2017年02月08日

「日本出身力士」ってなに?


 初場所で稀勢の里が優勝し、晴れてやっと(!)横綱に昇進した。日本中が喜んだ。
 新聞記事のなかでちょっと気になったのは、「日本出身の力士としては三代目若乃花以来19年ぶりの横綱」という書き方である。各紙みんなそうだった。
 日本出身? そりゃないんじゃないか。モンゴル出身とか、ハワイ出身という言い方はあるが、ここはそも日本なんだから、わざわざ「出身」と書くことはない。

 日本人力士としては若乃花以来、と書くのなら違和感はない。日本人力士と言ったらいけないのか? これはモンゴル人やエジプト人じゃないから、と言いたいのだろうが、日本出身といえば、「外国籍だが、日本生まれ、日本育ち」というニュアンスが含まれてしまう。ザイニチなのか?という疑念を生じさせる書き方なのである。

 メディアの記者どもは、どうもグローバル思想に毒されていて、国境をなくしたいと夢を持っているのだろう。だから、世界はひとつになって、国境はなくすが、それでもある人間がどこの国の出身かは判別することが残るだろうから、当分その表記は残ると考えているはずだ。
 日本人とかアメリカ人とかの概念は過去のものにしたいのだ。

 その愚かな夢が、今度のように「日本出身力士」という表記にさせる。
 グローバルこそ理想だとしているから、反日サヨクは蓮舫の国籍問題をどうでもいいと捉え、問題にする奴は人種差別だとまで言ったのだ。

 あるいは、グローバリズムを否定してアメリカ大統領になったトランプが、憎くてならない、となっている。
 よって、ささいなことながら、稀勢の里を「日本出身」と書きたくてならないのだろう。

 サヨク司馬遼太郎が、『この国のかたち』なる本をだしたあたりをきっかけとして、「わが国」とか「日本」とか表記しないで、「この国」とするのが流行したかに見える。サヨクは司馬の言い方に大喜びしたのだろう。サヨク、グローバリストは「わが国」とか「日本人」と書くのがたまらなく嫌だったにちがいなく、それを司馬が「この国」と言えばいいと教えてくれたから、とびついたのだ。

 それと同時に、自分を育ててくれた国家を棄てられて、世界市民にでもなれたと思ったか。
 ホンマ、サヨクはアタマ悪いなあ。



posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☀| Comment(3) | エッセイ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
仰る通り!「日本出身」は詭弁!おれも日本出身の日本国籍所持者だ!
Posted by プロサルファーゴル at 2017年02月08日 13:09
モンゴル出身、日本人力士:旭天鵬 2012年5月場所優勝
日本出身、日本人力士:琴奨菊 2016年1月場所優勝
アメリカ出身、日本人力士:武蔵丸 1999年5月場所後横綱昇進
日本出身、日本人力士:稀勢の里 2017年1月場所後横綱昇進
Posted by 間違い探しの人 at 2017年02月08日 15:43
そうですよね・・・私は、稀勢里って、日本人ではないのかと二度見しましたよ。

ちゃんと両親とも日本人で日本生まれの日本じゃないですか?
「え?」その後も、なんども、聞き返したい思いがしました。

不愉快ですよね。
Posted by 神戸だいすき at 2017年02月08日 18:54
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