2017年01月05日

中共人民解放軍は弱い 再び


 某日、ある酒席で友人とやや論争になった。友人は近いうちに支那軍が日本を攻撃してくると断言するのだ。私は危険性が全くないではないが、ほとんど攻撃(戦争)はできないと言った。
 友人は、ミサイルはボタン一つで済むのだから、支那がその気になれば核を搭載したミサイルを飛ばして来る、それで日本は降伏すると言うのである

 どうも、支那の軍隊の実情をご存じないようであった。新聞やテレビのテキトーな記事では真実は見えない。
 南支那海の岩礁を埋め立てて、滑走路は造ったものの、あの岩礁はサンゴ礁であるから、多少土砂を運んで埋めても、地盤が弱過ぎて旅客機や輸送機は離着陸は不可能だ。
 日本のマスゴミはそういう調べもしないで、脅威だと騒ぐ。すべて見てくればかりが支那人である。

 支那の軍隊が弱いことはこれまでにも何度か書いてきた。中共軍は、ヴェトナムやフィリピンといった軍事力の弱いところへは軍隊を押し出せるが、アメリカや日本、ロシアには手が出せない。その2流のヴェトナム軍にさえ惨敗した。

 日本へは尖閣諸島で、特殊部隊を偽造漁民にして上陸させてくるかもしれないが、戦争状態にはできない。
 小競り合いはやりたいだろう。それで領土問題が二国間にあると認めさせたいからである。あるいは総額100兆円になるらしい海底油田の利権を奪いたいのだ。

 中共はさまざまに武器は持っていても、運用する実力がない。メンテナンスの実力も乏しい。軍としての組織力がお粗末である。これを習近平は改革しようとしているが、習自身に実力も人望もないなかでは遅々として進まない。

 例えば海軍だと、3つの艦隊に分かれている。北海艦隊、東海艦隊、南海艦隊だが、互いに連絡がなく、統一した海軍組織になっていないばかりか、ケンカをしている。南支那海で岩礁を埋め立てて基地にしちゃったのは、南海艦隊の独断専行で、東海艦隊が日本の尖閣諸島で注目を浴びているのに嫉妬して、俺たちも一つ派手な仕事をしたいとおっぱじめたのである。

 そればかりか、同じ艦隊のなかでも、艦種が違う軍艦とは共同訓練をやったことがない(最近やっと始めた)。例えば、イージス艦とフリゲート艦と潜水艦と、というように能力の違う艦種がそれぞれの役割を果たしつつ、互いを守り、共同作戦を行なえるのが、アメリカ、日本、インドなどの海軍であるのに、それが出来ない。それではまずいと習近平は焦るがなかなか改善できない。縄張りが大事なのである。

 陸海空いずれもそうだが、個々の兵器とか艦船の能力ではなく、複数の艦艇、艦隊群の機動的運用ができるかどうかなのである。
 中共はロシアとウクライナを騙してスクラップにするはずの空母を買い取り、ハリボテの空母にしたが、大東亜戦争のころからそうだが、空母は単独では運用できないものであって、必ず艦隊で行動する。

 そのために重要なことが、指揮通信情報システムとオペレーション能力である。これがアメリカや日本は優秀だが、中共は覚束ないのである。中共海軍は艦船がバラバラに動くしかない。
 とてもじゃないが、ミサイルはボタン一つ押せば済むと言えるシロモノではない。

 朝鮮戦争を扱った韓国の映画、『戦友』や『ブラザーフッド』を見ると、中共の人海戦術の様子がよくわかる。
 中共軍は数を頼んで歩兵にドッと突撃させる。普通の戦場なら、中隊同士の戦闘、あるいは大きくても大隊同士の戦闘となるわけで、兵力もそう差はなく、指揮次第、闘魂次第で勝敗が決まって来るものだが、中共の「義勇軍」というやつはそんなレベルではない。

 戦場で100人単位でにらみ合っているようなところへ、一気に何十万の兵隊を突撃させる。ろくに武器を持っていなくても構わない。これでは韓国軍、米軍はいくら砲撃量が多かろうが精度が高かろうが、何十万の歩兵の突撃を食い止めるすべがなくなる。
 中共軍は兵士の損耗を全然考えない。例えばある基地を攻撃するのに、何十万の兵隊がほとんど殺されたとしても、しゃにむに数を頼んで最後は数人でも残った兵士が連合軍を撤退させればいいのだ。

 100人しかいない部隊で、弾薬も揃っていても、何十万の突撃には耐えきれない。そうやって朝鮮戦争では中共が敗戦直前の北朝鮮を持ち直したのである。
 作戦もなにもない。普通は自軍の損耗が出ないように作戦を立てるものを、中共は気にしない。

 これは独ソ戦でソ連軍が取った戦術である。スターリンが人海戦術を考え実行させた。ソ連軍は勝つには勝ったが、ドイツ軍より兵員の死者が多かった。兵隊の命が圧倒的に軽い。毛沢東はそれを真似た。そもそも中共軍つまり人民解放軍は共産党の軍事組織であって、国家の軍隊ではないから、自国民が死ぬのは気にしないのだ。

 こういう考えだから、伝統的に指揮通信情報システムやオペレーション能力は蔑ろ。ソ連もそうだったが、中共にも自由がない。自由がないところでは技術革新が結局できない。自由主義国に負ける。

 中共は文化大革命のときに、毛沢東の鶴の一声で士官学校を廃止した。軍隊のなかに階級を設けるな、と。軍隊の幹部は忠誠心のある兵隊から昇進させればよく、学校を出たからといって幹部にしてはならぬ、と厳命した。今は士官学校は復活しているが、15年間も幹部を要請する空白期間ができてしまった。

 現在の将官クラスの大半はこの幹部、指揮官としての基礎訓練を受けていない。
 自衛官の幹部クラスはみんな英語が話せる。それはアメリカ軍に組み入れられているせいではあるが、同盟国なのだからそうでないとスムースな連絡がとれない。しかし中共軍は英語がしゃべれる将官はほとんどいない。通訳付きでやっている。

 中共軍はそれどころか、地方によって北京語、広東語など全く通じないから、軍隊のなかでも命令が簡単には伝わらない。
 士官学校は復活したが、アメリカならアナポリスの海軍兵学校、自衛隊なら江田島の兵学校があって、国に1つの統率が取れる。言語も統一される。だが、中共はいくつも勝手に士官学校があって、バラバラ。言葉も通じない。

 中越戦争では、中共軍はヴェトナムに60万の陸軍を投入したが、装備の劣るヴェトナム軍に惨敗した。敗因は言葉にあった。部隊内で話が通じないのだ。
 朝鮮戦争でも言葉が通じなくても、兵隊が大量に死ぬことも厭わず人海戦術で突撃させれば良かったのとなんの進歩もなかった。
 中共指導部はなんとかしたいようだが、一朝一夕に支那人のデタラメな性格は変わらない。




posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☀| Comment(3) | エッセイ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
中国人は、国家が国民を守ってくれたことが無いので、お国のためには戦いません。
だから、兵隊が弱いのは、当然ですね。

それに比べると、韓国軍は人間性が、残酷なせいか、恐ろしげですね。ベトナムでとんでもないことをしてきたようですね。

私も、中国脅威論には賛成しません。
国家も隣人も信用できない人々には、団結して戦うことなんかできないんです。
Posted by 神戸だいすき at 2017年01月06日 17:09
神戸だいすき様
明けましておめでとうございます。
いつもコメントありがとうございます。本年もどうぞよろしく。
残酷なのは、支那人も同じですよね。
Posted by 神戸だいすき様へ(ブログ筆者です) at 2017年01月07日 12:05
中国人の残酷さは、人でも食っちゃう、大陸的な残酷さ。
韓国人の残酷さは、かっとなったら、何をするかわからない残酷さって感じがします・・・・
Posted by 神戸だいすき at 2017年01月07日 17:11
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