2017年01月06日

シャンプーの害と「量質転化」


 ボルネオとかインドネシアとか、都会ではなく森林地帯で暮らしているような人たちは誰もが、映像で見ると髪の毛が黒々としている。
 彼らは、昔からシャンプーやリンスを使って髪を洗ったことなどない。たぶん石鹸も使わないだろう。なのに、黒髪ふさふさなのである。

 カツラを製造しているメーカーは、昔は女の人の長い髪の毛を買って加工していたようだが、日本女性の髪は使えないとして、南方の女性の髪を輸入していると聞いたことがある。
 なぜ日本女性の髪の毛がダメかというと、長年シャンプーで洗髪しているし、染めているから、非常に質が悪くカツラにはならないそうだ。

 日本の女性は、シャンプーにリンス、トリートメントなどを使って、懸命に髪のダメージをなくそうと努めているようだが、やればやるほど悪循環に陥り、洗剤メーカーの思う壷になる。
 しかもよせばいいのに、本来の黒髪を嫌って、西洋人の真似をしたがって茶髪に染め、いよいよ髪を傷め付ける。

 もっとも最近はテレビでカツラのCMを見ると、人の髪の毛を原料にしているとは思えない。翁長沖縄県知事のカツラなんぞは、見るからにみっともなく、化学的繊維の毛髪であろう。
 シャンプーを使わない南方の人の黒髪は、ツヤがあって健康そうに見える。

 私は以前にも書いたことがあるが、洗髪にシャンプーは使わない。ゾッとする。床屋に行くとシャンプーでしかも頭皮を徹底してマッサージしながら洗髪してくれるので困惑する。
 床屋は調髪が済んだ後、頭にヘアトニックか何か付けますか? とサービスで尋ねてくるが、断固として断っている。
 いきつけの床屋の理髪師が禿げているのが笑える。

 私はもっぱら竹の粉を頭に振りかけてパラパラと落としながらこするのと、お湯で流すだけ。せいぜい週に1回、石鹸で洗うくらい。その石鹸はシャボン玉石鹸を使う。

 長髪に出来ないことはないが、三十代で空手をやるようになって、短髪に変えた。おかげでヘアドライヤーも使ったことがない。ドライヤーは頭皮の皮脂を剥がしてしまう。
 髪を流す湯は浴槽のを使い、シャワーではない。浴槽の湯は一工夫してあって、水道水で沸かしてから、ビタミンCの粉末を茶さじ1杯入れて、瞬時に塩素を中和させている。
 だから髪を塩素で傷めることがない。

 私は若いころから、男が若くても禿げている人を見るにつけ、食事が悪かったり睡眠の取り方が悪いせいだろうと思っていた。
 世間に出回る育毛剤はイカサマにちがいないと。育毛剤は効かない、あるいは気休め、そういう評判があったからだ。頭皮に薬をつけても効果はない、という事実は、つまり体全体の健康状態の悪さが頭髪の悪さになって現れると思っていた。

 今は竹の粉を主力にしているが、ひところは粗塩で洗っていた。これも天然由来の洗髪料というべきであろう。ほかには米ぬかとかもある。サイカチやムクロジの実を水に入れて泡立てて洗っていた。
 昔の人は米や麦を粉にして髪にまぶして梳くとか。米のとぎ汁で洗っていた。
 宮廷の女性の洗髪は年に1度くらい。

 江戸時代になると月に一回くらい。このころはフノリ(海藻)、うどん粉、卵白であったとか。
 それだから、髪が洗い過ぎや化学物質で痛むことがなかった。
 皮脂こそ天然の潤いだということを聞いていたから、私はシャンプーも何も使わないできた。

 天然素材と言っても、商品になったときには添加物がごまんとぶち込まれ人工的なものとなっていて、天然素材そのものではない。どうしても天然と言いたければ、江戸や明治のころの洗髪の仕方に戻るよりない。最近の日本人はどうも「天然」という言葉に弱くコロッと騙される。天然素材のシャンプーであっても、アレルギー物質は入っているらしい。

 私はそういうものにも騙されない。おかげで洗髪に関しては調髪料だのなんだのでカネを使わずに済んだ。
 それで最近、藤田紘一郎氏の『55歳のハゲた私が76歳でフサフサになった理由』(青萠社刊)の広告が目に止まったので、読んでみた。私自身が今後ハゲないために勉強しようと。
 たしかに本の表紙にある藤田氏の写真を見ると、55歳より今のほうが髪は黒々である。

 藤田さんは腸の健康をずっと主張してこられた方で、何冊か私は読んでいる。今回も黒髪のためには、腸の健康を保つことが書かれている。
 冒頭に書いたボルネオやインドネシアなどの原住民の髪が黒々としていて、健康そのものなのは、日本人よりずっと健康な暮らし方をしているからであると藤田氏は説いている。

 変なシャンプーでは洗わないし、調髪料は付けないし、石鹸すら使わず、水浴びだけ。それが理想なのだ。しかも彼らは民族で伝承されてきた自然に近い食事をとっているから腸内環境も優れている。
 
 この本には多くの科学的アドバイスがある。薄毛でお悩みの方、興味がある方は読まれるといいと思う。あれこれ紹介するのはちょっとしんどいから、一つだけ紹介する。
 どうしてもシャンプーを使うのなら、というアドバイスである。

     *     *

 私はフサフサの髪をきれいに整えるために油を使っているので、数日に1度はシャンプーを使います。「なんだ、シャンプーを使うんじゃないか」と思われたでしょうが、でも、私が1回に使う量は、1〜2滴です。髪につけた油を落とせばよいだけなので、1〜2滴で十分なのです。

 使用するシャンプーは、なんでもよいことにしています。数日に1度、1〜2滴しか使わないのですから、わざわざ高価なものを買ったりはしません。
 ただし、シャンプーは手で泡立ててから髪につけるようにし、泡で頭皮マッサージをするなどといった恐ろしいことはしません。なるべく頭皮につかないように気をつけながら、サッと髪を洗うだけです。

 そして、頭皮にシャンプー剤が残らないように5分間以上かけてぬるま湯でしっかり洗い流します。ラウレス硫酸ナトリウムは、1分間シャワーですすいでも、使用した量の20%が髪と頭皮に残ってしまうというデータもあります。たかが1〜2滴とはいえ、シャンプー剤が髪や頭皮につくと、洗い流すのには時間がかかるのです。

 また、シャンプー剤にこだわりはありませんが、同じものを連続して使わないようにしています。同じシャンプーを使い続けていると、同一の成分を長期間、頭皮に続けることになるからです。シャンプーの成分の中に、万が一、体質に適さないものがあったとしても、商品をかえることで、そのリスクを回避できるでしょう。

 なお、「天然」「無添加」をうたうものも使いません。貧乏なので高価なものは買えない、ということもありますが、シャンプー剤の場合、本当に防腐剤が入っていないと怖いからです。高温多湿の浴室に長期間置いておくシャンプー剤に防腐剤が入っていなければ、細菌やカビが発生するのは避けられないでしょう。

 「髪に栄養や頭皮に栄養を与える」と宣伝するシャンプーにも興味はありません。皮膚は排泄器官であって、栄養を吸収する場所ではないからです。頭皮と毛母細胞の栄養となるのは、血液を通して届けられる、腸で消化吸収された食べ物だけです。

     *     *

 同じシャンプー剤を使い続けてはならぬ、とあるのは、藤田氏が弁証法がわかっておられるのである。同じものを使い続ければ量質転化するからだ。これは食事でも同じくで、毒でないにしても肉を食べるのであれば、毎日食べるなら、ブタ、牛、鳥、ラム…と変えるべきであって、好きだからと毎日ビフテキなんかを食べ続けるのはよろしくない。




posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☀| Comment(2) | エッセイ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私は、ものすごい縮毛に、苦しみました。
でも、幼稚園児のころは、縮れ毛ではなく、かるい巻き毛でした。
いつから、こんなひどいことに?と、幼いころのアルバムをくると、3年生の春から、突然、ひどいことになっていました。

体質が変化したのか?と、思いましたが、9歳なんてころにそういう区切り目はありません。

そして、気づいたことは、昭和30年ごろから、石油製品がでまわり。多分、シャンプーが出だしたのだと思います。

私の髪は、とりわけシャンプーの化学製品、海面活性座員に、弱い、アレルギーなのだと思います。

昨年から、インドの薬草石鹸で、慎重に洗うので、洗うごとに、しっとりしてきました。

それでも、うっかり「海草トリートメント」という名前にだまされ自然由来の製品だと思い込んで使用したところ、数ヶ月の努力が、いっぺんで、元の木阿弥のがさがさになりました。

髪の毛なんか、アレルギーがあるかと思いますが、私の場合、顔の皮膚は、平気ですが、毛髪は、すぐにだめになります。

だいたい化粧品類は使わないようにしているのですが、使わないほうが肌にはいいようです。

シャンプーほか、一切つかわなくなって、ようやく髪の毛も楽になってきました。

個人差はあるでしょうが、私は、シャンプーはまったくだめです。
Posted by 神戸だいすき at 2017年01月06日 17:20
神戸だいすき 様
ご両親が縮れ毛でなければ、間違いなくシャンプーのせいでしょうね。お気の毒です。自衛するしかありません。
Posted by 神戸だいすき様へ(ブログ筆者です) at 2017年01月07日 12:07
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