2017年02月27日

クルマの選び方(1/2)


 apollon様から、以前、本ブログで書いた「自動車の選び方」をもう一度見せてほしいとのご要望があったので、2008年6月にアップしたものを、以下に再度掲載します。


《1》自分を何か一流のものに位置づける車
 もこにゃ様から、車に関して以下の質問をいただいたので、お答えしたい。

 「ブログ主様おすすめの車はなんですか(^^;武道家なら何がおすすめでしょうか? 医療関係者なら何がおすすめでしょうか? また、芸術家なら何がおすすめでしょうか? 車が大好きなもので、以前からお聞きしたくてしかたありませんでしたm(._.)m

 これはわが流派で教えられることだが、一言でいえば、車はステータスなんですね。あるいは自分は文化を背負っているという自負を持つため、育てるためのツールが車である、と。
 どんな車を選ぶべきかを端的に述べれば、自分を一流の何か(医者とか、指導者とか、芸術家とか)に位置づけた車に乗ることです。
 自分が一流になるため、一流と見られるためです。一流と見られるためには、その車にふさわしい人間になる努力が必要ですから、一流の車を選ばねばなりません。

 その意味でまず外見、デザインは大事です。見た目で周囲の人は判断します。そしてその車の「格式」がその人に相互浸透して、その人を創ります。その観点から選ぶ必要があります。
 例えば社長ともなれば、ベンツ、プレジデント、センチュリーといったところを選ばないと格好がつきません。黒塗りのベンツで会社や取引先に乗り付けるところに意義があります。そうでなければ、相手に軽んじられる、見下されることにもなります。

 ですから車を選ぶ際の眼目は2点。自分がどういう人間になりたいか、そのために車をどう利用するかであり、もうひとつは、人からどう見えるか、に尽きます。次に車の性能、安全性、さらには名前も大事です。名前の付け方はトヨタがうまいですね、クラウンとかカローラとか。日産はスカイラインだけはうまかった。三菱はへたで、デボネアなんて…名前だけで乗りたくなくなるでしょう。

 武道家なら? 医療関係者なら? 芸術家なら? ということですが…一般的述べてみます。
 武道家なら強そうに見える車でしょう。それも現役ばりばりの人なら力強く、自分の運転技術でコントロールするのを味わうような(つまりコンピュータ任せにしない)車を選ぶこともあるでしょう。もっと指導者とか達人の雰囲気を自分で演出したいのなら、走りの良さに重厚感を加えたような車を選ぶとか。
 重厚感といっても、社長室のようなくつろぐ感じではなくて、雰囲気としては重戦車をイメージできるような車がいいでしょう。アウディにはそれ(辺りを睥睨(へいげい)する)がありました。グレードの低いアウディA4くらいではちょっと無理ですが。

 医療関係者といってもさまざまですが…、軽自動車では患者に権威を示せませんから、やはり重厚などっしりした安心感のあるような車になるでしょう。人様の命を預かるに相応しい車であるべきです。ベンツやBMWなど高級外車はいいのですが、患者が見ると、「ああ、ワルをやって儲けているな」と思われかねないのが、むずかしいところ。ほどほどの高級車にするか、そんな周囲の雑音を気にしないか、ですね。
 看護婦やパラメディアカルとなれば、これもそう高級車に乗るわけにはいかないでしょうね。身分不相応と言われますから、せいぜいマーク2、セフィーロ、インスパイアといったクラスでしょう。

 芸術家は多様でしょう。個性大事ですから、自分が重厚感のある作品を創りたいならベンツとかプレジデントとかでしょうし、文化を語るレベルならロールスロイス、ジャガー、レンジローバーなど。もっと軽快で切れのいい感性にしたいというのであれば、スポーツタイプの車がいいでしょうし、野生みたいなものを追及したければオフロードタイプのRV車、五感を磨きたいならオープンカーとか。

 ハイブリッドのプリウスは燃費では魅力ですが、小さくてステータスになり得ません。近所を走る下駄代わりとしての車ならお勧めできるでしょうが。「見せつける」という目的には合わない車ですね。
 一般的に捉えるべきところを書きましたが、それぞれ一概には言えないと思います。

 それに、個人のありかた(個性)があるうえに、その人間の目指すところによっても変わってきます。例えば、自分がどうも弱気で臆病だけれど、もっと堂々とした人間になりたいと望むのであれば、極端な話、ダンプカーがいいわけです。ダンプではいかにもガサツですが、そんな押し出しのある車、つまり街を走っていたら周囲がどいてくれるような周囲を圧する感じの車がいいでしょう。

 周囲を睥睨しながら運転したい、志を把持する感じを持ちたいというのなら、車高が高いRV車がいいでしょう。トラックに乗れば、「怖いものなんかないぞ! どけどけ!」という感じになるでしょう(笑)そんな感じがいいわけです。
 逆に、ビッツとかシティなんかの軽量感のある車を乗り回していると、その軽さ、手軽さと相互浸透します。

 つまり極端にいえば寝間着のまま乗り込んでも平気な感じになります。しかしベンツやアウディ、セルシオ、マジェスタあたりなら、一応構えて乗る感じになるでしょう。寝間着では乗れないというか。タキシードを着ないと相応しくないような気分にさせられるでしょう。
 しかも車は家とは違って、運動性がありますから、相互浸透が運動性を帯びたものになります。躍動感を含んだ認識が育つのです。

 このように書くと、車をそんな「見栄」で決めるのはおかしい、なんて文句を言ってくる人もいるでしょうが、そういう人は世の中の現実を知りません。そんな人だって、大企業の社長が日産モコ(すでに生産中止)のような軽自動車で自ら運転して会社に乗り付けたら笑うはずです。
 逆にセールスマンが個人の自由だとばかり、最高級のベンツで客の所に乗り付ければ「なまいき」と思われて、仕事ができなくなるでしょう。

 車は実用本位でいいんだと反発したい人は多いでしょうが、実用本位の車は、どうしてもステータスにはなり得ませんね。トヨタハイエースみたいなワンボックスカーは実用的には、荷物もたくさん積めていいでしょうが、そんな車で例えば「アカデミー賞の授賞式」のようなところに乗り付けるわけにはいきません。
 多くの教師は人からどう見られているか、人はどうあなたを見定めるかがわかっていないのでしょう。



posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☀| Comment(2) | エッセイ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
誤:対照的事実
正:対象的事実
Posted by 間違い探し at 2017年03月02日 09:55
コメント対象記事を間違えました。
対照→対象の指摘は「弁証法的な運転の仕方(1/2)」に対するものです。
Posted by 対照的事実 at 2017年03月02日 10:04
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