2017年06月19日

エアバッグのタカタ倒産も遠因はマスゴミ


 エアバッグのタカタが、ついに会社更生法を申請し倒産する。

 2017/6/17付日本経済新聞より。
「欠陥エアバッグ問題により迷走を続けてきたタカタが民事再生法の適用申請をすることで最終調整に入った。最初に不具合を把握してから10年余り。日米を中心に約1億個に達するリコール(回収・無償修理)は途上で、不安は払拭されないままだ。安全に関する部品を手掛けながら消費者目線を欠いた経営陣の危機意識の低さ、甘えの構造が問題の抜本解決を遅らせた。」


 タカタが悪いといえば悪い(自業自得)には相違ないのだが、マスゴミの報道姿勢はだいたい似たり寄ったりで、日本企業を叩いて事足れりにしている。
 ことの発端は、アメリカでのリコール騒ぎだった。
 だから、日本のマスゴミはアメリカメディアと同調して、タカタを一斉に罵倒した。タカタが欠陥品をつくってしまった背景なんかは絶対に調べようとはしなかった。

 世界で認められた優秀な商品だったはずが、なぜ失態を招いたかは、ただ単に日経新聞が言うように「消費者目線を欠いた経営陣の危機意識の低さ、甘えの構造」などと言っていれば済む話ではない。
 
 この点に関して、高山正之氏が馬渕睦夫氏との対談本『日本人が知らない洗脳支配の正体』(ビジネス社)で、次のように暴露している。

     *     *

高山 2008年から断続的に続いたタカタのエアバッグ問題は、2015年にアメリカの道路安全局が企業の不祥事と位置づけて最大2億ドル(約240億円)の民事制裁金を科すと発表していました。
 実はあの製品はタカタがメキシコに工場を展開してメキシコでつくった製品なんです。
馬渕 メキシコの部品を使っているんですよね。

高山 おまけに工場を監督したのはアメリカ人でめちゃくちゃな労働条件で工場を稼働した結果、10億ドル(約1150億円)の罰金でしょう。
 工場をアメリカに置いて、日本人の監督下でメイドインUSAにしておけば責任も何もかもアメリカ国内の問題になっていた可能性があるのに、メキシコなんかで製造するからあれだけの大不祥事になってしまったわけなんです。あれもNAFTA(北米自由貿易協定)か何かに便乗したことが、そもそも最悪だったわけですよ。

馬渕 それに気づいたらアメリカにむしり取られているんですからね。
 タカタのケースだって、外国製品を使って外国で生産しているからそうなるわけで、それがグローバル企業の大きなリスク面なんですよ。いい面はあるかもしれないけれど、だいたいこうした問題を起こす企業は必ず外国の企業とかかわっているからやられるんです。

 話が飛びますけれど、東芝がそうでしょう。あれはアメリカの原子力産業をGEなどと支えてきたウェスチングハウスの原子力部門を高い金で買ってしまったから、破綻寸前の状況になっているんですね。
高山 東芝は潰れる可能性大で、まさにペテンですよ。


馬渕 潰れるでしょうね。あれはものすごく高い買い物だったんですよ。初めにウェスチングハウスから声をかけられた日立製作所は、あまりに高い価格を提示されたので降りてしまい、そこで手を上げたのが東芝だったわけです。
 だから狙いは東芝潰しですよ。粉飾決算が問題ではなく、それを口実に使っているのでロッキード事件と同じですよ。

 あれは東芝から原子力部門を引き離すという戦略に基づくもので、東芝はまだ原子力部門にしがみついているでしょう。原子力部門を売れば東芝叩きは終わりますよ。そうするとあの東芝問題とは何だったのかがわかるわけです。ところが日経新聞あたりは、そんなことは何も報じないで「粉飾決算」と違うところで攻めています。

高山 そういう意味でアメリカは強敵ですね。

     *     *

 かくのごとく、アメリカは性悪で、腹黒く、友人なんかじゃない。それを念頭に置いて付き合うしかないのに、日本の政府も、企業もお人好しである。「おぼこ」である。

 最初にしたためたように、「安全に関する部品を手掛けながら消費者目線を欠いた経営陣の危機意識の低さ、甘えの構造が問題」なのではない。タカタの外国人に対する判断の甘さが根底にあるのだ。
 アメリカばかりではなく、支那へ進出した企業も同様の手痛い仕打ちを被っているではないか。

 背景にはいろいろあるけれど、これもまた日本のマスゴミがずっとやらかし、サヨクが声高に扇動してきた「ポリティカル・コレクトネス」が効いているのだ。
 例えば、人権、自由、友好、反権力、西洋こそ世界のリーダーなどといったキレイ事でものごと全てを割り切り、反する者を反動とか差別だとかレッテルを貼り、言葉狩りをやって、価値の一元化をやらかしてきたことである。

 この洗脳の流れに、例えば「環境に優しい」とか、「弱者重視」とか、「民主主義」とかが乗って、すべてをポリティカル・コレクトネスに仕立てて、異論を封じるから、アメリや支那が邪悪だという目を摘んでしまうのである。




posted by 心に青雲 at 04:00| 東京 ☁| Comment(3) | エッセイ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本の企業が、どんどん食い物にされていって、悔しく悲しい限りです。
下請企業への影響も多大なるものでしょう。

最近思います。
日本人が一生懸命働いても、利益は食い尽くされてしまうんだから、もう、定時あがり、土日休暇+ロングバケーションをとったらいいんじゃないか、って。
貧しければ、逆に子だくさんになるし、移民や不法入国も少なくなるし・・・。

どうしたらよいのでしょう。
やはり、世界は、良い人が少ないと認識して、食い物にされないように賢くなって戦っていくことなのでしょうね。

Posted by りちか母 at 2017年06月19日 10:47
本当にね・・・ため息が出ますね。
日本人のいたいけなさというか・・・だらしなさというか・・・だまされやすさというか・・・
Posted by 神戸だいすき at 2017年06月19日 20:45
神戸だいすき様
おっしゃるとおりですが、私は主にマスゴミ人の卑屈さが大きな原因だろうと申しあげています。
Posted by 神戸だいすき 様へ(ブログ筆者です) at 2017年06月20日 12:02
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