、こういう無惨な人質事件が続くのである。
 仮に今度のバングラデシュのような人質立て篭り事件が日本国内で起きたらどうなっているだろうか。

 警察の特殊部隊が対応するのだろうが、強行突入は果たしてできるだろうか。必ずサヨクと反日マスゴミが強行突入に反対する。先延ばしして交渉を続けろと言うだろう。何カ月も。ペルーのときのように。それでまた日本は世界に恥をさらす。
 もし、日本でイスラムや韓国特殊部隊が日本であのようなテロを起こしたら、自衛隊はもし目の前にテロリストがいても、何もできないのである。

 それは闘ってよいとする法律がないからだ。憲法9条も、交戦権は認めないと明記してあるのだから、自衛隊がやむにやまれず犯人側と交戦したら、それは犯罪にされてしまう。
 それが立憲主義だと、サヨクの破廉恥漢どもは言う。
 9条を守れとほざくオバカどもが、9条を廃止したらアメリカの戦争に付き合わされるからとのふざけた理由で妨害してきた。そのために、人質は無惨に殺されるだけである。あるいは国ごとテロリストに降伏するのだ。

 バングラデシュの事件は、目の前で罪もない同胞がテロリストの手にかかって惨殺されたのだから、後生大事に9条を押し頂いているとこれから大変なことになると教えてくれているのだ。
 ところが護憲派どもは、それでもなお事件は、イスラムテロリストの犯行にみせかけて、きっと裏で安倍がカネを出して雇って、日本人を殺させ、「ほらだから、安保が大事」とするキャンペーンを張って、改憲に突っ走るためだ、と言うんだろうねえ。

 バングラデシュの事件は、もし日本が普通の国で9条なんかなくて、常に戦争のリスクに備える覚悟があったなら、何人かは助かったかもしれない。テロのリスクがある国で、あまりにも能天気に過ごしていたから犠牲になった。
 あの場合、テロリストに襲撃されたら、瞬時に現場から逃げていれば助かった者も出たのではないか。ただ呆然、なされるがままで、「日本人だ、撃たないでくれ」と泣訴したというから、あまりに悲しい。

 こうなったのは、9条のせいである。自分のほうが敵意もなく武器も持たなければ攻撃されないと思い込んでいたとしか思えない。
 「憲法第9条を守っていれば他国は攻めてこない」という盲目的な信仰を、戦後教えられてきて、それをずっと鵜呑みにする奴は病気である。教えたほうも悪いが、欺瞞に気づけないほうがもっと悪い。こんな愚劣な信仰を広め、保持してきたサヨクマスゴミの責任は重大である。

 武器を携行しろとは言えないが、いつでもテロに巻き込まれる可能性があるという過ごし方はできたはずなのだ。それを朝日新聞などの反日サヨクマスゴミは、わざと隠してきた。
 アフガンで井戸を掘ったりした中村哲なるご仁を聖人扱いして、国民は善良で親日だなどと嘘を言う。貧乏人ほどタチが悪く互いに盗み合っていることぐいらい常識でなければならないのに。

 例えば女性ならいつでも走って逃げられるようハイヒールは履かないとか、一人でレストランに行かないとか、トイレに行くときは複数人で行くとか。
 日本人だけが、世界の恐ろしさを知らない。9条があれば安全だと、とんでもない妄想に凝り固まっている。

 ご存知だろうが、日本では年間で8万から10万の人が失踪者となって行方不明である。何度も書くが映画『96時間』をぜひご覧になってほしい。まさかパリで? 堂々娘が誘拐される話である。
 東京も大阪も、危ないのだ。





posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☀| Comment(4) | エッセイ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
国家公務員法から考えても公務員以外の国民の命と公務員全体の利益を天秤にかければ、海外に行った個人が日本政府に守られないのは当然ですね。だからこそ責任をたらい回しする時間稼ぎが必要なのでしょう。
国内で誘拐された人だって自衛隊は助けに行かないのが現実ですから、日本国民を守る為の組織を新たに作る必要があると私は思います。
Posted by たていと at 2016年08月09日 11:11
斉南事件について触れておられます。1928年山東省で発生したものを指していらっしゃるのでしょうが、これは通州事件や尼港事件のように日本人が一方的に惨殺されたという分類になるでしょうか?私の把握している数字では日本側の死者14名、中華民国側は3千名以上となっています。
Posted by ワジル=アクバル at 2016年08月09日 19:47
ワジル=アクバル様
あなたの情報は、wikipedia から得たものでしょうか。
wikipediaは嘘が多いですよ。
斉南事件は、蒋介石軍が一方的に日本人居住地区を襲った卑劣な行為です。日本軍は守ろうとしただけ。
悪いのはいつだって支那人です。
Posted by ワジル=アクバル様へ(ブログ筆者です) at 2016年08月10日 13:03
私もあの後調べてみました。中華民国側が仕掛けたという見方もあるようですね。勉強不足でコメントしたことを深くお詫びします。
Posted by ワジル=アクバル at 2016年08月10日 18:25
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。