2016年09月08日

ドゥテルテ大統領の“英断”


 フィリピンのドゥテルテ大統領がASEANの会議のときに、アメリカのオバマ大統領を「クソ野郎」と口汚く罵倒して、予定されていた米比首脳会談がお流れになった。アメリカ側が激怒したらしい。感情のままに大統領が相手国の大統領を罵倒するとは、あきれた所業であるが、内心は「いいぞ、そのとおり!」と声をかけたい気分にさせられるのは、困ったものだ。

 アメリカはあまりに身勝手で、悪なのだから。しかし、相手国をそういう罵倒したら、それはアメリカ国民全部を敵に回すこととなり、昔なら戦争起きたかもしれない。

 さて。8月21日のニュース。
 
 フィリピンのドゥテルテ大統領は21日未明に記者会見し、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)が、警官による麻薬犯罪容疑者の殺害が同国で激増していると非難したことに「無礼だ。内政干渉だ」と反論、「国連脱退も検討しなくてはならない」と述べた。

 「国連はフィリピンに一体どんな良いことをしてくれたのだ。中国などと別の国際組織をつくってやる」とも発言。フィリピンは台風などの自然災害時に限らず、平時にも国連をはじめとする国際機関から多大な支援を受けている。これを無視するような発言で、見識を疑う声が出そうだ。

 ドゥテルテ氏は長く市長を務めた南部ダバオの治安を劇的に改善したが、強権的手法への批判も根強い。5月の大統領選で勝利後も、容疑者が抵抗したら迷わず射殺するよう警官に呼び掛けており、就任翌日の7月1日〜8月18日に665人が殺害された。(共同通信)

 フィリピンの新大統領の治安に対する強権的施策は、実のところ評価するのは悩ましい。フィリピンの「トランプ」とも言われて、アメリカ大統領候補トランプと良く似ていて、平気で“暴言”を吐く。だが、大衆の本音は代表しており、支持を集める。
 そして実際にフィリピンは、治安が劇的に改善しつつある。

 犯罪者を正規の裁判にも掛けずに、片端から逮捕し射殺してしまうのは、当然、法治主義の立場からは認められまい。しかし、これまでそれをやってきて、フィリピンは治安は悪いまま、政府も警察も無策であった。

 ドゥテルテ大統領が国連を「国連はフィリピンに一体どんな良いことをしてくれたのだ」と罵るのは、正論であって、治安維持や犯罪撲滅には国連はいっさい手を貸さなかった。共同通信が知ったかぶりで、「自然災害時に限らず、国際機関から多大な支援を受けている」と嗜めるのはスジが違う。そんなキレイ事ではない。
 国連が世界に散らばるマフィアなど犯罪組織に対しては無策どころか、きっと影では利用しているはずで、それを共同通信は無視しているのは、卑怯である。

 フィリピンには荒治療は必要であろう。荒治療の遂行のためには、独裁的な大統領が、法律を乗り越えて犯罪組織と戦う以外に手はあるまい。
 日本でも、朝鮮人が支配する広域暴力団には手をこまねいているだけだし、あろうことか政治家は暴力団からも支援を受けているから、取り締まりなんかできない。

 だから日本でも、家田荘子(ノンフィクション作家)のごとく、暴力団にもココロがあるんだ、人権もあるんだと、馬鹿げた贔屓をやってのけるご仁もいて、結局、有効な手が打てない。
 日弁連も厳罰化に反対するから、世の中は歪んだままだ。
 以前にも述べたが、覚醒剤を売ったり、楽しんだりした人間は、死刑にするしか、撲滅の道はない。刑が軽いと思えばこそ、裏社会に手を染めるものがあとを絶たない。

 フィリピンのように、警官が容疑者と見たら殺してしまうのはやり過ぎだろうが、日本では刑罰をもっと厳しくすべきなのである。シンガポールは麻薬に関わったら死刑である。それでいいのではないか。

 私がフィリピン人なら、ドゥテルテ大統領の方針を支持する。
 加えて、ドゥテルテが「国連脱退も検討する」と発言したことも、大いに結構である。日本も、国連が「クマラスワミ報告」とかで、旧日本軍が朝鮮女を拉致して性奴隷にしたなどと、嘘を言って日本を侮辱するなら、「脱退するぞ」と言ってやればいいのだ。

 話は代わるけれど、ご存じのように「フィリピン」という名称は、スペイン国王のフィリペ2世の名から取られたものである。1527年から1598年の生涯で、スペイン帝国の絶頂期だった。フィリピンはおぞましい鬼畜スペインよって蹂躙された過去があるのだ。それがわかっているなら、ドゥテルテ君、まずは国名を変えたらいかがだろうか。いつまでも屈辱の歴史をいだいている必要もなかろうに。

 さらについでに言えば、フィリペ2世と対等に渡り合ったのが豊臣秀吉であった。秀吉はこの鬼畜が送り込んで来た宣教師を放逐し、国内のキリシタンを撲滅した。戦国大名どもが「キリシタン大名」とごまかしつつ、日本の娘を奴隷として差し出して、火薬を手にいれる非道を阻止した偉人である。ドゥテルテ君、秀吉に倣って、アジア人の誇りを取り戻してくれ。

(※ 本稿をアップしたあと、虎ノ門ニュースで青山繁晴氏の木曜日の解説を聞くと、ドゥテルテは、アメリカと仲が悪いようにみせかけて、習近平のおべんちゃらを言うためだったろうと言うのである。ドゥテルテはもう支那の経済協力を受けると決めているから、オバマを罵倒してみせて、習近平に取り入ろうとしたのでは、とアメリカも分析しているそうだ。
 なんだそういうことか。)

(※ さらに追加。「世界の裏側ニュース」によりますと「ドゥテルテ大統領が「putangina」と発言したのはオバマ大統領に対するものではなく、ドゥテルテ大統領に「質問や発言を投げかけただけ」のレポーターに向けられたものだったそうです。)
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-12198826890.html





posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☀| Comment(0) | エッセイ | 更新情報をチェックする
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