2017年01月11日

ホタテ貝殻で野菜から農薬を除く


 なにかで読んだか、友人に教えられたか忘れたが、以前、ホタテ貝殻農薬除去パウダーを使っていたことがある。
 これは優れものだったが、簡単なようで面倒もあるので、1袋終わったあとは再購入せずにいつの間にか忘れていた。
 最近ふと、朝にスムージーを飲んでみようかと思い立ったときに、やはり野菜や果物は皮ごと入れたいと思って、それなら多少なりとも農薬が除去できる、昔使ったホタテの貝殻をまた使ってみようという気になった。

 これは原料はホタテの貝殻だけである。それを天日干ししてから、高温で焼成し、さらに粉砕した灰色のパウダーである。要するに貝殻の石灰を焼いているから、生石灰で、酸化カルシウム(強アルカリ性)の粉ということになる。

 畜産農家では消毒用に、生石灰を畜舎に撒く。農家では土をアルカリ性にするために消石灰を撒く。それと同じことである。ほかにも、こんにゃくの凝固剤に使われ、食品、化粧品など生活用品に利用される。壁や天井に塗られる漆喰(しっくい)は砂などと練りあわせたもの。
 私の子供のころは学校のグラウンドに白線として引いていたのが消石灰だったが、目に入ると有害と言われるようになって、今では使われなくなりつつある。

 これを水に溶かし、水酸化カルシム溶液(消石灰)にし、野菜や果物を切らずにしばらく漬ける。
 ものによっては、水の色が妙に変わり油分が浮いてくることがある。商品説明では、これで表面の残留農薬が40〜90%は除去できると書いてある。

 水酸化カルシウム溶液につけて、5〜10分たったら、すすぎ洗いして食べる。簡単といえばそう言えるが、仕事があり家事も忙しいなか、この時間をつくるのが結構大変で、だんだん億劫になってしまったのが過去である。
 野菜、果物の中まで浸透した農薬は除去できないが表面の農薬はある程度除去できるそうだ。

 農薬以外の野菜に含まれる物質が溶け出して、水溶液の色を変えているという批判もあるようだが、いくらかでも効果があるならやりたくなる。
 実際、不気味な油がドッと浮いているのを見るとゾッとする。
 農薬の多くは親油性だから(雨で流れないようにするため)、台所で水洗いしても除去できない。

 昔、家庭用洗剤が登場したときには画期的商品と持てはやされた。最初は「ライポン」という液体洗剤で、食器洗いだけでなく、野菜類の農薬除去もできると宣伝されて、爆発的に売れるようになった。
 家事評論家なんぞも動員されて、ライポンで洗わないと回虫なんかも除去できません、と脅された。
 なかには先米にまで使う人があらわれた。

 しかし、農薬除去はウソだったと暴露され、ライポンと調味料を間違えて料理に使った人が死んだかした事件が起きて、野菜洗いには使われなくなり、食器洗いだけになった。
 一方で、洗剤をどこの家庭でも使うようになり、汚水が川に流れて、いっせいに河川が泡立つ現象が起き、魚が死に、公害が大問題になった。

 ライオンや花王はそういう消費者騙しをやったことを、私は忘れない。
 農薬が怖いからとて、自然食店で買うとなると非常に高く、庶民にはなかなか手が出ない。どうしても安いスーパーマーケットで購入することになる。
 それでガン患者が多くなり、病院がウハウハになるという循環。

 この大問題をいかに解決するかが人類の喫緊の課題なのだが、なかなか無農薬、無肥料の作物は実現しない。
 で、せめて家に届いた野菜の農薬をなんとか少しでも除去できないかという発想の一がこのホタテ貝殻の利用なのだが…。




posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☀| Comment(2) | エッセイ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
誤:やrいたくなる,ミリと
Posted by 間違い探し at 2017年01月11日 15:16
素晴らしいですね。
ホタテの貝殻、私も調べてみます。
Posted by Yuuri at 2017年01月12日 15:24
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